話題のFP資格って、フリーランス人生の役に立つの?
こんにちは、フリーランスなfunenoです。
FP技能士って、ちまたでよく騒がれてませんか? ファイナンシャルプランナーが吸血鬼の相談に乗るCMがやっていたり、本屋に行くと、資格コーナーでよく平積みにされていたり……
正式名を、ファイナンシャル・プランニング技能士。
超ざっくりいうと、世間一般のお金まわりのことに詳しくなる資格です。税、株、相続、保険……お金まわりのことって、いろいろありますよね。それを6章に分けて書いてある本を丸暗記して挑む試験です。
ちょっと調べた人は知ってると思うんですけど、この資格、取っても役に立たない資格の上位に挙がってくるんですよね笑。
資格偏差値も高くないし、独占業務があるわけでもない。就職でアピールするなら1級じゃないと話にならない(なお、著者が持っているのは2級です)。
さて、こんなFP資格なんですけど、フリーランス生活の役に立つのか?
結論から言えば、ちゃんと覚えれば意外と役に立つ。これから何の役に立つのかを書いていきたいと思います。
〈著者がFP技能士を取った動機〉
ざっくりいうとライティング案件獲得のためです。
著者はイラストレーターが現在本職なのですが、ライティングの案件も時々受注しております。クラウドソーシングサイトにいると、ライティングの契約条件のところに、しばしば「FP資格保持者」って書いてあるんですよね。
ライティング案件がもっと取れるようになるには、FPってやつが必要なのかもしれない。と、当時何も知らなかった著者は思いました。
ご参考までに、著者が当時いた地獄はこちら↓
調べてみるとFP3級の合格率は80%を超えているんですよね。
2023年1月に至っては、学科85%、実技などは、88%もある(FP協会の方)。チョロいじゃんか、これくらい取っとけばいっか、と思い立ち、すぐさま試験対策を始めました。
FPの2、3級は、年3回あるので、ものすごく気楽な気持ちで受けられます。ただし受験料がなかなか高いので緊張はしました。
※学科も実技も取らないと合格できません。学科+実技の料金が基本的な受験料です。
というわけでいろいろ端折りますけど、1年間で2級まで取ったんですね。
しかしライティングの契約は取れなかった……
2級くらいだと、わりと時間に余裕がある人は取ってあるんですよね。そしてわりと時間に余裕がある人、っていうのがクラウドソーシングに住んでいる人なんですよね。なので、競争率が高いんですよ。タスク案件しか取れなかった……
結論・FP2級程度ではライティングの役には、ほぼ立たない。
〈で、結局何の役に立ったのか〉
というわけでライティングの役には立たなかったんですが、FPで学んだことが無駄になったわけではないですよ。
FPやってよかった、と思ったのは、
・国民年金基金に入った時
・確定申告
・開業届出し
この3つの時ですね。
所得って色々種類があるけど、何の所得に振り分けると得かとか、確定申告は何月何日までに出すのかとか、帳簿はいつまで保存しとくのかとか、青色申告の申し込みはいつまでにするのかとか。
そういうのが予備知識としてあるから、テンパりにくい。
著者はFP取った年が確定申告初めての年だったんですけど、FPのおかげでわりとスムーズに行けた感じです。
また、FPでは、自営業者のための社会保障についても学べるので、ここで国民年金基金がどういうものなのか知ることができました。
FPは、自分のお金を自分で管理することが多いフリーランスにこそ、おすすめできる資格かなと思います。
〈まとめ〉
フリーランスの方は、お暇があったらFP勉強してみるのもいいかもですよ。
株と投信やってたり、経済系ネタ得意な人は、FPの資産運用の章をほぼ勉強しなくていいから楽だし。相続をしたことがある人は、相続の章に強いだろうし。
体感ですけど、3級はちょろいですが、2級はけっこう学習に時間がかかりました。どっちも時間があれば独学で行けるレベルです。
なお、「FP協会」と「きんざい」の二つの団体がFP試験を実施しているのですが、もし受験を考えるなら、「FP協会」のほうが問題カンタンなのでそちらで受けることをおすすめします。
なおアイキャッチ画像のイラスト、背景のあしらいはイラストACより。
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