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ロボティクス産業の未来を読み解く-FUNDINNO未来産業レポート-
ベンチャー企業が創り出す新市場や産業の未来を考えるヒントをお伝えする「FUNDINNO未来産業レポート」
今回は「ロボティクス産業」をテーマにお伝えしていきます。
日本を支えるものづくり、ロボティクス産業の未来を考える参考にして頂けましたら幸いです!
ロボティクス産業とは?
ロボティクスとは、ロボット工学と呼ばれるロボットに関する技術研究の成果を活かした産業領域です。
AI、ドローン、自動運転などといったバズワードを支える領域であり世界的に注目を集めています。
ロボティクス業界のトレンド
ロボティクスは、産業用、家庭用それぞれに市場が存在しています。
身近な家庭用ロボット領域では、LOVOTを前澤ファンドが買収したニュースがベンチャー界隈では話題になりました。
ロボティクスは生産性向上・効率化の役割が求められる中で、「役に立たないけど可愛いロボット」が家庭用では注目を集めていることは興味深いです。
このジャンルは、家庭用エンターテイメントロボットと言われています。
SONYのaiboも同じ分類に入ります。
成長の勢いが止まらないロボティクス産業
多額の投資がロボティクス産業に流れてきており、これからさらに大きな変化が予測されます。
下記は、市場規模の推移に関するデータと予測です。
ロボティクス市場の成長率
・2021年の世界のロボット市場規模は1億5519.5万米ドル
・2022年から2030年までの予測期間において、年平均成長率(CAGR)27.7%で推移すると予測
・2030年には140150.9百万米ドルに達すると予測
中国では、政府によりAI・ロボット活用の推進のため多額の投資が行われているようです。
「中国は、世界で最大かつ最も急速に成長しているロボット市場の中心地だ。中国製造2025計画など中国政府が関わる契約案件によってAI技術の研究開発が活性化しており、その投資規模は今やシリコンバレーの新興企業に匹敵するほどだ。現在のところ、ロボットとAIにおける中国の動きは猛烈な勢いを保っており、イノベーションが減速する兆しはない」
成長が持続するか疑わしいとの声を打ち消すデータとして、中国は今や米国より多くのロボットを輸出しているとする推計もある。
日本のロボティクスベンチャー
ここからは、FUNDINNOで資金調達をしている、ロボティクス産業の未来を創るベンチャー企業をご紹介します!
ご紹介するのは、「日本におけるモノづくり企業の資金調達の実態」をテーマとしたイベントにご登壇頂いた3社です。
『クラウドファンディングとモノづくりベンチャーの最前線』
クラウドファンディングの概要(購入型、寄付型、ファンド型、株式投資型)と資金調達手段としてみたクラウドファンディングについて紹介いたします。日本におけるモノづくり企業の資金調達の実態について、官民学の視点からディスカッションします。
アーカイブ配信はこちらから視聴可能です。
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①ダブル技研株式会社
最先端技術のコアとなる、画像認識処理を担うアルゴリズム「LISr(ロジカル・イメージ・センシタイザー)(略称:リサ)」を開発しているベンチャー企業です。
![](https://assets.st-note.com/img/1650438965326-m916PiC1ja.png?width=800)
未来のロードマップ
・セキュリティ市場でのポジション確立
・チップ化製品の普及活動本格始動
②株式会社Hakobot
カスタマイズ可能で走破性の高い配送ロボットを開発するベンチャー企業です。
![](https://assets.st-note.com/img/1650439081160-wVNpBiW6hD.png?width=800)
未来のロードマップ
2022年:プロダクト開発フェーズ2(屋内・屋外)の年度内開発を目指し、実証実験パートナーとの提携を行う
2023年:プロダクト開発のフェーズ3(公道仕様)の年度内開発を目指し、販売代理店等との連携を強化
2024年:公道利用での法改正も見据えた仕様での量産体制の確立
2025年:各種認証を取得し、海外進出を実施
KPI:2026年内に400台以上のロボットの販売を計画
③株式会社トルビズオン
![](https://assets.st-note.com/img/1650439131220-XOiP5bLmUI.png?width=800)
ドローンを社会実装するために、先進的な動きをしているベンチャー企業です。
未来のロードマップ
2022年:航空法改正のタイミングにあわせ、「Sky Road」をサービス化
2023年:サブスク型BtoBドローン航行支援サービス「SkyaaS : スカイアズアサービス」のトライアル開発
2024年:「Sky Road」の全国展開及び「SkyaaS」の実装へ
2025年:グローバル展開へむけた準備
![](https://assets.st-note.com/img/1650438340595-JcaldzMqYO.png?width=800)
上記のベンチャー企業は、先日に開催した2022国際ロボット展『クラウドファンディングとモノづくりベンチャーの最前線』で講演もして頂いています!
詳細はこちらの動画をご参照ください。
まとめ
ロボティクス産業はm2030年には140150.9百万米ドルに達すると予測されており、成長の勢いは止まらない
中国を中心に、海外ではロボット産業が国家戦略とも紐付き投資が加速
日本のモノづくり産業も、ロボティクス分野は株式投資型クラウドファンディングを実施するベンチャー企業が増えている
今後もロボット産業の未来をつくるベンチャー企業の存在から目が離せません!
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました!
今までの未来産業レポートは、こちらのマガジンにまとめています。
ぜひ、ベンチャー企業が創り出す未来の可能性を探るのに、参考にして頂けましたら嬉しいです!
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