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〖事後考察〗ISM製造業景況指数

発表されたISM製造業景況指数について解説します。
事前考察でドル見通しも掲載しましたが、ほぼ予想通りに値動きしました。よかったらnoteに掛かれている「事前考察」もご参照ください。答え合わせができます。



❏ 結果

全体的に景気悪化が目立つ結果

非常に悪い結果でした。アメリカの景気は減速しつつあると示唆するデータと理解できます。これが一時的な在庫調整なのか、それともついにリセッションへ向かい始めたのか?そういう判断をすべき状況となりました。6/5発表のISM非製造業景況指数(サービス業)も注目です。

▶マーケットが受けた印象

ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は声明文で「企業は現行の金融政策やその他の状況により、投資に二の足を踏んでおり、需要は依然として見通せない」と指摘。「企業による投資には、サプライヤーへの発注確約、在庫積み増し、設備投資などが含まれる」と述べた。
(引用:ブルームバーグ)

詳細指数では「雇用」こそよかったものの「真意受注」「仕入価格」が急激に悪化しました。これはつまり、消費サイドが弱く在庫が蓄積されて、生産注文が入りにくくなってきたという意味です。材料や部品の注文も不要になる事から、工場の仕入価格も下がったと推察できるでしょう。

なおISMによると、プラスチック・ゴム製品、機械製品の製造が弱含みだったと報告されています。


❏ データ分析

ISM非製造業景況指数の発表後に解説します。


❏ まとめ

製造業データを見て、やはりアメリカの個人消費は冷え込みつつあると感じました。感じたと表現したのは、まだ確証に至らない部分もあると意味で、「直感的にはアメリカ経済は、これまでと違う雰囲気になった」と思っています。確証にはもう少しデータが欲しいですね。

明日、非製造業データがでてきて、金曜には雇用統計、来週にはFOMCとああり次々ファンダメンタル情報を確認できます。パウエルFRB議長も、直近の景況感について何らかの言及をするでしょう。
今後のデータを確認することで、トレードチャンスも広がると思います。


記事は以上です



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