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修士号ガチャ〜2023年2月の詩〜

最近、プログラミング構築に明け暮れる日々・・・手が痛い
しかし、今の勤務校の生徒に1日も早く冗長で長い補助資料ではなくスタイリッシュなチャットbotを使ってほしい。そんな最近です。

毎日2023年の月詩を公開する第2弾の作品です。無事卒業できてよじゃったです。
書くイベントも開催中ですのでHPをご覧ください。

また、注意書きについてはこちらの記事をご参照ください。説明部分は全文公開すると電子書籍を購入してくださった方に申し訳ないので便宜上有料にしています。

一回あたり1,588,500円
「理学・工学・学術カラ、学位ヲ習得デキマス」
「ガチャ」
「オメデトウゴザイマス。アナタハ学術ノ修士号ヲ取得シマシタ」
「コレカラ社会ニ生カシテイッテ下サイ」
「ドカッ」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・ピー・・・」
「・・理学・工・学・学術カラ、適シタ学・位ヲ・・・」

著作より

工学をメタからみたいと言って九大を飛び出した(九州だと入学費と生活が払えなかったのが3割、決断前に合格先の研究室の教授と元いた研究室の教授が何故か会う機会があって、報告なしに受験したことが発覚し、ひくにひけない状況になったことが3割くらいを占めるが)。東工大だけれど、必ずしも「理系」だけとは言えない研究をした。インタビュー調査やフィールドワーク、歴史的資料の読み方、社会科学的者の考え方などとても新鮮なことを学ぶことができた。コロナ禍の大学院生活ではあったが副専攻を持つこともでき、それなりに充実させられたと思う。
それでも卒業のタイミングは来てしまう。その修士号には実は種類があるのだ。基本は「学術」という総合的な修士号が認定されるらしい。しかし、適する理由があれば「工学」と「理学」での取得も可能だそうだ。私の研究は工学を見つめ続けたから、工学修士が欲しいと述べた結果晴れて「工学修士」で修了することになった。学位も「工学」なので、歴とした「エンジニア」ですね。はい。とにかく無事に修了できてよかった。たくさんの方にお世話になりました。どうもありがとうございました。
 詩は最近の世の中〇〇ガチャが増えていることから遊び心で書いてみた。別に学術の修士号にネガティブなイメージはない。リベラルアーツで認められている先人の多くにも学術修士号は多くいる。本来は研究内容「志向倫理が拓く新たな工学教育」に関連した詩を一生懸命に書いていたが、今のPoetryFactoryの詩人としてリーダーシップを発揮してくださっているHさん曰く「詩は意味や主張を伝えるものではない。意味や主張は文章の役割だ」と言っていたことを思い出し、論文あるのにわざわざ詩にする必要性が薄くなった。
 

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