インターネットと共に青春を過ごしたオタクの話

  はじめてインターネットを使ったのは小学3年生のとき。ついに我が家にもデスクトップタイプのパソコンがやってきた。子供の私はYAHOO!きっずしか触らせて貰えなかったが、そこそこ満足していた。ポケモンガーデンというゲームやパフェを作るゲームでよく遊んでいた。4年生になった私はお隣さんでもある友人宅で放課後はYouTubeをよく観ていた。この当時はインターネットよりも外で遊ぶことが好きだったので自分の家でパソコンに触れる機会は多くなかった。

高学年になると大きな出会いが待ち受けていた。クラスで1番インターネット操作に慣れている友人が観せてきたのはニコニコ動画だった。当時はドナルドのmadや手描き動画が流行っていた。涼宮ハルヒにハマった友人らがハレ晴レユカイの振りを練習していたのを眺めていたこともあった。どんどんオタクの世界へと足を踏み入れていった。また、ヘタリアを勧められたことも重なって中学に上がる前にブログも立ち上げた。

娯楽の少ない田舎だったためか私はよりいっそうネット三昧で過ごす日々だった。私の通っていた中学では、インターネット禁止、ブログ禁止、という校則があり指導室に呼び出しを食らうこともあったが気にすることもなく放課後は毎日ネット三昧に明け暮れた。ブログや小説を書いたりpixivやTwitterに下手なイラストを投稿したりと黒歴史も多いが今より元気だったのではとも思う。この頃はアメーバピグや歌い手が流行っていた。色んな意味で話題になったカゲロウデイズも同じ時期だった。すっかり夢中になってしまった私は勉強そっちのけでのめり込み、部活やクラスでの人間関係のストレスをSNSにぶつけていた。1日1度はPCを起動しなければいけないほどのネット中毒になってはいたがこの頃のインターネットが一番楽しかった。

高校生になるとスマホを買い与えられたことでPCを授業意外で触る機会は減ったが、中学生の頃の延長でSNSは毎日覗いていた。ただ、高校生にもなるとある程度慣れてインターネット上でのルールやマナーがわかってくるため中学ほどインターネットに狂うことはなかったように思える。


大人になった今、Twitterで自身の気持ちを吐き出すことはあってもこのように長文を書いて発信することはなくなってしまった。ここで今長文に挑戦しているのもブログを書いていたあの時以来なのではないか。

ネットに初めて触れたのは小学生のときだったが、私の初めてのインターネットというとニコニコ動画やpixiv、アメーバピグやTwitterを知った一番楽しかったあの頃のことではないかと思う。

今やTwitterもあり方を変え、他のサイトも衰退していっている。今後インターネットがどういった形に進化していくのか私も見守っていこうと思う。

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