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【ふなログ353】山頂に辿りつくために、最大限の準備と覚悟で臨んでいく


本日も「富士山」ネタで行きます。


人生を生きること自体を
「登山」に喩えるのが昔から好きでした。


目指したいところ、
叶えたい願いに向かって
一歩一歩足を踏みしめながら
段々と近づいていく。

あの原体験が
みっしりと身に付いているからだと思います。
→人によっては、マラソンなのかも


一昨日、
今年の7月に富士山に登ることを決め、
「山頂で上半身ハダカになってアホになってやる!」
という企画を立ててしまいました。

しかしこれは、
決して奇矯な振る舞いで目立ってハイになりたい、
などという
薄っぺらい動機ではありません。
(まぁ、最初少しだけ無いこともなかったですが)


富士登山は
ハイキングとは全く異なり、
天候は変わりやすく、
悪天候に変わると
空気抵抗がある服を着ているとたちまち
飛ばされそうになる程の
強風が吹き荒れます。

また、当然ながら
山頂に近づくにつれ酸素は薄くなり、
一歩一歩が重くなります。

焦って早く登ろうとすると、
急激な変化に身体が適応できず、
頭痛や吐き気を伴った
「高山病」にもかかってしまいます。


同じような岩肌の中をひたすら歩み続け、
「あそこが頂上か!」と思ったのも束の間、
その場所に近づくと
さらに向こう側にも
「頂上らしき」場所が見える。

その繰り返しに嫌気を覚えながらも、
ひたすら一歩一歩進み続ける。
忍耐勝負です。
それは人生そのものです。

しかも苦労してたどり着いた
山頂付近は
真夏でも真冬並みの寒さ。


過去、
6年連続チャレンジしましたが、
4回山頂まで到着。
しかし2回は悪天候で途中で
断念して下山しました。

下山を決断する時の悔しさは、
今でも覚えています。

そんな過酷な状況を切り抜けて、
山頂でアホなことをやる気力など、
これまでの経験では全くなく、
登頂した後
30分くらいで下山したものでした。


そこをあえて、
アホなことをやるというチャレンジです。
これまでと同じように登るのではなく、
プラスアルファのチャレンジ。

そのためには、
事前の準備や計画はもちろん、
身体も鍛えていかなければなりません。


奇しくも、
毎日日課として拝読している
『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』

の3/7(月)に掲載されていたのが、
エベレストに登頂されている冒険家、
三浦雄一郎氏の話でした。

大きな山にチャレンジする際には、相当緻密な準備が必要です。例えば建物でいうと、プレハブのような簡易住宅を建てるのなら、設計図も要らない。ところが超高層ビルを建てるとなったら、ハイテクから地質調査から、あらゆる現代化学、技術の粋を集め、プロを結集する。そしてとんでもない歳月をかけ、犠牲を払う。大きな山というのは、そういう要素があるわけです。想像力を働かせて、あらゆる場面を先に予測して、準備をしておかなければ死んでしまうわけですから。
(中略)
やっぱり頂上に行く前に夢を捨てないことと、最後は笑って死ねばいいという覚悟があったから、できたことだと思います。そういう覚悟があったから、できたことだと思います。半分助かろうということでは、何もできないですね。
『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
3月7日:リーダーは上機嫌で希望の旗印を掲げ続けよ 三浦雄一郎(冒険家)


富士山とは比較にならない
過酷さが伺えます。

富士山でさえ、
それなりの準備が必要であることを考えると、
ましていわんや、エベレストは
というところでしょうか。

素人には
とても想像も及ばない領域です。


「頂上に行く前に夢を捨てないこと」
そのために覚悟して、
ありったけのことを集中して準備する。

想像力を働かせて、
最悪の事態にも備えるよう
予測しながら対策を講じる。


これは、仕事でも同じです。
自分の仕事でも
「ここまで集中して生命をかけて取り組んでいるか?」
と聞かれると、
正直とても恥ずかしいレベルではあります。


しかし、
人生で達成したいことを目指すためには、
恥ずかしいままで
終わらせておくわけにもいかず、

少しでもこの状態に
近付き努力をしていくことは、
今の私にできることだと信じています。


普段のエンジニアの仕事、
インストラクターの仕事においても、
チャレンジする気持ちを常に忘れず、

お客様の期待以上の質を
お渡しできるよう、
最大限の準備とパフォーマンスを発揮していく。


しかし、
それは一朝一夕に
実現できることではなく、
とてつもなく地道な取り組みが飽和した時に
実現されるもの。


富士山頂で上半身ハダカになって
ムッキムキになる!などというのは
ただのオマケであって、
苦難を乗り越えたご褒美に過ぎません。
(ん?ご褒美??)

そんな取り組みを
登山だけに留めるつもりはなく、
同時に、普段の仕事にも横展開しながら
日々を過ごしていく次第。


システムエンジニアの仕事と
インストラクターの仕事を
個人でも契約できるように
今年は目指していきます。


私でなければ出来ない
立ち位置、ポジションを見出しながら
そんなことを計画しています。


登山では、
少しだけ「お祭り要素」な
チャレンジを用意したものの、
「戦いは既に始まっている」のです。

いまから
ワクワクドキドキが止まりません。

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