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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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2016年5月の記事一覧

文章に正解はない?

文章に正解はない?

文章に正解はない。みんな簡単にそう言う。たぶんぼくも、わりと簡単にそう言ってきた。そしてぎりぎりのところまで煎じ詰めていうと、それは正しい。正解なんかありっこない。

けれどもやっぱり思うのだ。「ある」と思って書かないと、「そこ」をめざして書かないと、書けるわけないじゃん、と。

きょう、「ほぼ日の塾 発表の広場」が公開された。「ほぼ日の塾」に参加する総勢46名もの方々が、糸井さんとぼくの対談音源

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稼げるライターになるための条件

稼げるライターになるための条件

私自身が編集者として最も喜びを感じるのは、ほとんど実績のない新人ライターの才能を発掘し、一緒に成長するときです。大丈夫かな?と思いながらもドキドキワクワクする緊張感は病みつきになります(^..^);。 もちろん見込み違いで「金の卵」ではないことも多々あって、凹むこともありますが、その見極めも編集者として磨くべきスキルかなと思っています。

そういう意味で、やはりライターとして「向いている向いていな

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役割語と吹き替えでの差別の問題、そして吹き替えの罠

役割語と吹き替えでの差別の問題、そして吹き替えの罠

テレビの情報番組、海外観光地紹介番組、日本人が世界の辺境に住んでいるのを訪ねに行く番組、オカルト系で現地取材とか言ってる番組、ほんと、テレビを見てると海外ロケをしてることは多く、その時にその土地の人から情報やらコメントやらわ証言やらいろいろ聞いてるのを聞かされてますよ。
で、ふと、そういう時の吹き替えを聞いていて思ったことを書いてみます。

▶︎役割語とは「役割語」という言葉をご存知でしょうか?

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