不慣れ

できるだけラクして生きていきたいんや

不慣れ

できるだけラクして生きていきたいんや

最近の記事

お尻のピロピロ切除日記【完】

↑の続き。 「肛門科の姿勢」をして横たわったら、 ブーンと音を立ててベッドの高さが上がって行く。 わたしお尻露出して、見やすい高さまで持ち上げられているうぅぅぅ 目の前にはモニターがあり、 画面いっぱいに肛門さまが映し出された。 ひいいいいい! そして何やら棒状のものを突っ込まれ、 彦摩呂「うん、炎症も無さそうだし、今から切ってしまいましょう。」 マジすか! 流石に初診で切れるとは思っていなかったのでテンションぶち上がり、 お尻に棒をつっこまれながら 「本当ですか?

    • お尻のピロピロ切除日記【3】

      ↑の続き。 自己負担でもいい、お尻のピロピロを切除する! と決めてから、軽くネットで病院探しをしてみたが わたし、こういうリサーチがめっちゃ苦手な人だったわ… (新規で入るお店や病院はことごとく外してしまう) 紹介とか、人に聞いた方が間違いないねんけどな… というわけで 思いを巡らせてパッと浮かんだLINEグループに 「良い肛門科知りませんか。」 と送ってみた。 すると、なんと2人から返信があった。 当時絶賛キングニートだったので、 Bさん紹介の『全て保険適用内』の

      • お尻のピロピロ切除日記【2】

        ↑の続き。 【1】でも書いたがピロピロは痔ではなく、言わば痔の跡地。 スキンタグという皮膚のたるみだ。 痛みも痒みもなく、健康上には問題がないので スキンタグを切除したい場合は審美目的とされ、保険適用外になる。 切除代は10〜30万円が相場らしい。 しかしネットの噂によると、中には保険適用で数千円で切ってくれる医院もあるらしかった。 是非その病院名を教えてほしいところだったが 保険適用で切った人の口コミや手術体験ブログなどを見ると全て、 「〇〇県の某医院」とか病院名をぼ

        • お尻のピロピロ切除日記【1】

          ※肛門科にかかった話なので、汚い話が含まれます。 2022年の秋。 私の肛門さまには12時の方向に、15年モノのピロピロがあった。 いぼ痔ではない。ピロピロだ。 昔、きつめの便秘症に悩まされていて トイレで長時間いきむことを繰り返していたら うっ血して肛門さまに血豆が出来てしまった。 そしてその血豆から血液だけが体内に吸収されたあと、 たるんだ皮膚=ピロピロが残ってしまった。 肛門皮垂(こうもんひすい)とかスキンタグという症状らしい。 痛みも痒みもなく、ただの肛門の

        お尻のピロピロ切除日記【完】

          生物的に強くなりたいアラサー女がボクシングを習いに行く【完】

          ↑の続き。 コーチのサービス精神が裏目に出て、 意気消沈ぎみでミット打ちが終わる。   次は大きな鏡の前へ案内された。 どうやら今いる会員さんがいろいろメニューをこなせるように、 各練習スペースを時間で区切ってローテーションで回しているようだった。 私が少し前まで使っていたサンドバッグは、 今は目つきの鋭い男性が黙々と叩いている。 コーチ「次はシャドーです。 鏡でフォームを確認しながら、はいワンツー」 私「シュッシュ!」 コーチ「ストレート、からのワンツー、 たまに

          生物的に強くなりたいアラサー女がボクシングを習いに行く【完】

          生物的に強くなりたいアラサー女がボクシングを習いに行く【4】

          ↑の続き。 シュッ!(ストレート!) シュッシュ!(ワンツー!) ぅんシュッ!(たまにアッパー!) パンチを打つときに口で「シュッ」と言うのは何故か。 まぁたぶん呼吸法的な、なんかアレなんだろう。 言っとくか。シュッシュ! しばらくサンドバッグを叩くうち、 足の踏み込み方がわかってきた。 どうやらボクシングは「腕」より「足」だ。 足がとんでもなく疲れるぞ、これは。 でもそれ以上に…… ムカつく客、シュッ!! ムカつく案件、シュッシュ!! ムカつく奴全員、シュ

          生物的に強くなりたいアラサー女がボクシングを習いに行く【4】

          生物的に強くなりたいアラサー女がボクシングを習いに行く【3】

          ↑の続き。 縄跳びを終え、ついにグローブが手渡される。 おお…おおおお…✨ 色はやはり赤だった。 グローブをつける前に、漫画とかでは拳にテーピングをしているイメージがあるが それの代わりにインナーグローブというケガ防止の薄い手袋をするらしい。 そうか、知らなかった。 体験入会ということで貸してくれたが、コレもいずれは買わなければいけないな! そしてグローブを着用。 レディースサイズでも意外とブカブカだ。 思わず両拳を突き合わせる仕草をしてしまう。 サンドバッグの

          生物的に強くなりたいアラサー女がボクシングを習いに行く【3】

          生物的に強くなりたいアラサー女がボクシングを習いに行く【2】

          ↑の続き。 ボクシングシューズはおろか、トレーニングウェアも持っていなかったので ダルダルの部屋着に着替え、 靴底をウェッティで拭いただけの街歩き用スニーカーに履き替えた。 ウォーミングアップ まずは、とジムの隅っこで準備運動をしながら、コーチが聞いてきた。 「何かスポーツはされていますか?」 「いえ、何も。」 「学生時代とかは?」 「帰宅部でした。 運動神経ゼロです…あイテテ…腱鞘炎ぎみなので腕立てはできないです。」 「……なるほど。」 マジかこいつ。 と

          生物的に強くなりたいアラサー女がボクシングを習いに行く【2】

          生物的に強くなりたいアラサー女がボクシングを習いに行く【1】

          2018年3月 ボクシングを習うことにした。 心技体、全てにおいて強くなりたい。 なぜってナメられたくないからだ。 年齢と共に減ってきてはいるが、 道端で「ホテルいこやぁ〜1発◯※×&¥@」とか下等生物が突然話しかけてきたりする。 あいつらが私に堂々とウザ絡みしてくるのはなぜなのか。 寂しい? 私生活が充実してなくてそこらへんの女に八つ当たりしてる? まぁそれもあるんだろう。 でも根本にあるのは「シバいたら勝てると思ってる」だと思う。 ー男には拳で勝てないー この

          生物的に強くなりたいアラサー女がボクシングを習いに行く【1】