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【ラグビー×くず餅】パートナーシップで双方の価値を最大化

こんにちは!船橋屋noteチームです。
船橋屋は2021年からラグビーチームとパートナーシップを結んでおり、チーム編成の変更などを経て、現在三年目となります。

今回は船橋屋が支援しているラグビーチーム「浦安D-Rocks」のスポーツ共創担当 石神勝さんと船橋屋で通販・マーケティング責任者を務める川妻智彦さんに今行っている取り組みや今後についてインタビューさせていただきました。

ラグビー選手の補食にくず餅!?

―――まずくず餅屋である船橋屋とラグビーチームの浦安D-Rocks、異業種同士に感じますが何を行っているのでしょうか。

石神:そもそも船橋屋さんとパートナーにならせていただいたのは2021年、当時シャイニングアークスというチームだったとき。(※)シャイニングアークスはNTTジャパンラグビーリーグワン2022開幕に合わせ、ホストスタジアムを東京都江東区の夢の島競技場に設定していました。浦安だけではなく、江東区エリアの地域活性化の起爆剤として同区発祥の船橋屋との取り組みを始めました。

※シャイニングアークスは事業会社変更により2022年7月より浦安D-Rocksとなりました。

川妻:最初はくず餅屋とラグビーチーム、何ができるのかそれぞれ見えていない部分も大きかった分、今までにない可能性にワクワクしていました。
一緒にワークショップや社内研修をやりながら”地域”や”ファン”といった観点で情報交換・意見交換をできたことは社内にとって大きなプラスになっています。

石神:分かりやすい取り組みでいえば、選手が試合前後の補食としてくず餅をいただいていることですね。チームの栄養士よりくず餅の乳酸菌、黒蜜のミネラル、きな粉のタンパク質等が”補食としてちょうどいい”という提案があり、2年以上船橋屋さんのくず餅をいただいております。パートナーシップのお声掛けをさせていただいた当時はこのような広がりになると思っていなかったので、担当者として素直に嬉しい部分です。

川妻:私はもともとワールドカップでラグビーに興味を持っていましたが、共創パートナーシップを結んだことをきっかけに、よりパートナー企業のことを知りたいと思い、ジャパンラグビーリーグワン2022の浦安D-Rocksホストゲームほぼ全ての試合を家族で見に行きました。
だからこそ、選手の皆さんが弊社のくず餅を食べて試合に臨んでくださっていることに感激です。
”くず餅は和菓子唯一の発酵食品で身体にやさしい”という側面を身体づくりのプロの皆さまが伝えてくださっているという事になにより価値を感じますし、パートナーならではの広がりだと思います。船橋屋としても”くず餅の発酵の力で健康に寄与したい”という想いがあるのでこれからも少しでもお力になれたら嬉しいです。

石神:浦安D-Rocksのファンの方も船橋屋さんとのパートナーシップを喜んでくれている方が多く、本店に行ったり、パートナーシップきっかけでくず餅を好きになったという声も聞きます。

川妻:試合に船橋屋が出店させていただくとファンの皆さんが声かけてくださったり、あたたかさを感じています。また、共通のファンの方がこんなにも沢山いらっしゃるということを実感したので今後のアイデアがどんどん湧いています。

浦安D-Rocksコラボデザインのカップくず餅

現場の経験をしたからこそ見える景色

―――ラグビーとくず餅、補食という側面で関わりがあるんですね。そもそもお2人は現在に至るまでどのような仕事をされているのでしょうか。

石神:私は36歳まで現役でラグビー選手としてやっていました。引退した時に現在の運営側にならないかとお誘い頂き、最初に学生の採用や外国籍選手の採用をするリクルート担当になりました。その後、リーグワンが開幕する際にチームのパートナーを獲得することやパートナーの皆さまとのスポーツ共創を推進していくビジネスデザイン担当になりました。引退後は社業に戻る人が多く、現役選手引退後にそのまま運営側に行った人はおりませんでした。

川妻:私は求人を見ていた時に掲載されていた船橋屋のくず餅職人の姿に憧れて職人希望で入社をしました。職人としてくず餅製造に3年ほど携わったあとにくず餅など商品の生産管理をする部署に異動して更に3年ほど。その後通販事業部立ちあげに伴い、通販事業部の責任者になり10年が経ちます。

―――おふたりともはじめは現場で選手や職人として仕事されていたのですね。はじめに運営や管理側に声がかかった時はどんな気持ちでしたか?

石神:もちろん選手の時は試合に勝つことがミッションなので、目の前の勝利に集中して取り組んでおりました。そのため短期的な視点で考えることも多かったのですが、運営側に入り中長期の視点やチームに関わる様々なステークホルダーからの視点も必要になるなど、選手の時とは違う視点の必要性を感じました。

川妻:当時通販の仕事を任されたときは、パソコンに詳しかったわけでもなかったので正直驚きや戸惑いが大きかったですが、全国にいらっしゃるお客様へのお取り寄せに力を入れていくというミッションは共感していたので通販を1から勉強し取り組みました。

石神:今まで色々お話しさせていただいていましたが、川妻さんが元職人だったとは驚きです。作る側から届ける側になったわけですもんね。

川妻:そうですね。商品に対する絶対的な自信はずっと持っていました。ただ、まだ通販の仕事に慣れていなくてミスをしてしまった時にこんな風にお客様からおっしゃっていただけたことがずっと心に残っています。

「船橋屋のくず餅はただ美味しいから買っているだけじゃない。買っている人にはそれぞれに大切なストーリーがある。そんなストーリーも一緒に買っていることを忘れないでね。」

おっしゃっていただいた時にハッとするような思いでした。
船橋屋は愛してくださるお客様のもの。ただ商品を売っているだけじゃなくて船橋屋の心もストーリーも一緒に届けている。それに気づいた時仕事の捉え方が大きく変わりました。同時に、大好きなくず餅を全国の方に知っていだだく機会を作れる仕事でもあると思うととてもワクワクしました。

―――やはり現場を経験したことで今の仕事に活きている部分は大きいのですね。今の仕事のやりがいは何ですか?

石神:もちろん、試合に勝ち続けて優勝してくれること。ただ、運営側に入り今の仕事をしている中で優勝した時に「どんなチームでいたいのか」「どんな景色を選手に見てほしいのか」というのが指標になっています。もともと私は当時のヤマハ発動機ジュビロ(現:静岡ブルーレヴス)からシャイニングアークス(現:浦安D-Rocks)に移籍して来ました。正直、当時のシャイニングアークスが技術面で強かったわけではなかったのですが、試合後に同じ部署の方に選手が囲まれていたり、多くの社員がどこの会場でも応援にかけつけてくれるなど、愛されていることが伝わり、そんなチームの一員になりたいと強く思ったのがきっかけです。
だからこそ、「ファンの方やパートナー先の企業の皆さんに見守られて、選手が皆さんに囲まれて笑顔になっている」そんな景色を私自身が見たいと思いますし、多くの関わる方々に届けたいと思っています。それは私のモチベーションになっています。選手やコーチは優勝するために一生懸命に頑張ってくれている。運営側は優勝した時したときに満員のスタジアムを作り、選手が皆さんに囲まれている姿を一緒に見たいと思います。

川妻:石神さんの想いをきいてますます浦安D-Rocksを応援したいという気持ちが強くなりました。やはり運営側の想いは選手やファン、パートナー先にも伝わるものですね。
私も製造をやったからこそ作り手の想いに寄り添って仕事ができているのかなと感じています。職人が誇りをもって作っている美味しいくず餅を通販を通して日本全国の方に喜んでいただけたり、様々なマーケティング施策を通してお客様に船橋屋の商品や想いを届けられている事はとても幸せに感じます。

愛されるチーム・企業を共に目指して

―――これから取り組んでいきたいことはありますか?

石神:優勝した時にファンに囲まれているビジョンを目指すにあたり、船橋屋さんが取り組んでいるファンとのコミュニケーションや地域との関わりなど学ばせていただくことがたくさんあります。歴史があるのはずっと愛されてきた証拠だと思うので私たち浦安D-Rocksも見習っていきたいです。

川妻:恐縮です。ありがとうございます。船橋屋としても浦安D-Rocksが優勝してファンの皆さんに囲まれている光景を共に見たいです。スポーツの熱狂は唯一無二。熱狂的なファンが多い浦安D-Rocksから学ぶことはたくさんあります。微力ですが、社内にもラグビーの楽しさや浦安D-Rocksの想いを伝えていきたいですし、船橋屋のお客様にもスポーツ観戦の醍醐味や浦安D-Rocksの魅力を伝えていきたいです。
今、日本のラグビーリーグは世界からも注目されていてワールドカップ優勝チームで活躍した世界のトッププレイヤーが続々と日本リーグのチームに移籍しています。 日本ラグビーが更に盛り上がっている今こそ皆さんにもワールドクラスのプレーを観ていただきたいですし、そこで戦う浦安D-Rocksの姿にも注目していただきたいと思います。

石神:そう言っていただけて有難い限りです。何より選手たち本当によく頑張っているのでぜひ応援しに来てくれたら嬉しいです。川妻さん、これからもぜひたくさん応援にいらしてください!(笑) 船橋屋の皆さん、このnoteを読んでいる皆さんもスタジアムでお待ちしております!

―――ラグビーというスポーツとくず餅が合わさって起こる化学変化がますます楽しみになりました!ありがとうございました。

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