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断言する!「労働=悪」という勘違いがあなたを不幸にしてしまいます。

こんにちは、フーミンです。

「何のために働くんだろう?」
「こんなに働いた先にいったい何があるんだろう?」

という疑問。

「宝くじが当たったら会社なんか辞めてやる!」
「楽に金儲けして、一生遊んで暮らしたい!!」

という願望。

ふとした時にこういった思いが浮かんできます。

でも、そんなレベルの話ではなくて、「働くこと」自体に尊い価値があるんだと教えてくれたのが、こちらの本です。

稲盛さんを知らない人はいない?ですよね??
京セラを設立した、日本が誇る経営者です。

「こんな人は、働くことをどう考えているんだろう。」という軽い興味で読んでみましたが、ハッとするような気づきをくれる本でした。

稲盛さんの仕事観・人生観はひとつの方程式で表せます。

人生・仕事の結果=考え方 × 熱意 × 能力

例えば、非常に能力が高く、熱意もある人間がいたとします。

その人が正しい(=プラスの)考え方を持っていれば、結果は良いものになります。

しかし、間違った(=マイナスの)考え方を持っていれば、たとえ能力が高くでも結果はマイナスになります。
かけ算ですから。

ここで挙げた3つの要素のうち、稲盛さんは「考え方」が最も大事だと言っています。

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「良い考え方を持って一生懸命に働くことで、素晴らしい人生が手に入る」というのが、この本のメッセージです。

ここからは、働くことの「意義」と「行動指針」をまとめます。

【なぜ働くのか?】

・心を高め、人格をつくる

ちょっと精神論になりますが、地道な努力を重ね、一生懸命に働き続けることが心を高め、人格をつくることにつながります。

好きな仕事ばかりではないですよね?
好きな職業についていたとしても、イヤな仕事は必ずあります。

でも、そうやってイヤでも働くことで、弱い心をきたえ、人間性を高め、幸せをつかむきっかけにつながることも事実です。

・心地よい安楽のため

「安楽」がなぜ心地よいのか?

それは、前提としての労働があるからです。

一生懸命に働いたあとに飲むビールは、最高にうまいですよね??

そういうことです!

・三毒を抑えるため

三毒=欲望・怒り・愚痴

これは人間にとってかなり厄介なものですが、生きるために必要なものでもあるので絶対になくなりません。

そして、この三毒をコントロールする唯一の方法が「一生懸命に働き、人間性を高めること」です。

「働くこと=修行」という理解も必要だと言えます。

【どのように働くのか?】

・自分の目の前の仕事に集中する

目の前の仕事に集中できていないと、不満や愚痴が出てしまいます。

全集中です!

不満を抱くことをやめ、ともかく自分の目の前の仕事に集中しましょう!

・目標を強く思い続ける

高い目標を掲げ、その完成形が鮮明にイメージできるまで考え抜き、いつも思い続けることが大切です。

”思い”の力はたいへん強いものです。

強く思い続けることで、自分の潜在意識に浸透し、行動が目標に向かうようになります。

そして、誰にも負けない努力を続けましょう!

・細部に注意を払う

私は「これくらい大丈夫でしょ。」と、ついつい物事を軽く見てしまうことがあります。

しかし、一事が万事です。

稲盛さんは、常日頃からどんなに些細なことに対してでも、気を込めて取り組むことが大切だと言っています。

お互い気をつけましょう。

・パーフェクトを目指す

よく「ベストをつくす」を言いますよね?

ベストをいうのは、相対的な評価です。
複数ある中で一番いいもの、といったイメージです。

これでは甘い。

ベストではなく「パーフェクト」を目指しましょう。

パーフェクトとは「これ以上ないもの」です。

そういった気持ちで働くことで、仕事に対する感度が上がり、常に良い仕事ができるようになります。

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この本に書かれていることは、とてもシンプルです。

誰が聞いても「そりゃそうだよね。」という内容ばかりです。

シンプルですが、稲盛さんの言葉で書かれた力強い文章から、「こんな簡単なことですが、あなたはできていますか?」と突きつけられたような気がしました。

「今ここにない理想ばかり口にして、目の前の仕事に一生懸命になれていますか?」と。

いま、コロナ禍や働き方改革といった社会の中で、自分の仕事や人生について考える人は多いんじゃないかなと思います。

僕もそうです。

この本は「働くこと」の本質を示してくれたように思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!
ともに頑張りましょう!!

それでは、また。


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