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はこだて未来大を卒業して感じたこと

この記事を読んでほしい人

  • 公立はこだて未来大学を知りたい人

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はこだて未来大を卒業して

はこだて未来大を卒業したOBの方々にお声掛けし、入学時から大学生活、そして今振り返ってみて、はこだて未来大という存在について訊ねてみました。

釜田さん(大阪出身・1期生)

釜田さん

-- 1期生で出来たばかりのなんの実績もない大学に、遠くからわざわざ入るって、どういう考えがあってのことでしたか?

シンプルに環境を変えたいと思って。
父親が北海道出身ということくらいしか繋がりはないんですが、北海道の大学ばかり受験しましたね。
雪国に憧れはありましたし、スキーなんかもしたかったし、大学生活くらい好きなことをして過ごしたかったというのが大きかったです。

で、大学生活で北海道がよかったので、卒業後もしばらく居ようかなと函館で就職したら、そのまま今も居ついてしまっていますね(笑)
函館は遊ぶところないって言う人もいますが、山、川、海も含めて考えたら、いくらでも遊ぶところがあって。
食べ物も本当においしいし。
20年遊びまくっていますけど、まだ遊び尽くせていないから函館に住んでいます。

瀬尾さん(京都出身・4期生)

瀬尾さん(左)

-- 瀬尾さんも遠くからわざわざ来られたのはなぜですか?

元々ゲームをつくりたいなと高校生のころは考えていて、情報工学系の大学受験を考えました。
いろいろと全国の大学を模索するなかで、未来大はソフトメインで勉強できる印象で、当時の自分がやりたかったことを一番できそうな大学でした。
私が入った当時でもまだ新しい大学ではありましたが、既に3年分先輩方がいて、4学年揃うということもあるので、変なことにはならないだろうと。
まあ、実際にはまだ創生期だったので、学校の運営も含めいろいろなことが手探りで、大変ではありましたが(笑)

そして、北海道とか函館とかはあまり関係なく、学びたいことをベースに大学を選んだわけですが、函館がとても住みやすい地域だったので結果としてそのまま住み着き、函館市役所に就職して、いまでは街を支える側になっちゃいましたね。

川北さん(函館出身・16期生)

川北さん

-- 他の方に比べて卒業したのは最近でしたよね。だいぶ学校としてのスタイルも確立されている中での学生生活はどうでしたか。

私は高校生のころホリエモンのことが大好きだったのですが、彼が「プログラミングがこれからの基礎能力だ」みたいな話しをしていたんですよね。
で、社会で必要とされる人材になるためにもプログラミングを学ぼう、みたいな感じで地元の大学として未来大を選択しました。
自分のころはもうしっかり大学としての実績もあったので、特にカリキュラム云々とかに不安はなかったですね、意識もあまりしていなかったです。

-地元志望だったんですか?

そういうことはないですが、せっかく地元に情報系の大学があるし、オープンキャンパスに行って雰囲気も掴みやすかったのは大きいですね。
また、私は中高一貫校だったんですが、6年同じメンバーだともういいかなって思ってしまって。
まわりに未来大を受験する友人がいなかったので、誰も知らないところで新しい友達をつくっていくのも楽しいだろうな、と思っていました。
私も環境を変えたかったんですね。

仙石さん(函館出身・1期生)

仙石さん(中央)

-- 地元から未来大に入る人よりも道外からの入学者の割合が高いようですが、実際どうでしたか?

1期生は関西率がかなり高かったですね。
北大もそういう傾向あるみたいですが、北海道に対する憧れみたいなものが関西の人にはあるように思います。
そうやって外から入ってきた学生が、函館のよさを知って、街場も含めて楽しむようになったというのも、未来大ができたからという側面があるようですね。
それまでは学生が街場に出て飲食するということも少なかったみたいで。

プロジェクト学習を通して地域に出ていったり地元企業と一緒に研究を行ったりするということが増えていき、学生が社会に出る前に社会で必要なスキルを学べたり、逆に大人に叱られる経験も含めて、地域に根付いてきていると思いますね。

みなさん

-- そういう感覚、学生のころに感じることができていましたか。

(川北さん)プロジェクト学習などは特に、大学の中でも普段話さない先生だったり、企業の方だったり、他の大学の学生だったり、通常の学習の中ではコミュニケーションを取らない人たちともたくさん交流があって。
アイデア考えて、まとめて、発表して、意見もらって、と言った経験がかなり社会に出るとき、出てからも役に立っています。
就活の面接なんかでも人前で話す経験はしっかり詰めていますし、企業の考えもなんとなくわかるというか。
今になって感じることも多いですが、間違いなく、未来大のカリキュラムだったからこそ成長できていた部分があるなと思います。

-- 最後に、これから未来大を目指そうとしている若い人たちに一言、OBとしてメッセージを頂けますか?

(釜田さん)大学の本分はもちろん勉強なんですが、やっぱりいっぱい遊んだり、人生経験を積むのが大事かなと思っていて、そういう意味では函館はとてもいいと思っています。
大阪や東京とは違って、自分から情報を取りにいって、工夫をしないと「何もない」となってしまうけど、むしろ自分から能動的に動けばありあまるほどのポテンシャルが函館にはある
能動的に動くということが身につくという意味でも、自主性を重んじている未来大のカルチャーと連動すると思うし、ぜひここで大学生活を楽しんでもらいたいと思いますね。

(瀬尾さん)私も外から来た人間ですが、未来大は地元の人よりも外の人たちが入ってくれているからこそ面白い大学になっていると感じていて。
地元から見た函館と外から来た人の見る函館って全然違うんですよね。
観光的なものは多分一緒ですが、外から来て初めて見る人だからこそ見つけられる函館の魅力がたくさんある。
そして、大学は地域や企業との連携をとても重視しているので、先ほどの釜田さんの話しと逆説的になりますけど、能動的にならなくても函館の魅力に触れられる環境は用意されていると思うんですよね、未来大って。

函館市職員としては函館に残ってほしいですが、仮に出ていってしまうとしても、知識だけじゃなく、地域や企業との関わり方についても多くを学びやすい大学ではないかなと思います。
実際、東京などで就職しても、大学時代の生活が頭に残って、また函館で働きたいと戻ってくる方もいますし、そういう意味でも函館は魅力ある街であり、その魅力を最大限に学べるのがはこだて未来大じゃないかなと思います。

(川北さん)入学したばかりのころ、大学同期に「函館、どう?」みたいな感じで聞いたら、「んー、何もないね」って感じの回答がほとんどだったんですが、就職してから話すと「函館よかったな、住みやすかったな」みたいなことをみなが言うんですよね。
やはり大学生活を通して、この地域の魅力をとても感じているんだろうなと思います。

あともう一つ、情報系の企業の方と話すと、未来大ってかなり有名らしくて、良い学生が多いという認識を持っている方が多い印象です。
思っている以上に、はこだて未来大はネームバリューがあるなと。
なので、自ら未来大を選んで入った人、入ろうとしている人は、本当に自信を持ってほしいなと思いますね。

(仙石さん)開学して22年、卒業後もずっと函館でまちづくりに絡み、街の変遷を見てきましたが、その変遷に未来大がかなり関わっているなと思っています。
学生をしているときはわからなかったですが、何がしたいかよくわかっていない学生に対しても、やる気さえあればしっかりチャンスを与えてくれる大学であり街なんだなと感じていて。
私が入学した初年度、開学した年に、とある先生の後押しもあって、大学祭を開催する主要メンバーになったんですよね。
普通大学祭って開学初年度ってできないものなんですけど、やりたいよね、みたいな話しが学生内で上がって。
先生に「コアメンバーやってみない?」って誘われてやってみたことがきっかけで、街の人たちとコミュニケーションするようにもなり、「あー、その気になれば素人でもやれるんだな」っていう原体験ができたんですよね。

未来大ってそういう風土が脈々と受け継がれていて、どんなものにでもなれるというか、実際いろんな道に進んでいる先輩たちがいるわけです。
社会人として社会に出る前に、社会に出る機会を提供してくれる大学なので、そこで得られた経験を元に自分でなりたいものになっていこうとできるんですよね。

そんな大学であり、地域だって思って、はこだて未来大に行ってみたいなって思ってもらえたらうれしいです。

ヒアリングを終えて

道外から来られる方が多かったり、企業からの知名度が高かったりと、意外と注目度の高いはこだて未来大。
他大学とは異なる独特な取組みがあったり、社会との関わりがあったりと一般的な勉強に留まらない所が非常に興味深いです!

これからもますます注目を集めていきそうです!

おわりに

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