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はこだて未来大学の「プロジェクト学習」とは?!①〜地域課題にアプローチ〜

この記事を読んでほしい人

  • 公立はこだて未来大学を知りたい人

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    • ご近所さんとか

    • 企業の方とか

  • 最近の大学の動向を知りたい人

    • 同窓生とか

    • 在校生とか

プロジェクト学習とは?

北海道の中でも屈指の情報系大学、それが2000年開学の公立はこだて未来大学。
ユニークな教育方針や教育環境で知られる同大学の核となる授業が「プロジェクト学習」です。

これは、3年生全員必修の授業で、異なる学科・コースの学生が混じり合ってプロジェクトチームを形成し、1年をかけてシステム開発や情報デザインなど、大学で学んだスキルを使って課題に取り組むというもの。

各チームが授業で取り組むべき課題は、具体的には与えられません。
プロジェクトごとのテーマのもとで、フィールドワークやディスカッションを積み重ねながら、問題発見からその解決方法まで学生たちが主体的に取り組みます。

地域社会をフィールドとしたプロジェクトから、企業の研究開発部門の方々と連携しながら学生らしい目線で斬新なアプリ開発に取り組むプロジェクトまで、興味深いテーマばかりです!

その授業の現場を訪問し、2022年の今、実際に進められているプロジェクトを取材してきました。

2022年プロジェクト学習訪問記①地域課題にアプローチする「SWIFT」

今回取り上げるのは、地域課題を解決するアプリの製作をテーマとした「SWIFT」。

このプロジェクトの正式名称は「使ってもらって学ぶフィールド指向システムデザイン」。学生自身が地域にフィールドワークに出かけるなどして、まちの人の話や様々なデータを収集し、課題を発見。
その解決に向けて、自分たちでアプリの設計や開発を行い、実際に地域の人たちに使ってもらってその評価をさらに反映するところまでを目指したプロジェクトです。

様々あるプロジェクトの中でもこちらのプロジェクトは、地域課題に直接的にアプローチするのが特徴。

実際にまちの人と関わりながら実社会の問題に取り組むのは、とてもやりがいがありそう!

プロジェクトの愛称はアマツバメの英語名である「SWIFT」。
素早いスピードで飛び回るアマツバメのように、スピード感を持ってフィールドと開発現場を行き来し、現場の意見を運んできて解決に生かすプロジェクトであることを象徴しているそう。

今年は15人の学生が3チームに分かれて課題に取り組んでいるということで、中間発表に向けた準備中のところにお邪魔してました。
各チームの活動を見学したあと、プロジェクトのリーダーを担当している児玉(こだま)さんに尋ねてみました。

–– いま、どんなテーマに取り組んでいるのですか?

私のチームでは地域交通に目を向けることにしました。
函館は、バス路線が複雑に入り組んでいて、とてもわかりづらいという課題があります。

最近、バス路線の大幅な改変があって、大学から街へのバス移動でも、途中で乗換が必要になり、また乗り継ぎの情報が提供されていなかったりで、学生だけでなく長く住んでいる
人にとってもわかりにくくなっているんです。

実は昨年度も同種のプロジェクトに参加していたのですが、データが足りなくて十分なものにはならなかったのです。
そこで改めて今年、地域交通のテーマに取り組んで、特にバスの乗り方についてわかりやすいような情報を整理できるようがんばっています。

–– ここまでプロジェクトを進めてみて、どんな感想を持っていますか?

チーム開発の経験がないので、当初はチーム内でのコミュニケーションの取り方がメンバー間でズレていて、ちょっと難しいと感じた部分もありました。

でも、少しずつそういうズレも調整できてきて、いまではまだ不安もありますが、だいぶ楽しくなってきています。
ぶつかるときもありますが、真剣だからこそのぶつかりが多いのでやりがいがあります。

ヒアリングを終えて

こうした活動を何ヶ月も重ねていくことで、プロジェクトを通して一皮も二皮も剥ける学生が多いのだとか。
地域社会と真摯に向き合いながら、スピード感を持って実践的にプロダクト開発を学べるプロジェクトということで、将来社会に出たときにここでの経験がかなり活きそうだなと強く感じました!

次回はもう一つのチーム、「クリエイティブAI」について紹介予定ですのでお楽しみに!!

おわりに

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