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「情」

最近Twitterでこんなトレンドを見た。

#やまとなでしこ

「やまとなでしこ」

2000年に大ヒットしたドラマだ。

松嶋菜々子と堤真一の貧乏の男と玉の輿を狙う女のラブストーリー。

リアルタイムで観てはいなかったけど、旭川に住んでいた時によく夕方に再放送で何度もやっていたのをたまたま観てハマったような気がする。

堤真一の役の欧介がとても好きで、「お金では買えないたった一つのもの」を持っている男だった。

お金がないという部分や庶民的な雰囲気に少しだけ当時中学生だった自分と重ね合わせたのかもしれない。

お金では買えないたった一つのもの。

自分はその答えを追い求め、自分もそれを得られると信じて生きてきた。

おそらく答えは

「心」

思いやりであったり、感謝であったり、相手のことを大切に思うこと。

親からも思いやりの心を口酸っぱく教え込まれた。

だから、人よりも「心」を持って接してきたつもりだ。

でも、今自分にそれが持てているのか疑問に感じている。

信じていた大切なものをいつの間にか手放していないか。

大切な人を大切に思えなくなったり。

一度は手に入れた大切なものを自分のせいで手放してしまった。

父親には「東京へ行って変わってしまった」と言われたけど、もしかするとそうなのかもしれない。

この2年間はお金の大切さという壁にぶち当たった。

やはりお金も心と一緒に大切にしなければいけなかった。

心は「重要」で

お金は「大切」。

この似ているようで微妙な違いに僕は理解することが出来なかった。

中学の時、自分が目指していた欧介のような姿に憧れて、今も誠実に生きたいと思っている。

曲がったことも嫌いだし、自分を信じてくれている人にはとことん大切にしたい。

久しぶりに「やまとなでしこ」という言葉を見て、ふとそんなことを思い出したり、思ったりした。

あなたにとって「お金では買えないたった一つのもの」はなんですか?

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photo by 久嶋悟

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