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「教え育てる」より、「共に学ぼう」で人は育つ
半人前教育者の戯言
私は訪問看護ステーションで教育担当をしていて、かれこれ5年以上新卒訪問看護師や新任訪問看護師の教育を行ってきました。
私はまだ、自分が教育者になるには半人前すぎると理解しつつ、立場上その役割から逃れるわけにはいかないので、様々な知見を参考に自分が納得できるものを取り入れて役割を遂行してきました。
ここでは、私が半人前教育者として感じている事、学んできたことをまとめていきた
「先輩の時間を奪ってはいけない」なんて、気にしないで
先輩の時間を奪ってはいけない?
人に時間を割いてもらうことは、相手の時間を奪っているのだから、先輩になんでもかんでも教えを乞うものではない。
そんな話をよく耳にします。
たしかに、一理あるかもしれません。
時間は限られているので、その貴重な時間から教えてもらう時間を捻出してもらっている意識は必要だと思います。
とはいえ、「奪う」という表現は、いささか乱暴ではないでしょうか。
奪うという
「それくらい自分で勉強して」文化は先輩と組織の学習を阻害する
看護師の「自分で勉強して」文化
私は看護師1年目の時、分からないことがあって質問しにいくと、
「それくらい、調べたら出てくるからもう一回調べてみて」とか、
「それくらい自分で勉強して」
と言われて突き返された経験が何度もあります。
そして、分からないことがあって業務に困っていると、
「分からないなら、分からないって言ってよ。」とか、
「分からないことは質問しないとダメだよね?」
とか言われてし