見出し画像

FUMITEKO その2

FUMITEKO/フミテコの魅力を発信
製造メーカー東海樹脂加工と開発話

FUMITEKO/フミテコはトイレでレバーを触らず足で流せるようにする装置です。
正式名称:水洗操作機構遠隔操作装置
のような名前で特許出願中です。
こちらのフミテコ初号機は、マシニングセンタによる切削加工という弊社が約35年間事業を営んできた延長線上で開発に着手しました。

弊社は、三重県松阪市にある小さな町工場です。

6台のマシニングセンタを含む設備で様々なメーカー様より図面をいただき切削加工という方法で、一点一点、プラスチックやアルミを削って加工しております。

精密加工を得意とするマシニングセンタ

製品の一部となるパーツは、自社で
1枚の板(1m✕2m)から1つずつのサイズに切り分けたあと、
この機械にセットして、削って形(パーツ)を作っています。
すごく優秀で精度も100/1とか、髪の毛の太さ(日本人の平均は0.08ミリ)まで正確に製品を作ることができます。(もちろん技術は必要です。)
弊社の事業は、大手メーカー様の下請けの下請けの下請けの….
と間に何社かを通しての事業になります。
基本的には直接ユーザー様に届く商品はありませんでした。
弊社で製作しているモノはオンリーワン製品が多く「この機械のココの部品作って」「製品を組み立てるときに組み立てにくいから組立しやすくするためのモノ(治具)を作って」など本当に縁の下の力持ち的な存在でした。

約35年間続けてきたお陰で技術が磨かれ、応用できる知識がたくさん身につきました。その結果誕生したのがFUMITEKOです。

イメージ図

「透明・非接触・片手で切れるトイレットペーパーホルダー」

katateko

こちらを製作した際に、ユーザー様より「レバーも触りたくない!なんとかしてよ」と言われたことがきっかけでした。

自社トイレで実験


フミテコ初号機

最初はこんな感じでした。
前記事で紹介したFUMITEKOとは仕組みは同じですが見た目が違います。せっかく作るならかっこよくしたい!とデザインもデザイナーの方に依頼しました。

この形状にするには製作方法も異なります。
まだ私自身も勉強中ですが、信頼できるパートナー企業様と出会い、金型を開発し、その金型に樹脂を流し込こんで(射出成形)製作できるようになったことがおおきな違いですね。(大量生産が可能になりました)

本当に良い出会いもあって、開発開始から約1年半で
FUMITEKO/フミテコは
親しみやすい形の製品へ変貌を遂げ誕生しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?