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ザベスさんに会いたくて高知に行ってきた〜『WILL』上映会&舞台挨拶&サイン会〜

 2024/7/2(火)、高知県民文化ホールにてエリザベス宮地監督作品『WILL』上映会&舞台挨拶&サイン会があるという。

 私はザベスさんの撮るドキュメンタリーが大好きだ。ザベスさんは特に人を魅力的に撮る方で、撮られる側もザベスさんになら安心して身を任せられるのではないかと感じる。映像を見ていると、撮られている人はもちろん、撮っているザベスさんのことも好きになる。

 ザベスさんに会いたい!サインもいただきたい!地元高知での上映会開催とご結婚のお祝いと日頃の感謝を伝えたい!という思いで高知に向かうことにした。

 その前日は東京での舞台挨拶を体調不良でキャンセルしていたザベスさん。当日の朝、舞台挨拶ありというお知らせを見て安堵。なんとか到着。開場。映画だから後方の真ん中あたりから席が埋まる。でも、舞台挨拶用に前方ど真ん中の前に誰もいない席をゲット。同じ愛媛なのにルートが全く違うため現地集合となったお友達(Aちゃん)も無事到着。愛媛も高知も長い。


 いよいよ映画『WILL』上映会。…映画は2回目。前回も今回も、服部文祥さんの「人間は地球を早く終わらせるために表れたガン細胞。だけど、自分はせめて良性腫瘍でいたい」というような言葉が印象に残った。人間だけが死と隣り合わせの生活から遠ざかって快適な生活を追求した結果、地球の終わりを早めている。獣の被害も異常気象も本を正せば人間のせいだ。服部さんの、食べている自分と食べられている動物の境界はそれほどなく、命の集団の中で食ったり食われたりしながら混ざり合って存在しているという話を聞きながら、藤井風さんの『ロンリーラプソディ』の一節「みんな一つでしょ」を思い出す。東出さんも人間は「大河の一滴」だという。食って生かされ、食われて死ぬ。死んだら分子レベルまで分解され、次の命の源となる。だから、山で死にたいと。それを聞いて思い出したことがある。


 今年の冬、能登半島地震のチャリティ企画『銀河の雫』上映会にリモート参加した。舞台はネパール。亡くなった人が焼かれて川に流されるシーンがあった。カトマンズの人はみんなそうやって同じ川の同じ水になって還っていく。この作品を書いた山元加津子さんも「私の体はやがて、宇宙に融けていって、私は宇宙の一部なんだと感じるのだ。」と言う。私の中でいくつかの経験かつながって腑に落ちたようだった。


 東出さんは山での生活によって生きていると実感するそうだが、動物を殺し、山からおろし、捌くのは本当に大変だ。考え方に共感できたとしても、この生き方はなかなか真似できない。ただ、みんな一つだと思えたら、人にも環境にも優しくなれると思う。「己の欲せざる所は人に施す勿れ」だ。

 
 舞台挨拶では、カメラを首からさげ、手にもビデオカメラを持ったザベスさんがすぐ目の前でお話されている姿を眺めてミヤミヤ(←ニヤニヤと書こうとしたら普通に間違える)していた。ご家族も来られていて、途中、目があって話が飛んでしまうザベスさん。きっとご家族のみなさまもお喜びのことと思います。おめでとうございます。本当にザベスさんの作品が大好きで、お会いできて幸せです。ありがとうございます。質問コーナーで、『WILL 2』をお願いされ、「今それをやると私が死にます」と答えるザベスさん。本当にお忙しいことと思います。どうかお体大切に。


〜エリザベス宮地監督作品〜

 藤井風さんのドキュメンタリー、どれも大好き。

 映画にも登場されたMOROHAさんのMV。このかわいい女性は元カノさん。もちろんちゃんと許可をとって当時の写真や映像を使用されているとのこと。

 170,733,551回再生(2024/7/4/11:34現在)!
スゴい!やっぱり出てくる女性がかわいく撮られている。


 とてもいい一日だった。行ってよかった。でも、サイン会での出来事をいまだ引きずっている私…


 私がサインをもらっていると、Aちゃんのナイスアシスト「写真撮ってもいいですか?」「いいですよ〜」とマスクを外してくれて一緒にパチリ。続いてAちゃんがサインをもらってる間、私が撮影。Aちゃんが自分の名前を書いてもらっていたので「私も名前お願いします。ふみこです」「くみこさん?」「ふみこ!はひふへほのふです」


 ザベスさんは明らかに「う」と書き始めた。え?と思ったがあたふたするだけで突っ込めなかった…すぐその「う」に点がついて「ふ」になった。
 さんまさんにパス出されて返せなかった若手芸人の気持ちになった。あれはザベスさんのボケだったのか、単なる書き癖なのか…私はどう返せばよかったのか…


Aちゃんとお花をプレゼントできました💐
パンフレットも読み応え抜群👍



 初回の感想も置いておきます。


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