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[DIY#1]一軒家をリノベすることになる

ひょんなことから建築知識豊富な相方と一緒に阿佐ヶ谷の一軒家に住むことになった話をしようと思います。記録と記憶を兼ねて。

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清澄白河と言うには少し駅から離れていて、どちらかというと水天宮前。東京駅までタクシーで10分少々。ベランダからの景色は一面の隅田川とスカイツリー。実は江戸っ子が多く祭りが熱い、そんな町が気に入っていた。

一人で住むにはほどほどに広い角部屋。風通しも良く海猫の鳴き声が心地良い。この部屋なら買っても良いかもと思える物件だった。内見もせずに入居3ヶ月前に契約と言われた理由が良く分かる。

その家で相方と同棲するようになって、猫と一緒に3人暮らし。少し窮屈かもしれないなと思っていたところ、相方から提案があった。

”私の恩師の両親が住んでいた一軒家が空き家とのことで、そこをDIYしながら一緒に住みましょう“

彼女はインドネシアの文化人類学者。建築を専攻していて、留学中に島々の住居を研究していた中で恩師と出会ったそうだ。インテリア製造を木の選定・伐採〜加工・輸入まで1人でこなす彼女だ。一言で言うと変わり者だが、好奇心に対する実行力が魅力だと私は思う。

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次の住居はどちらかというと今とは正反対。山手線の反対側で、洗練された都市というよりは雑多な印象を持つ阿佐ヶ谷。築年数は50年程度。人はしばらく住んでいなかったが、彼女曰く構造物がしっかりしているらしい。

ネズミ出没報告があったり、畳が崩れていたり。一般的な引越しとは異なり、元住人(恩師の御両親)の物で溢れていたり。私の周囲の人に話すと「大変だね」「頑張って」と言われることが多かった。

ネガティブな側面はもちろんあったが、ポジティブな側面も沢山ある。とにかく広い。屋上も庭もある。恩師の好意もあってDIYは自由。そして何より安い。清澄白河近辺でこんな条件の物件はない。というより、都内でも無いと思う。相方に感謝。

結論、「なんか面白そう」の方が勝ってしまった。

言われるままに半年後に退去予定で手続を済ませ、住むための準備に取り掛かる。

  1. 本格的に住むにあたって、元住人の持ち物を破棄しなければならなかった。恩師(ここからは先生と呼ぼう)で選定し、不要なものは業者に破棄を依頼する

  2. このままでは住めないので、最低限住めるように2階の一部屋の壁を塗る

  3. ネズミ駆除も兼ねて壁や床を剥がす

  4. ご近所さんへの挨拶と自治体ルールを把握する

大きく上の4つ。その他に掃除や荷物の移動。在宅ワークするためのWi-Fiの契約等々。

少し長くなってしまうのでここまで。(2021/9/21)

夏場は植物がびっしりだった
応接間は御両親の旅土産で溢れていた
モノはとにかく多いが手書きのメモに格納物が書いてある
屋上は空が広く気持ちが良い


最近3Dプリンタへの熱が凄まじいので、CAD勉強代として使わせて頂きます。いつかnoteできるといいなぁ。