恋する人魚
人魚は人に恋するのだろうか、魚に恋するのだろうか。
人魚は海の方が暮らしやすいのだろうか、陸の方が暮らしやすいのだろうか。
人魚は呼吸するのか、しないのか。するのなら、どうやって息を吸って吐くのか。
人魚の瞳には、何がどのように映るのだろうか。
人魚の耳には、どんな音がどのように聞こえるのだろうか。
人魚は匂いや香りを感じることができるのだろうか。
人魚は言葉を話すのだろうか。
何千年も前から、世界中のあちこちで、人類は人魚について思いを巡らせてきた。
だから、あらゆる海に、その海ならではの人魚が生きている。
美しく、どこか妖しく、そして儚い人魚。
自らの運命を慈しんでいるのか、哀しんでいるのか、呪っているのか。
人魚は何を思い、何を感じ、何を受け入れているのか、いないのか。
古今東西、人魚は人の心を惑わせ続ける。
#名曲の歌詞からインスパイア #渡辺美里 #恋する人魚 #人魚 #マーメイド #短編小説 #ショートショート #詩 #ポエム #エッセイ #400文字のショートストーリー
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?