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ま〜た漫画読んでるよ、だって心理描写がサイコーな漫画に出会ってしまったんだもん

何をかくそう、漫画好きのわたし。

電子版で「チェンソーマン」を読んだかと思えば、新装版が出版され始めた「魔法騎士レイアース」も読んでいて、まあまあ雑食な方だと思う。
毎日時間が足りないよ〜!と思いながらも、漫画はやめられないのだ……。

ということで(?)、今日は、最近ハマってしまった漫画の話を。



秋で体調不良、しんど〜だる〜とか言いながら、ちゃんと(?)漫画は読んでいて、ジャンプ+で連載中の「正反対な君と僕(阿賀沢紅茶)」を、ここ数日夜な夜な読み進めていた(最新話まで読み終えた)。

クラスの中で元気なグループにいて、ちょっとギャルっぽいけど空気は読んじゃう鈴木と、おとなしいけど意見ははっきり言えるバッサリ系男子、谷くんのほのぼの恋愛漫画。

この作品、実は「次にくるマンガ大賞」Web部門2位を受賞している漫画なのだ……!知ってる人もいるのでは?

なんとなく存在は知っていたんだけど、「賞に入ったから読んでみよ!」とはならない、あまのじゃくタイプなので、受賞を知ってからも読んでいなかった。


しかし、たまたま読んだ、作者の阿賀沢さんの「氷の城壁」の高校生の心理描写がリアルすぎて……!

正反対な君と僕」も読んでみよう〜となったのである。




絵柄やデフォルメ化された絵、イラストの色使いがポップだし、おしゃれ系なのかな?と読み始めたのだが。

よく読みこまないとわからない細かいネタ描写という第一のギャップ!


不意にジャンプ+の連載作品ネタを挟んできたり、ゆるいツッコミが癖になるという第二のギャップ!


なのに、心理描写がリアルすぎて「わかるわかる!」という第三のギャップ!

いやあ、まんまとハマってしまいましたよ……。


なによりも、作者さんの言語化センスが鋭いと思う。

たとえば、あるキャラが、派手めな鈴木と地味な谷くんの恋愛模様を見て、いや釣り合わなくない!?と思っちゃうシーンがある。

普通は青春あるあるだよね〜で終わっちゃうんだろうけど、この漫画では、「学校内のヒエラルキーを気にする、つまりそれは自分視点の基準を持っていないから!?」と気づくところまで描ききっている。

深掘りして描写しているから「それそれ!高校生のとき、思ってたのはそれだよ!」と共感しまくり。高校生でここまで考えられるかな?と思いつつ、悩みはリアルなので、違和感がない。


逆に、なんも考えてなさそうな発言してるのも、高校生特有のノリだけ、笑い優先な空気が、またリアル。

作者さんは高校生なの?それとも時止まってるの?ってくらい、心理描写が巧みなのに、大人が読んでも辛くないし、なんならハートが痒くなるくらいキュンとするんですけど(ここ重要)。



個人的には、思っていることを言葉にしたいのに、言語化するまでにいろんなプロセスがあって、時間がかかっちゃう描写がめちゃくちゃうれしかった。
そうそう、話すことを苦手と感じるのは、こういう瞬間なんだよ〜!と会話 下手なわたしは大共感。

たぶん会話下手な人の多くが思っていることなので、丁寧に書いてくれていて驚いた。

作者さんは、陽キャで高校生で内気な人なんですか……?ねえねえ、どうなってるの?なんでわかるの?(褒め言葉)


ということで、単行本を買いに行こうと思います!

Web漫画って、単行本だとどうなるんだろう?
実は初体験。楽しみ!

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