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サステナブルな選択は、自分の心地よさのために。
牛乳は”わたしの嫌いな食品第1位”である。
そのままは飲めないし、加工食品も、バターと一部のチーズを除いて食べられない。それでも、調理をすれば食べられるので、それなりに買っていた。
その、牛乳を買うのをやめた。
世の中には、サステナブルな観点から「牛乳を摂取しない」選択をする人もいる。だけど、わたしが牛乳をやめた1番の理由は、自分がもっと心地よく過ごしたいと思ったから。
栄養のためだけに牛乳を買っていた
長年、牛乳を飲まねばならない、と思っていた。
女性は、閉経以降、ホルモンバランスの変化で骨粗しょう症のリスクが高くなると言われている。それが怖くてしかたなかった。
だって、歳をとって転んだだけで骨が折れる、とかつらすぎるじゃないか……?(お得意の心配性、発動)
カルシウム、といえば牛乳だと思っていたし、料理にもなんだかんだで使うから、好きではないけどそれでも買っていた。
主に、栄養のためだけに。
しかし、最近、目からウロコの情報を知った。
「これってホントにエコなの?」によると、オーツミルクは、カルシウム含有量が牛乳より高いらしい(カルシウムを添加している可能性もあるけど、調べたら、日本で売っているオーツミルクも本当にそうだった)。
それに、牛のゲップにはメタンが含まれていて、温暖化の原因のひとつになっていて、牛のゲップ由来のメタンを削減する研究がすすめられている。
牛乳を飲まない人が増えて、乳牛が少なくなれば、たしかに牛のゲップ由来のメタンは減る。
なんと!
では、栄養のためだけにわざわざ嫌いな牛乳を飲む必要があるのか???
この疑問は膨らみつづけた。
その日は、きた
そして、とうとう昨日。
お店で牛乳と一緒に並ぶオーツミルクを眺め、少ないお財布の中身と相談すること5分間。
わたしが手に取ったのは、オーツミルクだった。
牛乳より3〜4倍高いが、コスパは悪くないだろう、と判断した。
実は、牛乳は使いきれないこともあったのだ。私の場合は、そのまま飲めないから。その点、オーツミルクなら使い切れる。
家に帰って、カフェオレを作ってみた。これなら飲める!
そして、飲みきって気づいたことがある。
お腹が重たくないぞ?
今まで、牛乳が入った食品を摂取すると、お腹が重たい感覚があった。緩くなるほどではなかったのだが、違和感があるというか。
牛乳に含まれる乳糖を分解できない「乳糖不耐症」の人が、日本人にはわりといるらしい。そこまでの症状はなかったにせよ、そもそもわたしの身体に牛乳は合っていなかったのかもしれない。
あくまで自分の心地よさのために
結局は「自分が心地よい」と思えなければ、サステナブルな取り組みって続かないんじゃないかと思う。
「このスポンジ使いにくいな」
「なんだかおいしくないな」
「この一手間がめんどくさいな」
そんな毎日の生活での小さなひっかかりを、環境のために我慢できるかと言われると、結構つらいものがある。今は利便性を追求したものがたくさんあるからなおさら。
これからは、嫌いなのにわざわざ牛乳を飲むのはやめて、オーツミルクや豆乳などを選びたい。この選択も、原料の輸送費などを考えるとどうなんだ?と思うところもあるけど、嫌いより心地よさを選択したい。
とはいえ、カフェなどでは牛乳を使っているところがほとんどだから、そこはフレキシブルに。
わたしのものを選ぶ基準の中に「なるべく環境配慮がなされているもの」という観点はあるものの、無理はしない。
あくまで私自身が心地よい、そんな選択をしていきたいなあ、と思う今日この頃なのであった。
ちなみに、以前ご紹介した、サステナブルを考えて選んだヘチマスポンジ。
最強だったので、今はもうこれしか使ってない。
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