パッケージ・販促制作をポジティブに動かすチームコミュニケーション
ネーミングから始まり、パッケージ制作と販促まで携わった案件。
ラフを切りながらも、常に誰かとコミュケーションをとっていた。
私が行ったこと、クライアントを支える技術チームの動きを書いていく。
ネーミング会議とオリエン
このフェーズで私が行ったことは以下
オリエンの中での主な議論な流れは以下
「流行のデザインとは?」
「若者に受け入れられるデザインとは?」
当初はこのような議論からスタート
そして徐々に
「この商品の魅力とは?」
「この商品を手に取ってもらった時、どんな風に楽しんでほしいか?」
へ変化していった
まだ世に出ていない、まっさらな状態の商品。
お客様の反応も、どう受け入れられるかもわからない中で
想像を膨らませていく作業はとてもむずかしい。
目標リリース日までの短い期間ではあったが
その中でも濃密な議論ができた。
「世に出してないから、前例が無いからまだわからない」で
思考を止めるのではなく
「こちらから何をお伝えしていこうか」という期待感に変えられたのは
自分としても良かったと感じる。
新商品リリースの醍醐味を味わうことができた。
私はネーミング会議から参加する経験は浅い。
動き方は、通常のオリエン参加時の役割をカスタマイズする感じ。
大人数でも1対1でも、考え方・使っている思考法はほぼ同じ。
ただ、大人数の時に大切にしていることは、全員の意見を吸い上げること。
力関係によって議論が流れていくことは避けたい。
この時間だけでも全員がフラットな関係性の中で、様々な立場の声を吸い上げたいところ。
「私は関係ない」そんな人はひとりもいない。
「私の意見はこの場に必要ない」そんな意見はひとつもない。
みんなそれぞれに何か立場・考えがあり、それらを全てすくいとり
総動員させるのがオリエンの役割。
デザインラフからパッケージ印刷へ
このフェーズで行ったことは以下
今回初めて経験した
【 印刷会社さんが入稿データ制作を分業している場合 】
これは大きな学びになった。
印刷会社さんの希望とデータ制作の会社さんの希望、それがクライアントの望むものに刷り上がるかを導き出す工程があり、少し時間がかかった。
印刷オペレーションだけでひとくくりにせず、印刷会社さんの特長ややりやすさを知っておけば、こちらも杓子定規に考える必要もない。
HP制作とコミュニケーションの流れ
パッケージが納品完了し、公式情報の要となる
HPを組み上げるフェーズに入る。
私が行ったことは以下
ここでもwebデザイナーさんの特長や作りやすさを捉える必要があった。
SEO対策はwebデザイナーさんにご相談しつつ
クライアントの希望に沿う表現を模索する必要があった。
文章的にOKとSEO的にOKは全く違うことが分かった。
「クライアントはこうしたいのだが、SEO上はどうだろうか」
「このキーワードは検索順位上位に上げたいのだが、可能だろうか」
「画像にするもの、テキストで掲載するもの、どう分ければいいか」
ほんの一例だが、こんなやりとりがあった。
デザインが専門外のクライアントであれば
技術的なweb領域の答えをデザイナーから引き出すことはむずかしい。
「デザインを外注しているが、こちらが望むラフが上がってこない」という現象がもし起きていたら、上記のような翻訳作業が必要な場合がある。
ポジティブなチーム形成
クライアントと私の間で始まったデザインが、印刷会社さん、webデザイナーさんと、さまざまな立場の方々がチームに出入りした。
私自身、あまり経験がないケースだった。
その変化にもしっかりと対応し、むしろ楽しめたのは
クライアントの強い想いや決意と覚悟、そして技術で貢献したいと思う専門職の皆さんの努力があってこそ。
チームの雰囲気は終始和やかでポジティブ。
だから良い商品が出来上がったのだと、自信を持って言える。
私もチームに常に励まされ、成長させてもらえた案件だった。
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