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はじめて保育園という世界へ足を踏み入れた日

いま片手でミルクをあげながら、スマホ片手に打ってるズボラな母です。すみません笑

保育園の印象

ぎりぎりで保育園が決まって、入園の1週間前に説明を受けに行ってきました。
私自身は幼稚園だったので、保育園というところは未知の領域。
ちょうど私が着いたときは園庭でたくさんの子ども達が遊んでいました。
それぞれ思い思いの遊びをたのしそうにしていて、あぁ平和だ…なんて思ったのが第一印象。

ふしぎですよね、もともと子供にそこまで興味もなかったしむしろちょっと苦手なほうだったけど、子供を産むと変わるもんです。
子供を見るとかわいいなーってほっこりします。
人って変わるもんだなぁなんて思いながら玄関を目指していくと、保育士さんが優しく「こんにちわ〜」と声をかけてくれました。
そのとき、ものすんごく嬉しかったんですよ。

そう、何を隠そうこの私、人に飢えてました。

引っ越してきて1か月弱、旦那さん以外と言葉を交わしたのは市役所の人くらい。
車も無かったのでどこにも出かけることができず、周りには知り合い一人もいない。
毎日子供とふたりきりで引きこもり生活でした。
旦那さんも仕事が忙しく、ほとんど家にいない状態。
正直、あんまり精神状態よくなかったとおもいます。産後っていうのもあるしね。

だから笑顔で「こんにちわ」って言ってもらえるだけで、こんなにうれしくなるもんなんだなぁと新たな発見でした。
やっぱり目と目を合わせて挨拶するって大事だなって。マスクしてるから尚更ですね。

なんて平和な世界なんだ

建物に入ると0歳1歳児の教室へ案内されました。
温かみのある木材が基調で、天井が高く陽がたくさん入るお部屋。
フローリングと畳の部屋が仕切られていて、畳の部屋ではお昼寝中の赤ちゃんが。
大人の私でも、心地良いなと思える空間でした。

外遊びから帰ってきた1歳児ちゃん達が小さな洗面台でおしくらまんじゅう状態で手を洗っている光景をみて感じたこと。
ここは子供の世界なんだということ。
保育士さんはいるんだけども、基本は見守って必要な手助けをするだけ。
当たり前かもしれないけど、子供主体の世界がここでは繰り広げられている。
なんだかとっても平和だな〜と感じました。
(保育士さんのおかげで成り立っていることをわすれちゃいけませんね)

保育園のこと何も知らなすぎた

担任の先生が丁寧に説明をしてくれて、驚いたことが結構ありました。
私が勉強不足だっただけで、驚くことじゃないんですけどね。笑

*哺乳瓶(乳首)と粉ミルクは家庭で使ってるものと同じものを用意してくれる

そこまでしてくれるんだ!って感動しました。
ミルク代は保育料に含まれているので別途払うことはありません。神。

*乳幼児突然死症候群(SIDS)防止対策でお昼寝時にセンサーをつけてくれる

これは保育園によって、センサー以外の方法をとられている場合もあるかと思います。
小さなバッヂをつけると、体がどの向きで寝ているか、動き(呼吸)が止まっていないかなどを察知して、教えてくれるシステム。すごいですね。
このSIDS、赤ちゃんを持つ母親なら一度は耳にしたことがある病名ではないでしょうか。
原因不明といわれているだけにこわいですよね。
私はいまだに夜中、息してるかチェックしちゃいます。

園長先生と話してモヤモヤがふっとんだ

ひと通り説明を受けて園長先生登場。
ザ・園長先生!といったかんじの優しく柔らかい印象の女性でした。
話していて、保育というお仕事に熱意を持ってたのしまれているというのがとても伝わってきました。

「一緒に育児をしましょう」

その言葉で気持ちがふっと楽になりました。
本当のところ、若干4ヶ月の子供を保育園に預けることにずっと葛藤があったんです。
もちろん少しでも一緒にいたい、けれど仕事をしたいという気持ちも大事にしたい。

だから自分の良いように解釈しているだけかもしれないけれど、保育園に預けることってとても贅沢なことなんじゃないかって思うようになりました。

ひとつは、親以外の複数の人(保育士さん達)から愛情をかけてもらえること。
保育士さん達は、子供一人一人と向き合って本当に愛情深く接してくれます。さすがプロフェッショナル。
いろんな人とコミュニケーションとることが、発達・発育に良い刺激になると思ってます。

そして、育児を相談できること。
これが大きい。連絡帳やお迎え時などに、些細なことから何でも相談できる。
育児の相談窓口とは違って、実際に子供をみてくれているので話が伝わりやすい。
お母さんのやり方に寄り添って尊重しながらアドバイスしていただけます。
こんな心強い存在、保育園だからこそではないでしょうか。

育児をたのしんでもらいたい

園長先生のこの言葉がいちばん心に残ってます。
育児はひとりでするものじゃない、いろんな人が関わってするもの。
保育園という第三者の存在で、お母さんに気持ちの拠り所が生まれ、子供にとっても良い刺激になる。
そんなふうに思えるようになりました。

ただあくまで、保育園は就労目的が前提にあるということ。
働くお母さんの特権とでもいいましょうか。

“母親なのにこんなに小さな頃から預けていいのだろうか”
この気持ちは完全に拭い去ることはできないけれど、預けることでみえてくることもたくさんあって。

きっと同じようなこと思ってるお母さん達、少なからずいるんじゃないかと思います。
保育園に預けるって全然ネガティブなことじゃない。
私が子供だったら、やりたいことあきらめないで生き生き仕事してるお母さんの方がいい。
そう信じて、働く母がんばります。

保育士さん達に尊敬と感謝をこめて。


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