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院卒エリートがコンビニバイトに落ちまくる?

こんにちは。
オーストラリアに住んでいるフミです🍇


韓国人の友人スアとビールを飲みながら、
ふと話題に上がったのが、

「今後もずーっとオーストラリアに住みたい?」


オーストラリアに来る前には、
永住という選択肢は思い浮かびさえしませんでした。

いざ住み始めると、永住している人も多く、
「有り得る選択肢」に思われてきます。
だから、帰国意思があるかどうかはメジャーな質問。

実際、わたしのハウスメイトのうち、
2人は永住を希望して頑張っている最中で、
1人はもう移住してから20年以上。


結論、
スアとわたしの答えは共に「No」

スアがまず口にしたのは家族の存在。
やっぱり、遠くに住むのは寂しいみたい。


わたしが1番にあげた理由は、
スキルが活かせない、ということです。

日本で働くには、あらゆる可能性があります。
ワインの資格と知識を活かす方向、
前職のプランナーやデザイナーをする方向、
流行りのスキル講座を受けて転身するのもアリ。


でも、外国人の私たちの仕事は
・農業
・清掃業
・調理
・ウェイター
・スーパーやコンビニの従業員
この中で運よく受かったものをやるのが、ほぼ前提。

カナディアンの友達は、英語が第一言語なので、
ホテルのフロントをしていますが、
仕事はなんでも選べるという感じではないそうです。

外国人が
やりたい仕事やスキルを活かした仕事を「選ぶ」、
というのが現実的じゃないのです。

仕事選びを成し遂げている人もいると思いますが、
そこまで頑張りたいほど母国嫌じゃないよ、
その労力で今のスキルをワンランク上げる方がいい、
そんな気持ちです。


自国では公務員、教師、大企業、大学院卒など
それぞれに自分を磨いてきても、
海外に来てみたら、コンビニバイトや清掃業、
バナナファームのバイトに落ちまくる。

移住前に積み上げたものがある人ほど、
自分の能力が活かせないことが屈辱的なはず。

なので、スキルが活かせないよね、というと、
多くの外国人仲間は「分かるーーー!!」
と、大盛り上がり。


たまには、過去の栄光を語ったっていいじゃない、
みんながどんなに頑張ってきたか、
おのおの話すのも聞くのも、悪くない。

永住しないわたしたちの、
お互いを認め合う時間は続きます。

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