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【アメリカから療養一時帰国】JAL 車椅子サービス(2022年GW:入国審査)

一年半ぶりに日本に帰国しました。(前回2020年10月)
今回は水際対策として日本政府が指定する入国審査内容と、海外で持病が悪化した為に、航空会社(JAL)で車椅子サービスを予約し利用した内容をお伝えします。

事前準備

72時間以内に受けたPCR検査の結果が必要

①陰性証明書

日本へ帰国時は、出国前72時間以内に検査を受け取得した陰性証明の提出が求められ、到着空港でも改めて検査を受ける必要があります。
私は最近日本に帰国した人たちがPCR検査で利用する検査場を予約し、空港のカウンターで陰性証明書で不備がないようにしました。
その日のうちに結果がPDFデータで送られてきたのでそれを端末に保存、印刷しておきました。

②アプリ(CocoaとMysos)をダウンロードする。


厚生労働省HPにある「スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用について」のページに「<日本へ入国・帰国する皆様へ>」とリンクがります。

iPhoneの場合、Apple Storeからダウンロードしてしまうと起動後に登録画面が出てこないという不具合があるそう。
なので、このページに記載されたリンクからダウンロードすると個人の登録画面になります。

③My SOSへの事前登録【画面を緑か黄色にしておく】

日本到着時刻、6時間前までに事前登録しておくと、「ファストトラック」が使えます。手続を日本入国前に済ませることで、日本入国時の検疫手続が簡素になり、スムーズな入国がしやすくなります。
登録内容は
・個人情報
・日本の滞在先
・オンライン誓約書の登録
・陰性証明書の画像登録
などです。
これらを登録すると、審査後にアプリの立ち上げ画面が緑になります。
私は持病の免疫系の病気(SLE)の悪化で予防接種は受けていませんが、緑の画面でした。

④Medical Reason(診断書)*必要な人だけ

出発前に主治医のドクターに出してもらいます。
私の場合、飛行機で何かあった時に飲んでる薬や病気の事をCA側に認知してもらうため。と説明すると、診察中に書いてくれました。
これを航空会社のチェックインの時に提出すると、車椅子の手配がスムーズにできます。

搭乗前・搭乗中

フライト時間は約12時間

フライト当日、GW前とあってLAXから東京行き(成田・羽田便)は満席。私達は関西空港行きでしたが、まだ満席にはなっていませんでした。やはり書類の確認にカウンターでも時間がかかって、待つのも一苦労。知らないうちに1時間半も並んでいました。余裕ある行動が大切だと身に染みて実感しました。

ここからは車椅子ならではの体験です。
荷物を預けたら、車椅子で検査場まで案内してくれます。手荷物も係の人が持ってくれます。優先ルートで案内してくれるので、あまり並ばずに済みます。
金属探知のゲートを潜るときは車椅子を降りますが、
飛行機の搭乗ゲートまでは、ゴルフ場のカートみたいなものが待っていて運んでくれました。
乗り込んでしまうと免税店などはスルーして買い物はできませんでした。水が欲しかったのですが、だいぶ戻らないといけなかったので諦めました。

搭乗口でも車椅子のタグを付けていると優先的に案内されます。飛行機に乗る直前まで車椅子、その後機内に入ってからCAさんが席まで同行し、荷物の上げ下げや、横の席が使えるかの確認など確認してくれました。
担当のCAさんが付くらしく、食事も糖尿病用のメニューなどがあり、指定していると担当の方がメインで色々と気にかけてくれていました。
こういう時日本の航空会社のサービスの良さがとても伝わってきます笑

到着後【入国審査】

着陸したら先ずは待機。すぐには出れなかったのでこの間にSIMを日本のものに差し替えます。ネットが使えることを確認できたところで、飛行機から降りる案内が流れました。
私は最後に案内され、降りたところからJALの車椅子で
検査場に案内されました。
行くまでに「My SOS」の緑になってる画面を用意するよう言われます。見せると首からピンクのストラップをかけられました。

①唾液採取

健康カードを貰い唾液採取に向かいます。前回も同様の検査方法だったのでスムーズに出来ました。
結構多めの唾液を試験ケースに入れないといけないので、時間は少しかかった気がします。

②提出書類の確認

ここに時間がかかる人が多い気がします。
提出(提示)するのは、
・到着後はじめにもらった健康カード
・誓約書のQRコード
・My SOSでの提出QRコード

です。
ここでQRコードがない人は用意されたPCを使って取得しなければいけない感じでした。
QRコードの確認後、自分がどのケースの待機、あるいは待機免除になるかを伝えられます。
私の場合は3日の隔離とその後検査の陰性が確認出来たらその後は免除となるとのこと。

提出書類によって隔離期間が違う


3回目のブースターショットを受けてないと2回目までの人も0回の人と同じとみなされるそうで、なかなか厳しいなと思いました。

③スマホにアプリがインストールされてるか確認

事前準備でもあったように「Cocoa」「My SOS」のインストール確認とその使い方が案内されます。
ここでスマートフォンが無い。などとなると同じ部屋に「レンタルサービス」があり、そこで借りるように言われます。(自費)容赦ない。

④唾液検査の結果待ち

そこから待合室に通されます。モニターに自分の検査番号が表示されると次に進むことができますが、大体20〜30分ほどかかりました。

車椅子の人はモニターの見えない、少し離れた広い所に案内されました。ずっと案内してくれたグランドアテンダントの方が代わりにモニターを確認してくれました。

⑤検査結果と入国審査終了

最後に検査結果のシールを健康カードに貼ってもらい、入国前の入国審査は終了です。
いつもは顔認証ゲートでの入国ですが、今回車椅子はゲートが違うので、スタンプを押してもらって入国出来ました。

すでに荷物はトラムから降ろされて、閑散としている荷物受け取り所でした。JALのスタッフの方が荷物を運ぶお手伝いもしてくれて、1人でも大変な量の荷物だったので、本当に助かりました。出口で家族が迎えに来てくれてたので、そこでバトンタッチ。
ほとんど荷物は持たずに合流出来たので体力の消耗も少なく、使って良かったサービスでした。本当にお世話になりました!

JALの車椅子。積み木みたいな可愛さ。話題にもなったそう。

まとめ


今回はアメリカ ロサンゼルスから関西国際空港まで、帰国にあたり、
・日本政府の水際対策の入国審査
・車椅子での搭乗の仕方、その優遇措置
についてお伝えしました。

少しでも帰国される皆様、車椅子での帰国を検討されてる皆様にお役に立てればと思います。
長文となりましたが、ここまで読んでくださって、ありがとうございました。


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