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noteの世界で1年と少し生きてきて感じたこと ~コミュニティマネージャーとしての心掛けの前に~


初めましての皆さまも、ご存知の方も、こんにちは。アウトプットLAB下読み会マネージャーのふむふむです。

アウトプットLABってなに?と思われた方へ。簡単に説明するとnote界隈でパワフルおじさんとして名を馳せているこの方、

池松潤さん。

最近は情報発信学/各地での講演、多拠点で目立った活躍を見せています。今どこにいるかわからない、いないと寂しいよねと言われるフーテンの寅さんを目指しているらしい。

その池松潤氏が主宰するプロジェクト、アウトプットLAB、私はその中の下読み会コミュニティマネージャーを仰せつかりました。お母さん的役割で見守ってほしいと言われたのがきっかけです。

下読み会コミュニティマネージャーとしての心掛けをまとめようと思ったのですが、その前に私のnoteとのかかわり方について記しておこうと思います。


◆noteを始めて少しすると、多くの人に湧き上がる感情

noteを始めた一年と少し前。書いたものにスキがつくだけで舞い上がるような気分でした。

そのうち、スキの数を追うようになり、ビュー数を気にし始め、編集部のおすすめに載るにはどんな文章を書くといいのか、と考え始めます。

欲はどんどん大きくなり、書こうと思っていたものと同じテーマで書かれているnoteを比較して、何が違うの?なんて考えたりします。

フォロワー数が多くて有名だからおすすめに載るの?それともnoteの誰かとつながっているから?なんて疑心暗鬼に包まれて、創作、吐露どころではなくなってしまうこともありました。

私が書きたいことを書いていても読まれることはない、では人に読まれる文章とは何かと考え出します。

noteとtwitter、連携させたら読んだ人が拡散してくれるよって、twitterと連携したら、コメント欄よりもずっとこちらの方が活発に意見交換されています。こんな世界があるんだ、noteの感想をつけた拡散を帯って呼ぶんだ、そう、知らない世界が広がっていました。


◆noteの中の有名人

noteの中の有名人、共感できる文章を書いている人、憧れてしまう人、お友達になれそうなくらい、同じ時に同じ気持ちを書いている人、趣味が合う人…

私が始めた時でさえ、多くのnote有名人がいて、その方たちにコメントを残すなんておこがましいと、なかなか書き残すことはできませんでした。しかもコメントしている方たちも既にお友達の様子で、全く一見さんの私のコメントなんて、ここに置いていくことはできないなと考えます。考え方がスキ、言葉の選び方がスキ、そんな感想はただ更新のたびに読み続けること、過去の作品を読むことで昇華させていました。

みんな既に仲が良さそうで、そんな輪の中に入って行けるはずもないと諦めてしまうこともありました。

それでも、中にはどんどんコメントや帯、RTで仲良くなっていく方もいます。どんどん輪を広げられる人もいるんです。


◆noteは有名な人にだけ開かれている世界ではない

いくらnoteを書いたとしても、誰の目にも留まらないのでは書くモチベーションが上がりません。書き方は人それぞれですが、ただ一方的に発信していても、読まれなければフィードバックすら受け取ることができません。しかもコメント欄にコメントを残すのは、古参のnoterにとってもなかなかハードルが高い様子。私の界隈でもツイートや帯での拡散の方が多いように感じます。

有名な方のnoteは放っておいても誰にでも読まれます。おすすめクリエイターに選ばれた日には、noteの世界に足を踏み入れたばかりの恐ろしくなるほどの新規noterがそこからフォローしていきます。

だからと言って、noteは有名人だけのものではありません。

お互いに書いたnoteの良さ、心を打つことばをつないで拡散し合うと、より多くの人の目に留まります。

緑ののっぺらぼうのアイコンに囲まれたフォロワー数だけが多い方のnoteよりもきっと、たくさんの方の目に留まります。

無名であっても熱い想いが書かれたnote、悲しみにおぼれたnote 、一筋の光を与えてくれたnote、新しい知識、知らない世界を見せてくれたnote、私はそんな無名の方の星の数ほどあるnoteを広められるお手伝いができたらいいなと思っています。

◆卑屈になる、発信をやめるのではなく

どうせ読んでもらえない、有名な人はいいよね

と卑屈になり、本人に届くように攻撃するのはやめましょう。みんな今は有名になったかもしれませんが、noteの世界で手を動かし、企画を立ち上げ、毎日noteと称してことばを紡ぎだしていました。それぞれが努力をした結果、多くのnoterに知られるようになったのです。誰一人として、最初からの有名人はいません。(もともと作家の方や芸能人などは除いて)

そんなことで僻むのはやめましょう。お門違いも甚だしい。

表現は自由。泣き言を書いたとしても、マイナスな感情を書いたとしても、ビジネスでも、趣味でも何だってかまわない。ただnoteの世界に個人攻撃や差別は似合わない。共感できない時はそっと閉じたらいい。異なる意見に対しても寛容でいたい。つらい思いを吐き出したときは有料にしてnoteに鍵をかけて封印してしまったらいいんです。

文芸の発表の場として、お仕事依頼の自己紹介の場、趣味の偏愛を語る場、感情の処理ができる場、どんなことでも自分の想いを表現する場として、この世界に存在し続けることが大事だと考えます。

◆声を掛けてくれた仲間

最近の私はいろいろ悩んでいます。自分にできることは何か、ここにいていいのだろうか、本当にやっていけるのだろうか。

勢いに乗ったまま走り続けることができたら良かったのですが、この状況下、進行していたことの先行きが見えなくなり、それと同時に私の心の闇が大きくなりつつあります。必死でかき分けようとしているけれど、一進一退を続けています。

noteやtwitterに不安や弱音を吐露することもあります。一方で「大丈夫」と前向きで強気の言葉を書くこともあります。そう書いたら強くなれるかもしれないという願望を抱きつつ、それでも発した言葉の重さに押しつぶされそうになっている自分もいます。

先日は

こんなnoteを書いた時に、たくさんの方からコメントを頂きました。私にはもったいない言葉もあり、自分の弱点だと思っていたところが強みでもあるんだということを知ると共に、皆さんのあたたかい心が身に沁みて、幸せをかみしめたのでした。

こんなにたくさん励ましてもらったのに、また悩んでしまって本当にごめんなさい。しっかりと地に足をつけて歩めるよう、もう少しだけ悩ませてください。

今年のnote書き初めの目標に、「自分の意思に素直に生きたい、コンテストにも応募する、気になる企画に応募する」と宣言したものの、結局不安で自信がなさ過ぎて、下書きのままで終わらせてしまったと伝えたところ、思いもよらない返事が返ってきました。

仕上げることが大事。「お互いのnoteを良くする会」しようよ。下書き見せてくれたら、お互いにアドバイスし合ったらいい。

note界隈では有名人のマリナ油森さんとルミさんです。

ルミさんは私がnoteを始めた頃にはもう既にたくさん書かれていて、おすすめにも何度も取り上げられ、素直に賞を獲りたいと言えるかわいい女性です。マリナ油森さんは言わずと知れたパワーの持ち主。「呑みながら書きました」など多数の企画を上げてきた方。

お互いが書くnoteを読んで、いつの間にかお人柄を知ることになったお二人とnoteの中やtwitterで会話をしていたけれど、まさかここで声を掛けてもらえるとは思ってもいませんでした。

坂るいすさんとマリナ油森さんからは最近の元気の無さに気づきアンサーnoteをいただいたことも、その他にもtwitterのDMを頂いたり、感謝の気持ちでいっぱいです。


◆あの時の私と同じ感情を持ったあなたへ

それでも、そこそこフォロワーがいて有名だったから、声を掛けてもらえたんでしょ。それって特別なことだよね。

中にはそんな風に思った方もいることでしょう。

でも、決してそうではないことを私自身が一番よく知っています。フォロワー数100人もいなかった私がイベントを成功させたこと、note酒場ではたくさんのnoterがいる中で和気藹々と会話している人たちの中に入れず、個人的に数名の方とお話をしていたこともnoteに記しています。

華やかな場所には似合わない自分が、少しずつ心を開放し、書き上げてきたnoteが、私という人間を表してくれたから、たくさんの方に知ってもらえるようになっただけの話です。

こんな人もnoteの世界の中に存在しているんです。それでも、少しずつお話しできるようになって、少しずつ輪が広がって、応援してもらえて、悩んでいることにも気づいてもらえるようになって、その悩みに対してアンサーnoteまで書いていただけるようになって、こんなに幸せなことはありません。

でもこの長い期間を迎える前にいなくなってしまう人がたくさんいることも知っています。いつも読んでスキをつけてくれていた人が、更新が減り、ある時いなくなってしまうこともよくあります。

寂しかったのかな、noteの雰囲気が合わなかったのかな、今は何か他のことを見つけたのかな。

想いを巡らせても、noteの中だけでつながっていたあの人とはもう会えない。

◆全く無名の私がここまでnoteの世界でやってこられた理由


自己肯定感が低すぎるため、自分に全く自信が持てないからこそ、おすすめに選ばれなくても書き続けることができました。noteの中で目立っている方の目に留まり、一躍時の人になったnoterさんがいても、私とは別世界のことだからと、自分の書きたいことに忠実に書き続けたから、やっとここまで来られたのです。

自信のある人の方が、もしかしたら芽が出ないと思ってしまって辛い思いをすることもあるのかもしれません。真剣に向き合って、全身全霊を注いだ作品を出したのに、評価されなかったと心の折れる思いをしている人も知っています。

それでも皆noteで書くことを選んでいるのは、きっとnoteの世界観が好きだから。そしてnoteで出会った仲間との関係を大切にしているからではないかと思います。

◆先行きの見えない長い期間が不安な方、同じ志を持つ仲間がいたらもっと続けやすいと感じる方へ


それでも、note人口も増え、誰の目にも留まらなかったらと不安に感じる人もいるでしょう。もう既に出来上がってしまっている中に入って行くのが怖いと思う方もいると思います。もっと合理的に、素早く自分の想いや考えを広めていきたいと考える方もいらっしゃると思います。


今回、たくさんの方からコメントやアンサーnote、そして直接のアドバイスを頂き、感激したと共に、まだnoteを始めたばかりで不安の大きな方に向けて、私がその役割を果たすことが出来たらと思いました。

私がしてもらって嬉しかったアドバイス、フィードバックをコミュニティの仲間同士で伝えられたら、仲間同士をつなぐお手伝いができたらと考えています。コミュニティマネージャーとして、寄り添っていきたい。グイグイ引っ張っていくタイプではありませんので、根気強く待ちます。見守ります。

今日はコミュニティマネージャーとしての心掛けを書こうと思っていたのですが、その前にnoteの世界で私がたくさんいただいた愛についてお伝えしたいと思い、このnoteになりました。

アウトプットLAB下読み会マネージャーとしての心掛けは次回へ。



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