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『ペレのあたらしいふく』の段/金曜日「絵本たちのいるところ」2021.5.21/譜面合間日誌(平日)

こんにちは。
「譜面合間日誌」金曜日担当の河﨑です。
天気も気温も安定せず、なかなかその日着る服を決めきれない日々が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
「衣替え」「あたらしいふく」「おにゅー」どれも私にとってワクワクする響きです。

そんなわけで、今回紹介する作品はこちらです。

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『ペレのあたらしいふく』

作・絵:エルサ・ベスコフ

訳:小野寺 百合子

出版社:福音館書店

あらすじは以下の通りです。

子羊の世話をする男の子、ペレが羊や近所の人たちの協力で、青い服を手に入れるまでの楽しいお話です。ペレは上着が小さくなってしまったので、自分で羊の毛を刈り取った後、すき、紡ぎ、織り、染め、仕立てを家族や近所の人たちの助けをかりて上着を作り上げていきます。それぞれの工程と、そのお礼にみんなの仕事を手伝うペレの姿が、美しい自然を背景に生き生きとみずみずしく描かれます。
ペレのあたらしいふく|福音館書店


最近紹介する絵本はなんだか労働が作中で描かれることが多い気がします。
無意識でしょうか、なんでしょうか。

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それにしてもこの作品の色彩は非常に美しいと私は感じます。あらゆる色が淡いをゆき自然と動物が溶け合っているように感じます。

なんとこの絵本オリジナル版の初版は1912年なんと100年以上前なのです。
これまで紹介した絵本も私の両親が幼い頃に読んでいた作品がいくつかありましたが、この作品はより多くの時を超えてたくさんの方に読まれている作品です。
そう思うとなんだか感慨深い気持ちになります。

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(どんどん注文が複雑になっていっているような気がします・・・)

服は既製品と生地から完成を見届けるとではその服に対する見方が全然違うように感じますね。
自分だけの自分に合った服を着ることは至極の贅沢ですね。

明日はいつもよりも素敵なお気に入りの服で出かけようと思います。

それでは。お元気で。
良い週末を。

【今週の何か】
低空飛行

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