「自分に最後まで...」
こんにちは、ふるぽてくんです。
この3連休は、前職のメンバーに会ったり、映画「キングダム 大将軍の帰還」がようやく見れたりと素敵な時間になりました。
【定例】おすすめされた本コーナー
ふるぽてくんブログでは、おすすめされた本コーナーを定例化しています。
本は、紹介者とのコンテクストの共有や苦しい時の道標となり、成長の手助けをしてくれます。
すでに読んだことがある本が多いと思いますが、もし新たな出会いになればいいなと思い、続けていきます。
第3弾は、「人を動かす」です。
僕は、一人でできることには限りがある。と気づくまでに時間がかかりました。一度経験しないと得手不得手を決めつけたくない性格で、未熟な領域が多い若手時代は、時間の限り納得するまで自分でやってしまう癖が抜けなかったのです。
限界にぶつかった時、協働・共創の壁もやってきました。
そこで紹介いただいたのがこちらの本でした。
【本文】2人でつかみとったもの
新規顧客の獲得と既存顧客の拡大において、一定の成果が出始めるとサービス品質を担保するためにチーム作りを任されました。
自案件について、自らが採用したメンバーと協働してお客様のさらなる信頼に繋げることが命題でした。
最終的には、支社を設立し多くのメンバーと一緒に業務にあたることになったり、採用したインターン生が正社員として入社してくれたりと、形にはなったのですが、苦しかった時期も多かったです。
今回は、あるインターン生が僕に気づきをくれたエピソードです。
冒頭に書いたのですが、僕は職人気質なところがあり、企画書やクリエイティブの制作にあたり、とても細かく自分が納得するまでリサーチをしたり、フィードバックをする人間でした。
ひらめくと夜中でも企画書にメモをしたり、Slackの予約送信をしていました
インターン生は時間の制約があるので、仕事を切り分けて依頼することが日常で、全体像を伝えるために商談にでれるときは同行してもらったりと工夫はしていましたが、それでも部分仕事になってしまうことが多かったです。
今回の主人公も多分に漏れず、大学2年生であり学業との両立がテーマでした。ただ、入社時に「現場最前線の社員、優秀なインターン生と本気で働く経験をし、周りに差をつけるとともに、将来コンサルタントとして活躍したい」と強い思いをもって参画してくれたメンバーでもありました。
そんな彼が、両立の狭間から一歩踏み込んでリスクをとって発してくれた言葉がこちらです。
「この案件はマーケットのリサーチから自分が担当している。これまでだったらこれ以降はお願いしますと、結果の共有だけもらっていたが、今回は自分に最後までやらせてほしい。夜中にだってフィードバックをもらったら手直しするし、空いてる時間全部使うのでやりきりたい」
僕のVIPクライアントで、数年狙いを定めて手にしたWebCMの仕事で、結果的に3週間で4,5回商談をして企画書や絵コンテを重ねて提案し、受注後に2ヶ月で撮影・制作とスピード納期案件でした。
ただ、この全てのプロセスに触れてもらうと決めるには十分な言葉でした。
目を輝かせて入社してくれるメンバーに対して、部分仕事の依頼をすることにやるせなさを感じていました。実際、学業がありながら相当量の仕事をしてくれていましたが、それでも複数メンバーの分業体制で実施することが限界で、諦観の念をもっていた自分がいました。
しかし、この2人で掴み取った案件が可能性を示してくれたのです。
すべての案件では難しいが、メンバーのタイミングと気持ちが重なれば素敵な経験を提供し、お客様にも喜んでいただける機会があると。
それ以降、チーム体制の構築やメンバーの巻き込み方にバリエーションをつくることができ、協働の成果が出る多くの瞬間に立ち会いました。
先輩・後輩といったインターン生同士の連携で手にした案件もあります。
もちろん多くの失敗もありましたが、とても貴重で楽しい日々でした。
【さいごに】自己紹介
【紹介文】
僕はフルーツとポテトが好きだ。 ただ、目の前に欲しそうな人がいるとあげてしまう。 人を応援することと喜ばせることが好きな僕は、時に不安を抱える「野良の総合職人材」になっていた。不安を抱える総合職サラリーマンと共に来るべき未来を信じて。
今日は、法人営業の姿だけでなく、中途・インターン生採用やメンバーマネジメント期のエピソードでした。お客様に価値提供することや自社への還元を目指して取り組んだ結果、担当領域が広がった例です。
初の連投でした。
今日もありがとうございました。