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愛田 竜生 -diary- 2




風俗という文化にはどこか昔から変わらない概念が根づいてる気がする。


その概念がなければ、私は3年目の女風を過ごせてなかったと思います。


『ネットに顔出しの』話し


選ぶ側の単純な考えでは、コンビニに並んだ商品棚のように、商品説明から製品説明まで書いているのが選ぶ側の権利だと思います。

機関で定めた法もあるから、消費者側は選びやすいし、それが私たちに身近にある商品です。



2択という選択が女風にあるとしたら

「顔出し」か「モザイク」か

この3年間で私が知った流れでは、誰一人お客様から『顔出しして』と言われたことがありません。

日々や毎週、ご指名をいただくお客様からも顔出してと言われたことがない。

3年前にお客様と初めて対面した時、俗に言う身体を売るという発想を根本的に身につけさせなかったフルムーンの考えが今の私を作り上げている。

今ではその意味を理解し、とても感謝している。


そのおかげで今も変わらずにお客様からご指名をいただいてると実感する。


身バレしたら、知人から誤解されたりと、風俗を理解できる人は少ないのが現実です。


食品は目で見て手に取り、買うか買わないかの判断を、すぐに決めれる。

私は食品ではないし、易々と顔を出すことはしない。


変な話し、「もし私が売れていなければ」焦って顔出ししていたのかもしれません。
(店が止めるでしょうけど)

本指名のお客様の為にも私は顔出しをしていなくて良かったと常に思う。


顔が見えた分、気持ちの基軸となる女風キャストの心得は、表面的にしか出せなく失敗の連続が続いていたと思う。

それが承認欲求への扉の始まりだと私も思う。
(海さんの言葉パクリ)


風俗での身バレは、風俗を利用しない人からすると、理解できないでしょう。

私が何を言いたいかと言うと、ある意味一般論とした目線で私たちは物事を判断しないと行けません。

お客様の中には風俗に後ろめたい方も当然ながらいると思いますし、旦那様に風俗行ってくると言って外出する方は少ないと思う。

彼氏さんやお子様にも同じ事が言えます。



入店し始めの頃、海さんとご飯を食べに行く時
店内で女風の話しをしようとすると注意を受けました。

ワードは出さずにしゃべる事はセーフですが、女風というワードも徹底して声に出しません。

それは周辺の他客に聞かれないようにするといった理由もありますが、女風の話しを大勢の方がいる場所で横柄にベラベラと話すような男にはなるなという教えもあります。

誤解を周囲の方にさせないのがフルムーンとしての考えで私たちのポリシーです。

テーブルでのマナーや一連の流れも、ワードを言わずにスムーズに教わる。


オーラを消す術も、人生で教わらないのでとても面白い。


女性は想像も好むでしょう。

「あのキャストは私に合うのかな」といった連想を楽しむ女性も多いと聞きます。

単純に顔だけで判断してしまうと、『好き嫌い』が一瞬で分かれます。

出会う前から好きか嫌いかを判断されてしまうのはキャストとして切ないですよね。。


芸能人やスポーツ選手、YouTuberなどは顔出しは当たり前でしょう。

風俗と一緒に考えてはいけないところでもあると私も思う。

私が長年担当しているお客様に顔出ししたらどうか聞いてみたところ、10割の考えで顔出しに反対する。

私は感謝しかない。


勉強の為に時間が合えば運営ミーティングに参加する時もあり

前年比などの話しに、これからについて話しを聞いていて学ぶ事がある。




採用について、私を通じて私のお客様の声を聞かせて欲しいと言われる事もあり

事務局スタッフはお客様に直接会う事はないので、実際にお客様に会っている現場のキャストにお客様の声を大切に聞きたいと言う。



顔出しに抵抗感がない者は、分析した結果では浅はかな考えの者か、何も考えてない者が多い事を知った。

身寄りがいなかったり、借金があったり、その先のイメージが湧かない者も多いよう。


切羽詰まる状況で将来性が感じられない者がお客様に接しれるのだろうか。

嫉妬ではないが、そんな者に私のハニーに指一本も触れて欲しくない。


他に核心につく事はこの場では書きませんが、私は凄く納得してる。



非公開キャストでも、私と同じくらい在籍しているメンバーはランキングに載らないシステムになっていると聞きますが、通常のランキングメンバーより売れている月もあるのと言われている。



「私も、もっと頑張らなくては」

ホームページにUPしているランキングに誤りはないようですが、非公開メンバーや海さんはランキングに出してないという。

非公開メンバーは一般的に目立たせない役目もあり、非公開キャストを利用している顧客様向けに公表するランキングはあると聞く。

キャスト向けに配信されるAllキャストのランキング表もあり、一般的に公表はしてないみたいですが、聞くと教えてもらえる。

その時が一番、ピリピリとした緊張とドキドキがあり、キャストとして更に邁進しようと思う時でもあります。



身バレして退店となればお客様が一番悲しむでしょう。

店も私がいなくなるとビジネスとして成立はしない訳ですから、十分に注意をして私も営業している。

『お客様、店、私』の関係性が築きあげられるからこそ今の私たちが存在する。


結局のところ、顔で選択するよりかは

『接客や接遇』がものを為す世界だと私は教わっている。

それが女風だと数年前から確信している。





LOVE❤️PEACE



愛田 竜生 -diary- 2











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