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"自分ならでは"のコーチング【コーチング修行録No.4】

コーチング研修中は、
他の受講者の方、講師の方のコーチングを聞いたり受けたり、
自分のコーチングについてフィードバックをもらったりする。
(全て電話なので、顔は見えない。声だけを聞いている状態。)

そうすると、人によってコーチングの色が違うというか、
特徴というか、強みが様々にあるんだなあ、と感じる。

突き抜けるように声があったかくにこやかで、
自然と嬉しい気持ちになって、
心がどんどん開けていくようなコーチングをする人。
(「北風と太陽」で言う、「太陽」チックな人)

傾聴の力がとんでもなくて、
クライアントの声の調子や些細な言葉遣いだけから、
恐ろしく濃いフィードバックを繰り出す人。
(たった2分間のコーチングで。すごすぎて唖然とする...。)

本質にグイッと向き合わされるような、
鋭い質問を投げかけるのが、得意な人。
(背筋がシュッと伸びるような気持ちになる)

クライアントの状態を上手く言葉にして、
扱いやすくするのが得意な人。
(語彙力が高いのかな。ちょっと羨ましい。)

ただひたすらに共感を寄せ、
自然と勇気が湧いてくるようなコーチングをする人
(相槌や言葉尻で伝わってくる)。

本当に面白い。
声質やトーン、スピード、言葉の選択、相槌、タイミング、感じ方(どんなことにフィードバックするか)等で、その人の繰り出すコーチングの色が全く変わってくる。よりどりみどりだ。

と言う事は、自分にしかできない(自分だからこそできる)コーチングも
あるわけで。それを期待してくれる、クライアントの人もいる。
それを思うと、コーチングを極めて行くのが、何だか余計に楽しくなる。

自分のコーチングに対しては、
こんなことを言っていただくことが多いなあ、
と振り返ってみた。

・聞いてくれてる・受け入れてくれる感じがして、何でも話しやすい
(年齢の近しい同性からはもちろんだが、年齢が離れた異性の方からも言ってもらえると、それなりに嬉しい)

・課題よりも、クライアント自身について(価値観、気持ち、願望etc)をメインに扱う傾向がある。
(がーぷるさんのコーチングは「課題解決」よりは「人生についての大発見」をする感じだよね、と言われたことがあるのはこのためだろうか)

最近、とある講師の方からのフィードバックで、
自分のコーチングの色について、また新しい発見をした。
さっくりまとめると、こうなる↓

「がーぷるさんは、言葉選びが面白い(遊びがある)。
かつ、話し方のテンポにも弾みがあって、
深刻な内容の話でも、空気は重々しくならないんだよね〜。」

クライアントの視界が問題で一杯になっていても、
軽い空気感(語弊があるかも)の中で、
「何をそんなに悩んでたのか」と問題を俯瞰的に見れるようになったり、
「まあ、何とかなるっしょ」と希望が湧いてきやすいというか、
そういうことらしい。

ふうむ...
確かに、自分を振り返ってみると、
物事の良し悪しを真面目に判断するより、
ひたすら現象として面白がるのが好きなので、
そういうところが対話の際にも出ているのかもしれない。

そういえば、学生時代、授業中に眠くなると、
退屈な講義をする教師を恨んだり
そんな授業を取ってしまった自らの不幸を嘆くよりは、
「どんな要因が眠気を誘うのか」を分析して
「何を変えれば、寝る暇もないくらい刺激的な授業になるのか」
を考えるのが好きだった。
(結局、本来の授業内容は、一切頭に入らない)

友達から相談を受けたときに
「オモシロイね〜!」と反応して、
「私がこんなに辛いのに、何がオモシロイの!!!」
と返されたこともあるので気をつけなければいけないが、

「深刻にならない」コーチング。
これも自分のコーチングの特徴として心に留め、
活かしていこう。

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