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スマホで綺麗に撮れる時代に、一眼カメラを買う理由。

僕は現在大学3年生で、1年前にミラーレスの一眼カメラをはじめて買いました。


それがこの、α6400というカメラ。
最初は動画撮影用に使っていましたが、今年になってあるきっかけから写真撮影にも興味を持つようになりました。

現在はα7iiiという、より上位モデルのカメラを使用しています。

また、それと同時にiPhone13Proも使っており、もちろんiPhoneでも写真を撮ることも多いです。




スマホカメラの優秀さ

さて、近年ではスマートフォンのカメラ機能が大幅に向上しており、一眼カメラのように背景をぼかせたり、望遠レンズや超広角レンズが搭載されたり、画素数がアップしたりとスペック的にはかなりの進化を遂げています。

さて、こちらの花火の画像。iPhoneで撮影したのですが、夜というくらい環境にもかかわらず綺麗にくっきり花火が映されています。

普段一眼カメラで写真を撮っている僕が見ても、十分綺麗に感じます。


実はコレ、iPhoneSE初代(2016年発売)で撮影したものです。
もう5年以上も前の代物。



この写真も
この写真も
この写真も。



すべてiPhoneSEで撮影したものです。
それも編集なしの撮って出しでこのクォリティです。スゴイ


5年以上も前のスマホでこの写真なのですから、今の最新スマホの写真の綺麗さは言うまでもありません。


スマホは写真が綺麗な上、気軽に撮れる。
一方の一眼カメラは写真こそ綺麗ですが、高いし重いし設定が面倒。


さて、スマートフォンの写真機能の優秀さをお分かりいただけた上で、本題に行きましょう。


スマホで綺麗に撮れる時代に、一眼カメラを買う理由とは。

プロカメラマンとして仕事で写真を扱っている方はもちろんスマホではなくカメラを使うことになりますが、私たちアマチュアが一眼カメラを買う意味ってあるんでしょうか?

答えはもちろん「Yes」です。


ぼくが思う理由は3つ。

  1. スマホ以上に綺麗に映る

  2. 写真と真剣に向き合える

  3. 趣味や仕事として昇華できる


一つ一つ解説していきます。


①スマホ以上に綺麗に映る

これは当たり前の話かもしれませんが、2022年現在でもスマホカメラの写りは一眼カメラに敵いません。

もちろんすべての一眼カメラがスマホに勝るわけではありません(10年以上の廉価な一眼とか)が、一定以上の値段を出せば今の最高級のスマホカメラの品質を超えます。

iPhone13Proで撮影

さて、この画像を見て普通に綺麗だと思った人は多いと思います。実際僕も綺麗だと思います。

α7iiiで撮影

さて、こちらがα7iiiで撮った写真です。

明らかに背景のボケ感や画の質感が違います。iPhoneの方はちょっとのっぺりしているというか、塗り絵みたいな画の表情をしていますが、一眼の方は実際に目で見た感じに近いです。

左がiPhone、右がα7iii

拡大してみましょう。
右の方が細部までくっきり写っていて、金色の光沢感やガラスの反射もリアルに描写されています。

一眼カメラの写りの良さが実感していただけたと思います。


なぜ一眼カメラは綺麗に映るのか

これにはたくさんの理由がありますが、一番大きな違いは「センサーサイズの大きさ」です。

緑色の四角い部分がイメージセンサー。

スマホや一眼に限らず、すべての写真機にはイメージセンサーというものが備わっています。イメージセンサーとは一言でいうと光を受け取る場所のことで、これが一眼はスマホよりも何倍も大きなものを搭載しているのです。

一眼カメラが大きいのにはそういう理由があったのです。

イメージセンサーが大きい分、たくさん光を取り込めるので暗い場所にも強くなるし、明るい場所であっても光の情報(色など)をスマホよりもたくさん受け取れます。

この「イメージセンサーの大きさ」に関しては決してスマホが一眼に敵うことはありません。イメージセンサーの大きさはソフトウェアの優秀さと違って物理的な大きさだからです。

これからもスマホの写真昨日は向上していきますが、それにも限界があることがお分かりいただけましたでしょうか。

もちろん一眼カメラとひとくちで言っても色々な種類があり、カメラだけでなくレンズによっても写りは全然変わりますので、今回はあくまで一例として参考にしていただければと思います。





②写真と真剣に向き合える

さて、先程スマホよりも一眼カメラが綺麗に映ることを言いましたが、あの写りを実現するにはそれなりのコストがかかります。一言でいうとお金と労力がスマホの何倍もかかります。

重くても200g程度で持ち運べるスマートフォンと、軽くても1kgはする一眼カメラ。
高くても15万円ほどで買えるスマートフォンと、安くても20万円ほどする一眼カメラ。

もちろんこれは一般論で、もっと安価な一眼カメラもあります。しかし、今のスマホの画質と大きく変わる画を出せる一眼カメラはやはりスマホよりも高くなることが多いです。

また、一眼カメラはレンズも高い。一本で10万円以上なんてザラです。


しかし、それだけお金をかけるからこそ、写真としっかり向き合えます。
せっかくお金をかけたのだから、無駄にはしたくないですよね。

このように精神的にも写真に対しての姿勢が変わりますし、実際写真を撮るときに工夫できる幅が広がります。


どう設定すればいいのか
どんなレンズで撮ればいいのか
どう編集すればいいのか

自分で考えて写真を作成することができます。スマホは基本的に画角を決めてシャッターボタンを押すだけですが、一眼カメラはシャッタースピードや感度、絞りなど、撮影の設定を細かく決めることができます。

また、編集の幅も広いです。スマホは撮ったものがソフトウェアで処理され、明るさだったり色味だったりが補正された状態で保存されます。いわば「撮ったものが完成品」なのです。

しかし一眼カメラは違います。rawデータといって、画像処理が行われていない状態でデータを出すことができ、それを自分の好きなように編集するのです。

rawデータは容量が重いかわりにたくさんの情報が含まれており、画像編集の幅がとても広いのです。

例えば、スマホで撮った写真の明るさを変えるとき、全体敵に明るくなったりしてしまいますが、rawデータだと暗い部分だけを明るくしたりできます。


このように、一眼カメラは自分好みの写真にカスタマイズすることに秀でているのです。
単なる「記録」としてではなく自分の「作品」として写真を撮る。その体験を得るためにぼくは一眼カメラを購入しました。


③趣味や仕事として昇華できる

先程、写真とちゃんと向き合えるという話をしましたが、そこまでいくとそれはもう立派な「趣味」です。

写真という趣味を持つことで得られることは多いです。SNSにあげたり、写真をとるため色々な場所にでかけたり、写真を通してどこかコミュニティに参加したり。。。

とにかく、これからの人生がより豊かになることは間違いありません。

僕は写真を通して友だちができました。
写真に限らずですが、なにか趣味があることは人生を幸福に生きる上で重要だと思います。


また、一眼カメラはスマホとは違い、仕事に直接活かすことができます。今ではプロカメラマンとアマチュアカメラマンの境界がどんどん薄れており、もともと写真が好きで今では副業としてたまにカメラマンの仕事をしているという人もたくさんいます。




一眼カメラを買う理由について話していきました。

一眼カメラを使っていると、スマホの手軽さをより実感するようになります。本当にスマホは優秀で、あのコンパクトなボディでよくここまでのものが撮れるな、と日々感心しています。

それでもぼくは、あの重くて高くて不便な一眼カメラを使い続けます。すべては写真を撮るという体験のために。


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