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Episode3. 子連れ転職4回、キャリアに向き合う


こんなに何度も転職するなんて、

思ってもみませんでした。

しかも子連れで。


「子連れ転職は難しい」って

イメージあると思いますが、

「意外とできる」というのが私の率直な感想です。


また、何度も経験するうちに

・働き方や仕事内容の希望条件が具体化する

・採用時に、優先順位をつけて交渉できる

・家族と価値観を共有し相互理解の機会が増える

などなど、成長感も持てたものです。


今回は、「子連れ転職4回」をざっくりと振り返ります。



初回の子連れ転職は、

Episode1. 「キャリアの迷子、母になる。」

で書かせていただいたとおり。


妊娠中に、新卒で11年勤めた会社を退社したけど

出産後3.5ヶ月で復職するという前提で

出産する2週間前に雇用いただき

保活にも滑り込むことができました。


「こういうふうに成長したい」

「こういう業務に携わりたい」

「そのためにはこれまでの実績をこう活かす」と

しっかり自己分析できていたからこそ、


「期待されるパフォーマンスを出すためにも、雇用していただきたい」と

直球でお願いできたのだと思います。


自己分析、大事です。

加えて、自分を過大評価も過小評価もしないこと。

等身大で「できる」「やりたい」を語るのが大事かなと思います。



2回目の子連れ転職は、

リファラル(知人からの紹介)でした。


某上場企業グループの人材系の会社で

未経験からウェブマーケティングのお仕事に就きました。


ウェブ系の職種にシフトしたいと

数年来思っていたので、すごく嬉しかったです。


転職のきっかけは、

その会社に転職した、前職時代の先輩が

私のことも引き抜いてくれたこと。


リファラルには、自分の都合だけじゃない

タイミングやご縁ってあるなと思うけれど、


「次は何に挑戦したい」って

普段から周囲に話しておくこと、大事です。


子どもがいるからって

夢や希望を語るのに遠慮はいらないし


「もし、子どもがいなかったら

 どんなチャレンジしたいかな?」


と、仮説の上で自由に妄想しておくことも、

すごくよいことだと思います。


まずは「やりたい」と願い、発信すること。

ご縁はいずれ、必ず引き寄せられます。



3回目の子連れ転職は、

いろんな意味で感慨深い思い出です。


国家資格キャリアコンサルタントを

約半年間の学びを経て、取得したときで

自己理解が進んでいたためです。


会社や職業を選ぶ判断基準が

それまでとは比べ物にならないくらい

しっかりと持てていたのです。


翻ってそれは、現職への不満についても、

許容可否の判断基準になります。

愚痴るだけではなく、建設的な思考ができるのです。


選ぶ基準が明確で、解像度も上がったからこそ

心から共感でき「めちゃくちゃ入社したい」と

思う会社を探し当てることができました。


でも当時は、夫も転職が決まったばかり。

退社から入社までの有給休暇中に

セブへ語学留学に行っていたこともあり、

「ファミリーキャリア」としては

まずは夫を優先、そのあとで私・・・と

ちょっぴりだけ、アクセルを踏むのを我慢しました(笑)。



でも、とても残念なことに、

約10ヶ月でこの会社を去ることになりました。


入社して半年で経営者も経営方針も変わり

社内では不穏な出来事も起きて、

私も退社以外の道はなくなってしまったのです。


ざっくりいうと、

中小企業のまま、理念を貫く組織でいくか。

事業と組織のスケールを優先して、理念は飾りとして残すものの、IPOやイグジットを目指すのか。


「生きるとはたらくをもっと楽しく」


この理念に心底共感してジョインしたので

愚直にそれをやり続けたかったけれども、

それはスタートアップとしては割と死を意味してて。(スケールしない)


当時、新たに経営者になった方とも、この議論をして

「目指す方向、違いますね」となりました。


「もし、理念重視の組織に戻ることがあったら、私もまた戻って来たいです」

とお伝えして、辞めることになりましたが、

最後に腹を割って話せたのは、よかった。



ということで、4回目の子連れ転職です。


なんと、前職の元経営者の方から、

新しい職場を紹介いただきました。


これも運命だなと思うのですが、

「生きるとはたらくをもっと楽しく」

という理念を個人的に絶やさず、

取り組める会社とお仕事を紹介いただけたのです。


志半ばで道を断たれていた私は、

「自分が働きがいを感じられる職種と業務内容」

ものすごく明確に描けていました。


同時に、転職も4回目、ワーママも4年目で

「自分が働きやすさを得られる就労条件」

かなり解像度高く、把握できていたのです。


「働きがい」と「働きやすさ」の両方を得られる

職業、職場環境、就労条件を自ら描き、

それを手に入れるべく職場と交渉する術は、

子育て中の方に限らず、雇用されて働く人が持つべきスキルではないかと思います。



4回も子連れ転職をしたからこそ

見えてきたことはたくさんあります。


でも、できれば転職しまくることなく

「働きがいと働きやすさ」を得られるに越したことはないと思います。


だって、パワーかかるから(笑)。


でも、ここまで妥協せずにキャリアを模索できたのは、

家族の支援あってこそでした。


最も良かったのは、

キャリアコンサルタントの資格取得の講座通学中に

さまざまな手法の「自己分析」をやってみるなか、

気づいたこと、思ったことを

逐一、夫に共有できたことです。


それまでは、悩みやストレスを抱えていても

あまり深く話していなかったな、と思います。

ちょっと話しづらいなと思っていたかもしれません。


・話すタイミングが分からない

・かっこ悪いと思われたくない

・反対されるような気がする


さまざまな理由で、

「キャリアの悩みは一人で抱えるもの」と

決めつけて(思い込んで)いたような気もします。


でも、そうじゃなかったんですよね。


家族に話して、自分を分かってもらうって

いちばん「心理的安全性」を高められることです。


さらに新たな質問やフィードバックを

返してもらうことで、もっと自分について考えられます。


そうして一方が自己開示することで、

お互いのバリアが解放されていきます。


親が話し合っていれば

子どもも自然と聞いているし。

これ、キャリア教育の第一歩だなって思うのです。


そして、そのはじまりは

「自己理解を深める努力」でした。

転職は、その結果、そうなっちゃったってだけ(笑)


次回、Episode4.「圧倒的な自己理解」は、

8月30日(火)に公開しました。


\かぞくも、じぶんも、しあわせに/

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🌷この記事を書いた人のプロフィール🌷

1978年5月生まれの牡牛座B型。
2022年現在、夫と息子と東京都内で3人暮らし。趣味は茶道。


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