Vol.1 イケナイ恋でも出逢う前から一目ぼれ。
Vol.1 二人の年の差=まるまる干支一回りぶんだった気がするが、それはあくまでも些細なことで、より致命的なのはお互いの立場なのだった。
キスを待つ仕草ではなくわたくしの心の目を見る君がこわくて
いつもの二分の一のワインで酔う 私が恋を引き寄せている
意識せずスキを作って「未必の故意」 なだれこんだわ秘密の恋に
君の手を知らずに生きてた時あれは 鎖国とおなじ幸せだった?
ときめきが溜め息になる一瞬を「解凍される」と名付けし君は
愛せると思った以上に愛す時 襲う不安は成長痛ね
腕を巻き尺にしてみる 君のその胸の厚みを持ち帰りたくて
何もかも与えられない恋をして 私が一番純粋になる
わたくしの食べきれぬ量考えて オーダーする君、かなりプロかも
君のサイズに合うように作られていて愛おしい、私のカラダ
優しさも やるせなさも やらしさも やましさも皆、セットであげる
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