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サルでは出来ない、”期待”の超え方

「期待外れだった」「面白くない」「つまらない」「残念だった」

悲しいことに、時にこんな評価をもらうことがあります。

こうなってしまう理由は、受け手の”期待”を超えられなかったからです。

こんな悲しい想いをする機会を少しでも減らせればと思い【サルでは出来ない、”期待”の超え方】を紹介します。

やるべきことは3つ。3STEPです。

3つの段階を踏まなければいけないので、おそらくサルには出来ず賢いヒトにしか出来ないと考えました。

(あらかじめ、全国のおサルさんたちに謝罪させていただきます)

それでは、3STEPを紹介します。


1.相手の期待値を探る

まずはじめに行うことは「相手の期待値を探る」ことです。

「敵を知り、己を知れば、百戦して殆(あや)うからず」という『孫子』の言葉があります。「戦いの際には、敵情を知ることと客観的に自分を知ることが大切である」と説いたものです。

この言葉の冒頭「敵を知り」が「相手の期待値を探る」ことになります。

何をしたら喜んでくれそうか何に期待しているのか、ということを完全把握出来れば望ましいですが、ざっくり大方でも把握するべきです。

どんなに自分は良いと思ってやったことでも、相手にとっては全然ダメと評価されてしまうことがあります。

そうならないためにも、まずは相手の期待値を探ってみましょう。


2.期待値を下げる

次に行うことは「期待値を下げる」ことです。

3STEPの中で一番のポイントです。

意外とこれが出来ていません。下げるどころか上げてしまうことも多いでしょう。

たとえば「この場の雰囲気を和ませるために、佐藤さんが面白いことを言ってくれます」も期待値を上げることの一つです。

「佐藤さんが面白いことを言う」と受け手は期待してしまいます。

中には「絶対に面白い」と期待値が爆上がりしている人も出てくるでしょう。

佐藤さんがそれだけ面白い人であれば問題ないですが、そうでなかった場合、高まっている期待値を超えることがかなり難しくなります。

佐藤さんがこれからつまらないことを言います」と言ったほうが「大したことは言わない」「きっとつまらない」と期待値を下げることができます。

そこで面白いことを言えたのなら、佐藤さんは期待を大きく超えることができます。

「面白いことを言います」の期待値が100として「つまらないことを言います」の期待値を50とする時、佐藤さんの面白さが90と考えるとイメージしやすいでしょう。

「期待値を下げる」とはこういうことです。

「絶対に効果出すんで」「絶対に期待を超えますので」といった言葉や近しい言葉も軽々しく口に出さないほうが吉になります。

期待値を上げずに予め下げておくことで、期待を超えられるように努めましょう。


3.やりきる

最後のSTEPは「やりきる」ことです。

「え?そんなこと?」と思われるかもしれません。ですが、期待を超えるのであれば「やりきる」ことが必要です。

期待値を下げられたとしても、求められます。

どんなに期待値を下げられても、中途半端なものでは中途半端な評価になってしまうからです。

たとえば、現状では目標としていた8割の力や成果しか出せないとしても、それなら8割を100%でやりきりましょう。

10割を120%で頑張るといったことを目指す必要はありません。出来るのであればやるべきですが。

たとえ失敗したとしても、やりきろうとした姿は相手にも伝わるものです。「そこまでしてくれたなんて」と期待値を超えることが出来るでしょう。

感動はやりきる姿から生まれます。

なので、最後は「やりきる」ことです。


以上、3STEPを紹介しました。




1.相手の期待値を探る
2.期待値を下げる
3.やりきる




「期待値を下げる」ことを一番意識して、期待を超え続けていきましょう。

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