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002:「一生の夢」がわずか3年半で現実に

ホテルをオープンしたいという思いは、最初は漠然としたものでしたが、あっという間に明確なイメージとなりました。そして同時に「一生かかってもいつか必ず叶えたい」という気持ちも「できれば一日でも早く実現したい」と、少しずつ変化をしていきました。

夢が具体的になってから、実際にホテルがオープンするまでの期間はたったの三年半。普通なら考えられないようなスピードです。その間、まさにシンクロニシティと思えるような出来事がいくつも起こりました。

シンクロニシティとは
一般的に「意味のある偶然の一致」を意味していて、日本語では「共時性」「同時性」などと訳される。例えば、虫の知らせのようなもので、因果関係がないけれど共通性がある複数の出来事、関連性のある状況が偶然に生じること。

実現するまでには、自分ではどうにもならないようないくつもの出来事が、まるで「達成しなさい」と導かれるように起こり、その結果、当初は「一生かけてでも叶えたい」と思っていた夢が、わずか三年半で現実になったのです。

「できそうかどうか」ではなく「やりたいかどうか」

当時の私は、ホテルの運営経験はまったくなく、また、ホテルを作るための資金もありませんでした。経験も資金もまったくゼロからのスタートだったのです。

実現するためには資金を集め、土地を探し、建築業者を選定し、運営ノウハウを習得する・・・など、やるべき事がたくさんありましたが、結果的にクリアできて、信じられないスピードで実現することができたのです。それは、それまで私がたくさんの人達から得てきた教えのおかげでした。

・心からイメージしたことは必ず実現する
・人生は全て思った通りになる
・人生において、乗り越えられない壁はない

それまではずっと、知ってはいるけど頭で理解しているだけの知識として留まっていたことが、明確な夢に向かってに動き出そうと決めたときに具体的な行動となり、それを通じて様々なことを実際に体験することができました。

もしもあなたが今、何か大きな夢を描いたとして、その夢が大きければ大きいほど、短期間での達成をイメージすることは難しいでしょう。でも、もしもあなたが心の底からその実現を願い、自分の力を信じることができたら、思った以上の速度で達成することができると思います。なぜなら私自身がそうだったからです。

大切なことは、ビジョンを明確にすること、自分自身を信じること、そして情熱を持つことです。

ホテルをオープンしたいと決めた時の私は、それを実現するために必要なことを何ひとつ手にしていませんでした。そんな私が夢を実現できたのですから、あなたの夢もきっと叶うはずです。

人は何かをやろうとする時、過去の経験やそれまでの知識を元にして、「これこれだからできそう」というように、頭の中でその根拠となるものを探そうとします。でも実は、それは何の意味もありません。あなたが頭で考えて、計画して、その通りにできることだったら、それは「夢」ではなく「予定」でしかないからです。

「夢」は、今のあなたでは実現できないこと、今のあなたの枠の外にあるものです。でも、智恵を絞り、あらゆる手段を講じ、できる限りの事をやることであなた自身が変化し、その結果手にすることができるのです。最も重要なことは、未知の世界に一歩を踏み出す勇気を持つことなのです。

私はあの時、できるかどうかではなく、やりたいという気持ちから「ホテルを作る!」と決断して本当に良かったと思っています。結果的に失敗に終わりましたが、そこからたくさんの事を経験し、学ぶことができたからです。どんな環境でも感謝できて、楽しんで、幸せに過ごす事ができるようになったのはその経験のおかげです。

達成したい夢がある人はもちろんですが、もしも具体的な夢がないとしたら、どんな目標でもかまいません。ぜひ、新しい未知の世界に向けて一歩踏み出してみましょう。

読んでいただいてありがとうございます。何かを感じてもらえたら嬉しいです。これまでの経験について本にしようと考えています。よろしければポチッと・・・。