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選択することへの疲れ "2025年、人は「買い物」をしなくなる"

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誤解を招かないようはじめに触れさせて頂きますが、タイトルの「買い物をしなくなる」の表現は少し大げさです。

僕もはじめて書店で本書を目にした時には驚いて思わず手に取ってしまいました。「これから買い物という概念が大きく変化するのは想像してたけど、2025年って早すぎないか・・・?」というのが本書を読む前の感想でした。

実際に読んでみると割と現実的で想像しやすく参考になる内容でしたので、今回は本書の内容を解説させて頂きます。

買い物のあらゆる手間が無くなる

本書の主なポイントの1つはこれだと思います。

外出するための身支度と移動、売り場での買い回りや商品の比較検討、ようやくレジで会計を済ませ、荷物を持って帰宅する。

買い物に伴う行動を細分化すると、こんなにも多くのめんどくさいや手間が存在しています。

本書で主に述べられているのはテクノロジーの発達により、これらの手間が無くなることで「人々はかつてのような面倒くさい買い物をしなくなる」ということです。

日用品をAmazonの定期便で購入したり、Urber Eatsで自宅から出ずにお店のご飯を食べたり、レンタルビデオ店に行かなくてもNetflixで映画やドラマを楽しめる。これはもはやほぼ日常ですね。

このような流れが2025年までには劇的に加速し進化するということです。

選ぶことを減らしたい消費者

デジタルツールが発達し、暮らしは便利になり人々の可処分時間は昔より格段に増えたはずですが、多くの人が「時間が全然足りない」と感じていると思います。

これはたくさんの情報に常時アクセスできるようになったことで、選択肢が増え過ぎたからです。かつて切望していた便利さや選択肢の多さに疲れ、今では選択する機会を出来る限り減らしたいなんて思う人も少なくないかと思います。

もちろん買い物や選択の全てがそれに該当するわけではありません。

好きなモノについては買い物に伴う手間にすら楽しさを感じるはずです。

しかし、興味のないことについてはいかがでしょうか。できるだけ時間をかけずにいたいですよね。

僕の場合は機械系がとにかく苦手で、もはやお店でも一番いいやつ下さいみたいな状態。当然使いこなせるはずもなくスペックを持て余してしまっています。もうお金を払うから全面的に誰かに任せたいくらいです。

一方で、大好きな服にはいくらでも時間と労力をかけることができます。

生活において「時間をかけたくない面倒くさい買い物」と「時間をかけたい好きな買い物」どちらの割合が多いですか?

多くの人が前者の占める割合が圧倒的に多いのではないでしょうか。

そういったニーズやデジタルツールの発展により、世の中から「面倒くさい買い物」はほとんど無くなっていくでしょう。


少し大げさなタイトルかなとは思いますが、おもしろい内容でした。皆さんのおすすめの本もぜひ教えて欲しいです。



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