見出し画像

オープン戦が終わった今、思うこと

バス移動で時間ができたので、この3月を振り返りつつ、いま思ってることを書かせてもらいます。

調整よりも、感覚重視でとにかく投げる

11月の秋キャンプから「感覚重視でとにかく投げる」をテーマに取り組んできました。
3月に入り、中6日の先発調整になってもそのイメージは変わってません。
頭の中から「調整」という考えがほとんどなくなったような気がします。
「登板日にしっかり調整してベストパフォーマンスを」から「階段を登り続けて登板する日はその流れのなかで投げていく」という感じですかね…(わかりづらい)
昨年までに比べて試合の価値が相対的に小さくなったような…そんな感じです。

なので登板日に「身体張ってるなー」って思うことが増えたんですけど、その影響で試合中にバテたってことも今のところはないので、バテるまでは続けてみようと思ってます。

強いチームに対する僕の考え

1月31日の全体ミーティングで、柳が「とにかく勝ちたい」というメッセージをみんなに話してくれました。
それを受け、僕なりにチームの強さを考えたんです。そしてそのために僕個人ができることも。

現時点での僕のもってる答えの1つが、準レギュラーの頑張りがチームを強くするってことです。
先発ローテだったら6から9番手くらい、リリーフだったら負け試合で投げることが多いくらいの立場でしょうか。
シーズン戦うなかで必要なときが必ず来るし、レギュラーのケツを叩けるかもしれません。

僕は2月からこの考えを中心に練習してきましたし、
そして博志や橋本にも「うちらの頑張りがきっとチームを強くするから頑張ろう」って伝えてきました。
仮に僕がダメでもレギュラー以外の先発陣みんなでカバーできればいいと思ってます。

シーズンが始まるとチャンスがあったり、なかったりでモチベーションが変わるところを昨年までにファームで見てきました。もちろん僕も経験してきました。
そのあたり、ほかの選手とのコミュニケーションも気をつけるつもりです。

どんな1年にしたいか?

シーズンが始まる前だと、テンプレかってくらい聞かれる質問です。
今思うのは、とにかく先のことを考えず野球に没頭したい、ってことですね。

立場が変わっても、1軍であっても2軍であっても、ケガしてしまっても、うまくいってもうまくいかなくっても。
去年の秋にクビでもしかたないと思った以上、今年でクビになってもいい、むしろ今年クビと決まってたらどう過ごすかを意識して過ごします。

スティーブ・ジョブズが毎朝鏡の前で「今日この世を去るとしたら、今日やることは本当にやるべきことだろうか」と自答していたのは有名な話です。
選手としての死は、常に意識して1日を送りたいです。

きっとクビになったらなったでやりたいことが出てくるだろうし、ならなかったらもっと野球がうまくなるために頭使うだろうし、考えてもしかたないですからね。

おまけ

ちょっと前に、プライムビデオで「チェンソーマン」見たんですよ。
常識離れした世界観で、「おもしろさ」より「怖さ」が勝ちますけど、その中に人間の本性みたいなのがチラチラ出てくる、そんな感じでしょうか。

そのなかで岸辺というキャラが言ったセリフが印象的でした。

悪魔が恐れるデビルハンターはなあ…
頭のネジがぶっ飛んでるヤツだ

チェンソーマン19話より

「頭のネジがぶっ飛んでる」って聞くと、頭がおかしいとか近づいたら危ないとか、そんなイメージですよね。
でもプロ野球選手になって(社会人になって)、仕事で結果を出す人ってそういった一面があるように見えたことが何度もあるんです。
特定のシチュエーションで、常識にとらわれず、ネジが外れる(ネジを外せる)人ってすごいなって思います。
そして、みんなネジが外れて見える一面を持っていて、それを「個性」とか呼んだりするんですかね。
いや、ネジが外れる瞬間を「固定概念が壊れた」とも言える気がしますね。

…よくわからなくなってきました笑
とにかく、チェンソーマンはおもしろかったです。
あと、岸部役の声優・津田健次郎さんの声が僕はとても好きです。


さぁ、また今日から練習です。がんばりましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?