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#235 複雑性の理解とは、人の愚かさを知る営みである

組織開発の講義がはじまりました。
年間通して一番期待し楽しみにしていた講義。


組織開発とは組織をワーク(機能)させる取り組みのこと。

第1回目はVUCA時代の複雑性(Complexity)を思考する内容でした。

複雑性が増し続ける時代において、変化に適応し、持続的に組織を成長・発展し続けるには、どのような組織づくりや人づくりを行う必要があるのでしょうか?

主体的能動的に学習するような人づくり・組織風土づくりが大切であると先生は述べます。


チームの中核的な「学習」には、【複雑性を理解する力】が必要であると。

立場の違いによる悩みを例にあげます。

一般職は、不安だらけ。
業務が遂行できているか、職場に慣れることはできるか、上司との関係性はどうか。
不安をわかってもらえないと感じる。


管理職は、目標管理や人材育成管理、他部門との連絡調整など、、とにかく業務の量も幅も広い。
上からも下からも要求されて逃げ場がない。とにかくしんどい。


経営層は、ステークホルダー調整、組織ガバナンス、幹部の統率。扱うのが人というより金や役割。
前を向かせたいのに向かせられない。

このように、それぞれの立場によって抱えているものや背景が異なる。

同じ問題なのに視点が異なるから違う問題に見える。

それに加え、感情が絡むと他責的になる。
なぜなら、元来、人は自己中だから。
一番自分がかわいい。

複雑性の理解とは、人間の愚かさを知る営みであるとも言える。

では、複雑性の理解には何が大切なのか?

次回、二つ紹介します。

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