ピンボケおじさん

たくさんポエムを上げていきます。 言葉が溢れて止まらねぇ

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最近の記事

あるべき論

こうあるべきである あああるべきである だれか言ったらしい どこぞの独裁者か そこらのサラリーマンか こうするべきだった ああするべきだった 誰かが泣いたらしい 試験に落ちた生徒か 振られた女の子か 理想や後悔が渦巻いて 世界はいつも右往左往 つられて僕も右往左往 なんだか疲れたし 面倒だから無視しちゃおう 小鳥は飛ぶよ 風に乗って、それでも自由に 雲は浮かぶよ 遥か空で、気ままな形で きっとあるべき姿なんてこの世にはない 私は自由だ、誓って自由だ だ

    • 季節

      少しずつサイクルが早くなる 何にも興味がないからか 何にも希望がないからか とにかくこの季節がやってきた キラキラ輝いたことがあったのだろうか 押し付けるような幸せは残酷ね ついこの間のことのようだね あの時も一人だったっけ、 誰かが隣にいても 固まったような笑顔で綺麗だねと言ってみる あの人は気付いていたのかな きっとバレてただろうな 少しも揺らがぬ声色で 少しずつサイクルが早くなる 明日行くレストランの予約でもしてるのか 夏の旅行の話でもしてるのか とにかくこの季

      • 無題

        行方知らずのことばは 頭の中をぐるぐる巡っている そのせいなのか 本当に頭が痛くなる 人間は結構単純にできている なあなあ どこの誰に言えばいいんだい? 同じ言葉でも あなたに言うのと他の人に言うでは 全然違うのですよ たぶん一生涯の言葉か 今日一晩だけの言葉が それくらい違う 僕は 誰かにとってサイテーなやつだけど あなたにとっては、、、 本当にそうなるつもりだったんだだけどな いつまでもいつまでも ぐるぐる巡るな、同じところを あなただけはどんどん遠くへ

        • 部品

          電気信号が届かなくなって どこに向かえば良いかわからなくなった 機械仕掛けで動く体は キシキシと鈍い音を立てるから 歩むたびに自分が傷ついて行くのがわかった でも、どこかに向かわずにはいられなかった ある日、似たようなやつと出会った そいつは、少し一緒に歩いた後で 「僕の中のこのパーツとこのパーツを取り付ければ、  君はもう少し楽に歩ける様になるよ」 そう言って僕に自分の部品を取り付け、 どこかに去って行く 「君は良いのかい?」と僕が尋ねると 「僕は誰かに貰うから大丈

          足跡

          置いてきた足跡は 歩まなかった未来を空想するかの様に 大きく膨らんだ それを見た僕は怖くなって ひたすらに前だけを見て歩むようになった 振り向けば後悔で 押し潰されるかも知れないと思っていた ある日、歩む先に光を見つけて 大きく息をつく やっと見つけた 安堵の息のような、ため息のような ようやく僕は振り返る 後ろを見て気がついた ああ、全部僕なのだと あったはずの理想の僕も それを選べなかった僕も そんな後悔を重ねてきた僕も 不甲斐ない自分を受け入れた 今の自

          距離

          距離感というのはいつも難しい あなたの為になりたいとして それはどこまで許されるのか 物なり事なりで助けたとして、 ちょっと心の支えになってみたとして、 もう少し踏み込もうとすると避けられて 見返りなんて求めてないのよ 与えたいだけ それも許されないことがあるのですね 本当は二人向き合って与え合いたかったね それができたらどれだけ楽だったか 恥ずかしげもなく、ありがとうと伝えてさ 情けない僕のせいです 本当にごめん でも聞いて 僕はあなたを大切に思っていて 何か返

          あの場所

          懐かしい場所へいく あの頃の僕は まだ大きな子供で ああ有るべきだ こう有るべきだと 声高に叫ぶけど、 何もできない面倒な人間でした あの頃から色々あって 丸くなったのか角が取れたのか それとも小さく纏まってしまったのか 人並みに苦労はした もしかしたら少し人より多かったかもしれない でも後悔はしていない そして案外、反省もしていない 懐かしい場所へ行く 追い出されるように、自ら逃げるように 戻らなくなっていたあの場所は 僕をどう迎えてくれるだろうか

          あれ

          あれ、あれ、あれ? 素敵な気持ち あれ、あれ、あれ? もどかしい気持ち あれ、あれ、あれ? どこかで感じたことがあるような、 二度とこないと思っていたような 意外とあっさり来るもんだね あんなに「これしかない」と 思っていたくせに 今度こそ優しくなれるでしょうか 今度こそ慈しめるのでしょうか 少しは大人になっているかな どうする?どうする?

          一匙のミルクを入れて 白黒の渦を作ってみる 透き通るような緑の器を そっと光にすかしてみる その様子を見た君は きっと子供みたいだと呆れただろう ひょっとしたら少し気味悪がったかな でもきっと 僕の軽口一つで笑ってくれただろう 君でないといけないとはもう思ってないさ 君であればきっと ずっと楽しかっただろうとは思うけど 今を持て余す僕を尻目に 今も君は忙しなく走り回っている そんなズレが確かな痛みを僕に残していく でも、渦はいずれ混ざり合って 何も無かったことにな

          休み

          あーあ 休みだな 何もないのよ本当に何も やること行くとこ全部ない 誰か付き合ってくれませんか 誰でも良いと思ってます あーあ もう昼だな 何もないのよ本当に何も やること行くとこ全部ない 誰か付き合ってくれませんか あなたが良いと思っていたこともありました ちょっと話そうよ とびきり楽しい話があって きっとクスクス笑えるよ いつでも良いけどいつが良い? あれ?なんだって? うんわかった、 あーあ 休みだな 何もないのよ本当に何も ちょっとお茶でもいってくる

          なんだろ

          なんだろ 何か思ったような なんだろ 何か言いたかったような なんだろ どこかへ行きたかったような やりたいことや言いたいこと なんとなくで流しちゃうよね そんなこんなで幸せを逃して 今の自分はなんなんだろ なんだろ 良いこと思いついたような なんだろ 急に楽しくなってきたような なんだろ 今日も頑張れるような 一晩寝れば全部忘れて、 また電車に揺られて笑っちゃうよね 浮いたり沈んだりで忙しい 今日の自分はどんなんだろ きっと一日いろいろあるよな 帰りの自

          間違い

          何が間違いだったかなんてわからんさ 後悔先に立たずっていうの? そりゃ当時の自分を責めたくなるのもわかる 何やってんだ、早く動けってね でもそれって、 試合結果見て選手批判するアンチみたいなもんでさ やってる本人は、必死こいて、悩んで、迷って、苦しんで、 それでこの結末なんだから 許してやってよ おれぐらいさ まあ、だから学んだことにしよ 転ばぬ先の知恵っていうの? 次は間違えんぞって息巻いてさ、 やるぞ、今度こそ!って感じで まあでも、たぶん またきっとおんなじよ

          いつか

          この言葉はあまり好きじゃないけど あえてこう言うよ いつか、また きっといつまでも来ない、いつか 思い出を語り合うのもいつか 本音を言うのもいつか 好きだと言うのもいつか 脇目も振らずに君は進む 先のことを話すのはいま おめでとうというのもいま 幸せにというのもいま 壊れそうになってたぼくも いつの間にかすっと楽になれてた そういう物だから だから、 君をいつか忘れて、 僕もきっと楽しく生きてるさ だから、 いつか、また