梟の会【高校生団体】

議論を通した知識の共有を目的とする高校生のグループ。ここでは我々が議論したテーマの結論…

梟の会【高校生団体】

議論を通した知識の共有を目的とする高校生のグループ。ここでは我々が議論したテーマの結論等々を発信していきます。

最近の記事

世界の貧困に立ち向かう

2030年までに持続可能な社会を実現するために設定された「SDGs(持続可能な開発目標)」。貧困の問題は17ある問題の1つ目であり、その問題を知らない人はいない。しかし多くの人がそれから目を背けているように見える。それは貧困の問題を解決することがとても難しい上に、自分とはかけ離れた存在と認識しているからではないだろうか。つまり、自分には関係ないことだと思ってしまうのだ。しかしそんなことはない。今こそ世界の貧困の現状を知り、その対策を考えてみよう。 まず、貧困には二種類がある

    • バーチャル空間と現実世界

      今年、「どうぶつの森」が世界中を席巻した。累計販売本数2000万本というゲーム業界に激震が走る記録を打ち立て、ゲーム好きだけでなくコロナ禍で暇を持て余した全ての人を虜にした。今回のテーマは「バーチャル空間」だが、どうぶつの森もバーチャルとして認識されるべきものなのだろうか。今回の討論は、定義をするところから始まった。 バーチャルとは「仮想的」つまり「実際にはそこにないもの」という意味の言葉だ。言葉の通りにいくと、どうぶつの森やフォートナイトといったゲームも全てバーチャルとして

      • もし、アプリを作るとしたらどんなアプリを創るか。2つの案(その2:中・高・大学生向けのコミュニティ創設アプリ)

         この稿の著者は静岡県の田舎にあるとある学校に通っている。田舎にいるというのは特に学生にとって自然に囲まれていること以外にメリットがあまりない。近くに東京ほど遊ぶ場所がなく、交通の手段も限られるため行動範囲が狭い。  同じことが学問にも言える。やはり東京や首都圏には頭脳が集まる。どんなに首都圏の学生に引けを取らない考えやアイデア、経験を持っている人が田舎にいたとしても、それが明るみに出るチャンスがあまりなく、それがない人でも上記の能力を持っている人に出会う機会もない。  また

        • もし、アプリを作るとしたらどんなアプリを創るか。2つの案(その1:子供とお年よりを繋げるSNS)

          はじめに 2020年末、Appleのアプリストアであるapp storeに登録されているアプリの数が500万個を突破する見込みだと、米sensor towerが報じた。  デジタル世界では、可能性は無限大にまで拡大する。できないことはない。今回は、そんなデジタルの世界で、今までにないアプリを作るとしたらどのようなアプリを作るか。をテーマに話し合い、2つの案を出した。もし、この稿の読者の中にプログラマーがいらしたら、ぜひ実現化してもらいたい。 案1「子供とお年よりを繋ぐSNS

        世界の貧困に立ち向かう

          安楽死の是非

          今回はディベート形式です。賛成・反対側は最初のターンで意見を述べ、次の2ターンで反論をするという方法です。またチームはジャンケンで分けました。 賛成①【意見】 賛成の理由について語るにはまず安楽死とは何かを語らないといけません。安楽死には三種類存在します。まずは積極的安楽死、これは薬の投与などで人為的に死を早めるものを言います。二つ目は間接的安楽死、痛みなどを和らげる代わりに死が早まる可能性もあります。三つ目が消極的安楽死、延命治療をやめることで日本で言う尊厳死と同じもので

          AIと人間が共存する未来とは

             囲碁は長らくボードゲームの中で最後までコンピューターが人間に勝てないゲームとされてきた。しかし、その神話は2016年にgoogle傘下のDeepmind社が制作した「Alphago」が世界のトップ棋士の一人である韓国の李世ドルを4勝1敗で勝利したことで粉砕された。  AI(人工知能)は人間の能力に刻々と迫っている。その危機感のせいか、よくAIに関する話題をよく耳にする。人間の仕事はAIに取られてしまうのではないか。AIに出来ないことは何だろうか。我々高校生なんかはAI

          AIと人間が共存する未来とは

          差別について

          🔑 キーワード ・教育で差別をなくせるか ・制度上の平等は生活へ反映されるか ・区別することは差別することなのか ・社会の分断の進行 📝 課題   机上の空論になりつつある 💡 解決策 実際にアメリカに住んでる方か意見を聞く 第一に、そもそも差別とはなにを指すのか。その曖昧な境界線について話し合った結果、 「相手を個人としてではなく、所属する国・民族などの一員としてしか捉えないこと。 またそれによる決めつけなどの行為」 ではないかという意見に落ち着いた。 しかし、

          AI時代に必要な教育とは

           私たちが今回のディスカッションで出した答えは「意味を考える」教育だ。 私たちはなぜ勉強をしているのだろうか?明確な志を持っている人は少数だと思う。なぜならみんな勉強の意味を考えないからだ。「大学に行くため」というが、そもそも大学に行く意味はあるのか。繰り返しすぎると哲学的な問題にたどりついてしまうが、ある程度は自分の中で答えを持っておいた方がいいと思う。   そもそも大学の存在意義とは、専門性の高い人材を輩出することである。1950年代の大学進学率は約10%であり、約9割

          AI時代に必要な教育とは