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もし、アプリを作るとしたらどんなアプリを創るか。2つの案(その2:中・高・大学生向けのコミュニティ創設アプリ)

 この稿の著者は静岡県の田舎にあるとある学校に通っている。田舎にいるというのは特に学生にとって自然に囲まれていること以外にメリットがあまりない。近くに東京ほど遊ぶ場所がなく、交通の手段も限られるため行動範囲が狭い。
 同じことが学問にも言える。やはり東京や首都圏には頭脳が集まる。どんなに首都圏の学生に引けを取らない考えやアイデア、経験を持っている人が田舎にいたとしても、それが明るみに出るチャンスがあまりなく、それがない人でも上記の能力を持っている人に出会う機会もない。
 また、年齢や学校を取っ払い、フラットなコミュニティを創ることも目的の一つである。筆者(実はこの案の提案者)は先輩・後輩という概念が嫌いである。1歳年上だから偉い・優れているというのは馬鹿げている。世には9歳で高校内容を終わらせる天才だっている。その人より年上だからと言って我々の方が優れていると思う人はよほどの人間でない限りいないだろう。
年齢や学校は利用者に先入観を植え付ける。これを取っ払えば利用者はコンテンツだけを見るようになり、フラットなコミュニティを創ることができるようになると筆者は考えている。
 田舎と都会の壁を壊し、フラットなコミュニティを創るというのがこのアプリのコンセプトである。

 このアプリには以下の3つの機能がある。

・プロフィールで人と人がつながるFacebookの機能
・zoomのようなミーティング機能を内蔵し、どんなに離れていても会議や意見交換ができる機能
・字数制限なしの記事を投稿できるnoteの機能
 これから詳しく説明する。

・プロフィールで人と人がつながるFacebookの機能

 利用者は各自学生団体を創設、或いはその会員となり、その学生団体の活動をする。
 自分の興味がある、或いは将来のやりたい事に近いことをやっている学生団体に加入することで、コンセプトである人脈を作る事の他に、自分の知見を広めることもできる。また、活動内容によっては社会に奉仕する団体も現れるだろう。そういった団体が世に及ぼす影響は未知数である。
 筆者はこうした「団体」をいつも「船」と考えている。自分が創った船でもいいし、他人が創った船でもいい。とにかくその船に乗ることによって得られる経験や知識、何よりも仲間がもたらしてくれる刺激は「自分」というものにかなりの影響を与えるものだ。これは現在この梟の会に所属している筆者がよく思うことである。
 この機能は個人としてTwitterのようにつぶやくことと、或いは団体として記事を投稿することの両方ができる。

・zoomのようなミーティング機能を内蔵し、どんなに離れていても会議や意見交換ができる機能

 全国点々バラバラなところにいる学生団体の会員がオンラインでディスカッションができる。チャットでディスカッションするのは不便だ。いちいち自分の意見を打たねばならず、その意見が長かったりするとそれを打ってる間に話が進んでしまい、意見を発する機会を逃すこともある。誰しも一度は経験したことがあるだろう。
 ミーティング機能があればこれは解決するだろうと筆者は考える。
 また、団体同士でディベートもできるようにし、また、運営主催のディベート大会やプレゼン大会なんかもできるようになればなお面白い。

・字数制限なしの記事を投稿できるnoteの機能。

 これは一番想像しやすいだろう。文字通り、筆者が今記事を書いているこのnoteと同じ機能である。ただ、個人としてつぶやくTwitterのページと団体として記事を投稿するnoteのページにこの機能は分かれる。
 加えて、登校した記事やつぶやきに対してコメント欄で議論することもできる。
 ただし、厳密なルールを設ける。ただのコメント欄だと素手で殴る喧嘩のような議論になるだろう。ボクシングのグローブをはめさせることで健全な議論ができる環境を作る。

 このアプリの課題は利用者を中・高・大学生に限定する(もっとも、厳密ではないが)と、意見のダイバーシティやバランスが保たれず、意見が極端になりはしないかという懸念もある。これに対しては、もし、社会人がこのアプリを利用しようとしたら、コーディネーターになってもらい、「大人の意見」を投入してもらうことでダイバーシティやバランスを保つようにしたらどうかという意見が出た。
 
 このアプリが流行れば、日本、ひいては世界がより狭いものになり、どんな人にも世間の明るみに出るチャンスを勝ち取ることができるのではないかと思う。

おわりに

 以上の2つのアプリ案はまだ世に存在していない。もし、これを読んでる読者の中でこれを面白いと思い、実現化してくれる人がいたら、これほど幸せなことはない。
 ただ一つだけ、お金は取らないけど名誉は欲しいかなぁ~(冗談です)

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