【活動報告】子ども食堂で子どもたちに向けて、野菜の新たな楽しみ方を提案する活動をはじめました!
野菜や果物の新たな魅力を発見する商品開発プロジェクト・ソノリク農作物劇場。そのプロジェクトの一環として、この度「特に子どもたちに野菜を楽しく食べてもらいたい!」、「型にはまらずに自由に野菜と接する機会を増やしたい」という思いから、福岡市南区の子ども食堂「子ども勉強広場」へオクラドーナツ100個をお届けしました。
今回は、その様子を詳しくレポートしていきます!
子ども勉強広場は単なる子ども食堂ではなく、子どもの居場所づくりをサポートする地域の場として、2016年に開設されました。食堂に加えて、パソコンルームや自習室、自由に遊べるスペースなどがあります。
農劇スタッフ一同が訪れた2022年4月1日は春休みの真っ只中。小中学生を中心に22名ほどの子どもが集まって、それぞれが好きな場所で楽しそうに過ごしていました。
子ども勉強広場を統括する自治会長の松尾清さんは、「子ども勉強広場には、1才から18才までのさまざまな校区の子どもたちが集まっています。子どもの居場所を作りたい、孤食をなんとかしたいという思いから活動を始めました」と語ります。
調理リーダーを務める櫛橋さん。子ども勉強広場が開かれたときからずっと調理を担当されています。「今日はお米を20合炊いて、3kg分の鶏肉を使ってチキンカツを作ります」と慣れた手つきでご飯をかき混ぜます。
「人気メニューはカレーで、子ども約30人に対して80食分作ったのに、すっかり空っぽになったこともありますよ。一方で、やっぱり野菜が苦手な子が多い印象はありますね」と櫛橋さん。
今日のメニューは炊込みごはん、チキンカツ、サラダ、きんぴらごぼう、おみそ汁にオクラドーナツ。ボリューム満点でとってもおいしそうです!
このオクラドーナツは、福岡で注目のクラフトドーナツ専門店「ケンジーズドーナツ」とのコラボで誕生した人気のドーナツです。
ソノリク農作物劇場が開発したオクラパウダー「御来楽(おくらく)」を使っており、1個あたり約2本分のオクラが入っています。
子どもたちにオクラを沢山食べてもらうべく、約200本分のオクラが入った100個のオクラドーナツで子どもたちに挑みます!
12時になると、子どもたちがぞくぞくと食堂に集まってきました。
ドーナツを配りながら、子どもたちへ野菜に関する調査活動も行います。
学習塾や学童での指導経験がある社員の八尋が参加し、子どもたちに好きな野菜・嫌いな野菜について尋ねたり、オクラドーナツの魅力について伝えたりしました。
話を聞いてみると、やはり野菜に苦手意識を持つ子どもは多く、この日も約半数の子どもが野菜のおかずを食べていませんでした。
好きな野菜に挙がったのは「さつまいも、トマト、きゅうり」、苦手な野菜には「ピーマン、オクラ」が挙がりました。苦手な野菜にオクラが挙がってしまい、(オクラドーナツ、食べてもらえるかな…)と少し心配になりました。
さて、いよいよデザートタイムです。実際にオクラドーナツを食べてもらい、感想を聞いてみたところ…
「オクラの味はしなくて意外とおいしい!」(小5男子)
「野菜は嫌いだけど、このオクラドーナツは好き」(小2男子)
「ココナッツの味がする。モチモチしていておいしい」(小5女子)
(※原材料にココナッツオイルが使われています。すごい!)
「おいしい。やさしい味がする」(中2女子)
「抹茶みたいな味がする。抹茶は苦手だけど、このドーナツはおいしい」(小6女子)
と好評でした!
何度もおかわりする子も多く、オクラドーナツには1個あたり約2本分のオクラが含まれていることを伝えると驚きの声も上がりました。
先ほどオクラが嫌いだといっていた子も「オクラは嫌いだけど、おいしかった!嫌いなオクラが食べられるようになって、ちょっとうれしい」と笑顔で言ってくれて、私たちも嬉しかったです!
これからもソノリク農作物劇場は野菜を楽しく食べられる商品の開発と子どもと野菜をつなぐコミュニケーション活動を続けていきたいと思います。
今後は試作品を子どもたちに試食してもらい、好評であれば商品化する予定です!
また、本活動の趣旨に賛同し、一緒に活動してくださる企業さま・団体さまを募集しています。気になられた方は、ぜひ福岡ソノリク広報課までご連絡ください。