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いつも、心に花束を。

先日、娘と買い物に行った時のことです。レジに並ぼうとした時、視界に他のお客さんの影がチラリと入ってきました。このシチュエーションって、よくありますよね?!偶然のばったり!ほぼ同時に並ぼうとしたのは、ベトナム人と思われる青年です。パッと目が合った瞬間、マスクの上から見える目が優しく微笑み(どうぞ、お先に)と言ってくれた気がしました。さりげなく、一歩下がった青年の優しさに甘え、笑顔を返し、私たちは先に並ぶことにしました。(ありがとうございます♬)

ふと見ると、青年は切り花を手にしています。花束と言うには大げさだけれど、カーネーションとカスミソウ、オレンジの色の可愛らしいお花が束ねられた物を大事そうに持っています。*お花の名前に詳しくないので、オレンジ色のは分かりませんでした…。

帰りの車の中で、先ほどの青年の話になりました。

『さっきのお花って、やっぱり彼女に渡すのかなぁ?それとも、お母さんのために買ったのかな?

娘は、少し考えてから口を開きました。

『うーん。自分の部屋に飾るのかもよ?

若者が自分のために、花を?!

私には無かったその答えがちょっといいなぁ~と思いました。

あの青年が大切な誰かへのお土産にお花を買ったのか、あるいは、自分用なのか?その答えを知ることは出来ませんが、物価上昇が叫ばれる中、お花を買うその行為そのものが素敵だなぁと思ったのです。私ならお菓子果物に使っちゃうかも…と思ったので尚のこと、爽やかな青年の姿が印象的でした。

お花は食べることが出来ないし、しばらく飾った後には枯れてしまいます。でも、お花には心を豊かにしてくれる力があります。部屋にお花があるだけで、いつものコーヒーやクッキーもずっと美味しく感じます。寒い部屋の中を明るくしてくれます。だからでしょうか?私は《限られた又は同じ予算の中で、お花を買うことを選ぶ人は心に余裕があるなぁ》と常々感じ、憧れているのです。素敵です❤

お花を貰う喜びもありますよね。まぁ…私はお花を貰う機会は皆無と言えますが…。娘はピアノやバレエの発表会の際に、父親や祖父母、お友達から贈られた花束がすごく嬉しかったようで、今でもそのことを話すことがあります。貰ったお花たちは、枯れてしまったけれど、娘の心の中でずっと咲き続けているのでしょうね。

ある夜のこと。娘がお友達へのお誕生日カードに絵を描いていました。その子が好きな色を何色も使い、大きな花束を描いていたのです。『本当の花束はあげれないからね』と笑っていたけれど、(絵で贈る花束もありだよ!!)何だか私まで優しい気持ちになりました。

こんな子ですから、答えはほぼ分かっていましたが、一応、定番なので聞いてみました・笑。

花より団子?さて、どっち?

お花がいい

即答でした・笑。

お花を手に会いに来てくれる…いつかそんな人と出会えるといいね~と未来の娘の姿に想いを馳せる母なのです。(余計なお世話ですね・笑)お花をもらう喜び、プレゼントする優しさ、自分のために育てたり、飾る楽しさを知る、そんな心豊かな人になってほしいです。

『やっぱり、お母さんは花より団子だよねぇ?』

(やっぱりって何じゃい・笑)

『まだまだ、分かってないね~。花と団子、どっちもだよっ!

『あっ、そう…』

ロマンの欠片もない解答ですが…『どっちもほしい!!』これが本音です。

可愛いお花が咲く春は、もう近くまで来ています。この春はお花の力をもっと身近に感じながら暮らしたいと思っています。久しぶりに福岡市動植物園に行ってみようかなぁー。お花は様々な形で、いっぱいの愛を運んでくれますね。
《せつなる恋の心は 尊きこと神のごとし》ラッタッタ♡

それでは、次回もどうぞお楽しみに。


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