「会話を繋げて お喋りを楽しもう」
皆さんのご家庭ではお子さんと毎日、どのような会話をされていますか?【聞く力】はもちろん大切ですが【話す力】も幼児のうちから是非とも身につけてほしい重要なスキルの一つです。しかしながら、現在はコロナの影響も有り、学校や園でお友達との会話を制限されることもあるのではないでしょうか。マスクを付けたままの状態では思いっきりお喋りを楽しむこともなかなか出来ない気がします。学校や園、習い事の場ではお互いマナーが必要な現在、思い切り会話やお喋りを楽しむことが出来ないかもしれません。しかし、ご家庭内であれば(当然、各家庭の事情にもよりますが)お子さんも大きな声で沢山のお話をすることが出来るのでは?と思います。
【こんな会話になっていませんか?】
母:「今日、幼稚園楽しかった?」 子:「うん」
母:「お外で遊んだの?」 子:「うん」
母:「~くんと?」 子:「うん」
母:「おやつにする?」 子:「うん」
母:「もういらないの?」 子:「うん」
まさかこのような会話になってはいませんよね?これはもはや会話として成立していません。反抗期、思春期中の大きなお子さんであればこのような光景も有り得ますが、幼児や小学生のお子さんとの会話がこれではあまりにも寂しすぎます。上に挙げた例は多少オーバーかもしれませんが、このケースではお子さんは「うん」しか言っていません。もちろん、母と子の立場が逆でお子さんのお喋りに対して「うん、うん」しか返事をしないお父さん、お母さんも注意が必要です。よく会話はキャッチボールのようなものだと表現されますがまさにその通りです。私達は会話を通し、言葉のキャッチボールをしています。そして、言葉を通じ、心が繋がっていくのです。最近、お子さんとの会話が単調になっていると感じられた方は是非、もっと会話を繋げるよう意識してお子さんと関わってほしいと思います。
【Yes,Noでは答えられない会話をしよう】
では、どのようにお子さんとの会話を繋げたら良いのでしょうか?それには聞き方にコツがあります。先ほどの会話を例にすると
母:「今日、幼稚園どうだった?」 子:「楽しかったよ」
母:「どこで遊んだの?」 子:「お外!!」
母:「誰と遊んだの?」 子:「~くんと~先生と遊んだよ」
母:「そろそろ、おやつにしよう」
「今日はおせんべいとクッキーどっちがいい?」
子:「クッキーがいいな」
母:「りんごジュースとお茶があるよ。どっちが飲みたい?」
子:「ジュースがいいな」
母:「ところで、この後は何して遊ぼうか?」
子:「うーん。公園に行きたいな」
母:「オッケー!公園で何する?」 子:「ブランコしたい」
このように母の方の聞き方を工夫するだけでお子さんは「うん」「ううん」つまり「Yes」「No」では答えられなくなります。もちろん、しつこく何度も聞いたり、無理やり聞き出すような言い方ではかえってお子さんの話す気が消失してしまうこともありますが、あくまで自然な形、流れで「聞き方」「尋ね方」を意識した会話をされてほしいと思います。お子さんが一言で返事を済ませるのではなく「相手の話を聞き 自分で考えて答える」これは小学校受験の際の面接などにも必要な大切なスキルです。このような会話を日常的に続けることでお子さんの語彙力、言葉の力がぐんぐん育ちますし、上手にお話が出来るようになると思います。日頃の心がけ、言葉がけがお子さんの話す力を高めるので、早速、取り入れてほしいと思います。
「いつ」「どこで」「誰と」「何を」「どのように」これが大切なポイントですので、意図的に会話に散らしてほしいと思います。
こちらの話題は以前ご案内したstand.fm(スタエフ)でも「橙色は気取ってる?」でもお話しているので興味がある方は是非、そちらも聴いていただけたと思います。あちらでは文字では少し伝わり難いと感じている部分に的を絞りお話しています。配信はどれも5分程度のものなので、家事の合間やスキマ時間に聴いていただけた幸いです。
スタエフ:チャンネル名「ことのは幼児教室」 ユーザー名「tomo」で検索して下さい。
それでは、次回もどうぞ、お楽しみに。
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