負け続けていたときに。
noteを開いていただきありがとうございます、
福村です。
今回は勝負における、「負け」について少し書いてみようかなと。
もちろん「勝ち」と比べると「負け」というものはポジティブなことではないですが、最後まで読んでいただければ嬉しいです。
今シーズン私たちのチームは残すところあと1試合のところまできていますが、この1試合の結果(他チームの結果も含め)次第で降格になるのか残留になるのかというのが決まる状況です。正直なことを言うと、ポイントや得失点差を考えてもかなり厳しい状況に置かれています。
シーズンの中盤では全く勝てない期間が続いたりしたこともあり、自分のサッカー人生の中でこんなにも勝てない試合が続いたのが初めてでした。降格争いをするのも初めてです。
先ほど、残留を決めるためにはかない厳しい状況にあると書きましたが、これでも4試合前まではずっと最下位に位置していて、残留を目指すうえでチームは絶望的なポジションにいました。
それでもなんとか直近の3試合を負けなしでこれていたり、他のチームの結果も少し自分たちにとってはラッキーな結果になっていたりなどして、最後の最後でこうして残留に向けての希望の光がかすかに見えています。
きっと、今言葉にしたいことは最終節が終わったら書けなくなってしまうんだろうなと。
そんな風に思っている自分が存在しているので、今この最終節を間の前にですが、負け続けるという中で考えていたことや感じていたことなどを、言葉にしたいと思ってこうしてnoteを書いています。
一歩でも勝負の世界に足を踏み出すと、必ず勝者がいれば敗者がいます。
そんなことは当たり前だし、やはりこうしてプロとして活動している分、結果が求められます。
負けというのはとてもネガティブなことも分かっているし、勝ち続けられる人やチームがより高みにいるプロフェッショナルだということも当然理解しています。
ましてや自分のポジション柄、ゴールキーパーということもあり、負けの試合には必ず失点が存在しているし、誰のミスであろうが守り切れない自分にも責任があるということも自覚はしています。
どんな試合をしても、自分たちのゴールを守り切れれば負けることは無いからね。
それでもサッカーのリーグ戦というのはトーナメント戦とは違い、勝ち続けていようが負け続けていようが次々と試合はやってきます。
その中でも改善や修正を繰り返し、
どうしたら勝てるのか
何を変えていかなければいけないのか
と、練習や試合をするたびにまた次の試合に向けての準備をしなければいけません。
勝つことがあれば、負けることもある。
クソみたいな試合で勝てるときもあれば、どれだけ調子がよくても負けることがある。
それがサッカーだ。それが人生だ。
暗い顔をするな、下を向くな、顔をあげろ。
試合をするのは君たち選手だけど、負けた時も勝った時もどんな時も私は君たちと一緒にいる。一緒にサッカーをしている。
仲間を信じて最後までプレーしよう。
これは負けが続いているときのある試合でのミーティングで、今の監督が選手に向けて話したことです。
(チームは今シーズンの中で2回の監督交代があり、今の監督は3人目)
この言葉になんだか全てが詰まっている気がして、とても苦しいシーズンの中でもこうしてチーム全員が諦めることなく最後までプレーできているのかなと。
時は進むしかない。
好きなチームや選手がいたり、応援しているチームや選手がいたりするファンやサポーターさん達にとっても、負け続けることによって苦しさや悲しさ、怒りなどがあるかもしれない。
ただそれでも、どれだけ負け続けても、どんなに苦しいシーズンになっても、チームや選手個人は前を向いて次の試合に挑むしかない。
泣いても笑っても残すは1試合。
負け続けていても、どんな時も全員で戦ってきたこのシーズンもあと1試合で終わります。
最後まで全力でぶつかっていきたいと思います。
それでは。
#98 福村 香奈絵/KANAE FUKUMURA
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