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非常事態宣言の規制緩和から見えること。

noteを開いていただきありがとうございます、
福村です。

少しだけ、スペインの現状について話します。


スペインでは今のところ5月9日まで非常事態宣言の発表がされていますが、4月26日から一部緩和が始まっていて、14歳以下の子供は条件付きで外に出れるようになったりしていて、少しずつよくなっているみたいです。(ほかの子供と距離をとることや、決められた時間の中で1日1時間、等)


そして、5月2日からは子供たち以外も散歩や運動が規制付きで可能になると発表もされています。



こうやって1カ月以上ひたすら家の中で過ごすことを実際にやってみると、週に1度くらいの頻度で行くスーパーや、たまにするゴミ捨てなどがすごく嬉しくて、何とも言えない気持ちになりますね。

ある程度大人になった人たちも家の中にずっといるのはストレスになることがたくさんあるので、子供たちのほうが余計ストレスを感じてるのかなとか思ったり。


でも、こうして子供たちのことを優先して考えて、条件付きではあるけど子供たちから先に外に出れるようになったりするのがスペインらしくて、すごく素敵な国だなと思います。


ただ、やっぱり条件を守らない人がいたりもして、今まで頑張ってきたのにとか思うのもありますね。

ここは日本との違いかな。



それでも自分はスペインという国が好きで、

非常事態宣言と関係なくずっと働いてる医療従事者のみんなに毎晩8時になったら拍手をしたり、いつの間にかその後パーティーのように音楽を流してDJをしてる人がいて、その音楽を楽しみながらそれぞれの家のベランダで踊ってる人たちがいて、向かいの家に住んでいる知らない子供と手を振ったりもするし、隣の住人達とベランダから顔を出し合って水でもお酒でも乾杯するときもあります。

みんなすごく陽気で、意味わからないくらいポジティブで、自分の中ではいつも通りロッカールームにいるんだけど、「なんでそんなに元気がないんだ!」とか「どうしたの?なにかあった?」と必要以上に声をかけてくれるチームメイトもいたりして。優しい。


もともと素直に喜怒哀楽の感情を出すのが苦手なのもあるし、ましてや日本語みたいに自分の気持ちを言葉にできるまでの語学力があるわけでもないから、こうやって自分の気持ちをまっすぐに表現できるのってほんとに素晴らしいなと思って。


きっと自分は、うらやましいんだろうなって思ってるんですよ。


もちろん、日本人で良かったと言えるし、こういう状況だからこそ気づけることもあって。日本には日本の良さがあるし、スペインにはスペインの良さがある。

良いところを見れば悪いところも見えてくるけど、今は良いところを見つけて拾って吸収できればいいなという感じで、あまり考えすぎずもう少し肩の力を抜いて過ごせればいいのかなという感じです。


日本でも、非常事態宣言が延長になるかもしれないと報道されてるみたいですが、もし今の生活にストレスがあったり、落ち込むことがあったりしたら、スペインの人のようにあまり考えすぎず少しリラックスしてもいいんじゃないかなと。


時には、考えすぎないことも大切。



それでは。

#13  福村 香奈絵/KANAE FUKUMURA

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