見出し画像

料理と数学の共通点 ~桃と生ハムの冷製パスタを添えて~

 本日は「桃と生ハムの冷製パスタ」を作りました。数学ほどではありませんが料理も私の趣味のひとつです。作りたい味を実現するためにはどのような調味料をどれくらい使えばよいかなどあれこれ考えながら料理をするのは良いリフレッシュになります。

 さて、料理をする上では段取りが大切になります。たとえば桃と生ハムの冷製パスタであれば、「氷水を準備しておく」「食材を冷やしておく」「桃は変色を防ぐために使う直前に切る」「パスタのゆで時間を逆算してソースを作る」といったことを考えます。時間を有効活用するために、これらを考慮して調理時間が最短になるように頭の中で計算するわけです。

 ただ、調理行程を同時進行で行わなくても料理は完成します。ただ、時間がかかってしまいますし、桃の鮮度が落ちて最善の結果に至らない可能性もあります。
 
 数学も答えが1つの問題であっても少しの手順の違いで異なる解法になったり、同じ結果が得られなかったりします。たとえば以下の等式は一般には成り立ちません。(極限と積分は交換できない場合があります。)

$$
\displaystyle \sum_{n=1}^{\infty}\int_{a}^{b}f_{n}(x)dx=\int_{a}^{b}\sum_{n=1}^{\infty}f_{n}(x)
$$

 他にも食材を切るときは空間認識能力が刺激されるような気がします。

$$
\displaystyle V=\int_{a}^{b}S(x)dx
$$

 たとえば立体の体積を計算するために断面積を積分しますが、立体の断面は食材の元の形や切り方によって現れる様々な切り口の形を知っているだけでイメージが膨らむのではないでしょうか。

 いかがでしょうか。ややこじ付けのような感じもしますが料理と数学の共通点は複数あるように思います。数学のスキルを上げるために料理をしてみませんか?
 最後までお読みいただきありがとうございました。普段は大学で学ぶ数学や、高校で学ぶ数学を様々な切り口で記事にしています。他のnoteの記事やメインサイトの記事も是非ご覧ください。(以下のリンクからメインサイトにジャンプできます。)


ちなみに「桃と生ハムの冷製パスタ」は以下のように作りました。(いろいろと雑に作っているのでプロのレシピを参考にした方が絶対に良いです。)
➀パスタをゆでる
②桃の種部分を絞った果汁、レモン果汁、バルサミコ酢、オリーブオイル、小さ目にカットした桃、塩を入れて混ぜ合わせてソースを作る(乳化させる)
③ゆであがったパスタを氷水で冷やし水を切る
④パスタを②のソースと絡める
⑤切っておいた桃、生ハム、イタリアンパセリを上からかけて完成


この記事が参加している募集

数学がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?