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頭抜けた才能がない人が抜きん出るための、(おそらく)唯一の方法

今日はちょっと大それたタイトルを付けてみたが、誰にとってもこれが正解とは言わないまでも、ぼくの中ではかなり納得感のある方法論だと思っている。

頭抜けた才能がない人が抜きん出るための、おそらく唯一の方法は、

70点のクオリティを定期的に作り出せる型を確立し、ひたすら当たるのを待つ。

ことだと思う。

コンテンツの質は70点主義で

“作品は諦めた時点で完成”という言葉がある。これは「中途半端なクオリティで諦めたらダメだ」という意味に取れると同時に、「諦めなければいつまでも完成しない」という意味にも取れる。

人より頭抜けた才能がない以上、百発百中で大当たりのものを出すのは難しい。だったらなるべく多くのコンテンツを発信して、試行錯誤をする必要がある。

だからこそ発信するコンテンツの質は70点主義でいいとぼくは思う。残りの30点を詰めるのに使う時間を、新しいコンテンツを作る時間に充てる方が多くの試行錯誤ができる。

さらに言えば何かを作って世に出す以上、コンテンツの価値を決めるのは自分ではなく受け手の方。自分では70点だと思っていたものが意外にも100点だったり、実は40点くらいの価値しかなかったりする。

自分で考えても仕方がないことだからこそ、70点という自分の中での合格点を超えるものは積極的に世に出し、その反応を問うのがいちばんの近道である。

定期的に作品を世に出せる型を確立する

70点主義という心持ちができたら、あとは70点を超えるコンテンツを定期的に世に出せる型を確立する。

これは言い換えると日々の創作活動を、できるだけ頭を使わず短時間の作業で完結する環境を構築するということ。

1から10まで全ての部分を毎回新しく作ろうとなると、考える時間も作業する時間も多くなる。考える部分はその時々で重要な部分だけに絞り、あとはある程度フォーマットを確立することでコンテンツを効率的に作ることができる。

型を作るのは効率化だけがメリットではない。考える部分をできるだけ減らすことでその日の気分や調子に左右されることが少なくなり、淡々と創作活動を続けることができるようになる。

型化できる部分としては取り上げるテーマ・記事の構成・撮影環境・編集スタイル・トンマナなど。自分なりの型が決まってくると、それが自分流のスタイルになり個性にもつながっていく。

ぼくがよくやるのは「連載シリーズを作る」という作戦。連載にすることでテーマも構成もトンマナも同じものを流用でき、かつコンテンツとしても面白いものが作りやすい。

継続でベースラインを底上げし、“当たり”でトップラインを伸ばす

こうして70点のクオリティのコンテンツを定期的に発信することで、ゆっくりとだが着実にコンテンツを受け取ってくくれる人は増えていくはず。

「このペースじゃ私が憧れる人にはいつまで経っても追いつけない」と思うかもしれないが、世の中にコンテンツを出し続けていればいつか必ず”当たる”瞬間が来る。

それは何もすごいバズというだけではなく、検索で少し上位表示されたり、レコメンドに載ってでいつもより少しだけ多くの人に届いたり。定期的にコンテンツを出していれば”その瞬間”はきっとくる。(それもだいたいは自分が予想もしていない不意な瞬間だったりする)

そうした”当たり”によってトップラインをグンと引き伸ばし、増えたフォロワー(≒コンテンツを待ってくれている人)をまた少しずつ継続でベースアップしていく。

ブログでもYouTubeでも、少なくともぼくはこれを繰り返している。

ぼくがこれまで感じた“当たり”

ちなみにこれまで”当たり”を感じた瞬間の一部をピックアップするとこんな感じ。

【賃貸DIY】ディアウォールと有孔ボードで壁全面をオシャレな黒板にしました!!

→はじめて記事がバズってたくさんの人に読んでもらえた

ブログビギナー向けのイベント『BLOGGERS TEA PARTY』を開催します!

→ブロガー向けイベントを初めて主催。ブロガーの知り合いが一気に増えてSNSでシェアしてくれる人が増えたり、モチベーションが上がった。

旅とカメラと、X100F

→記事がきっかけで、FUJIFILMをはじめとするカメラ好きの人とたくさん繋がれた。

iPadを使い倒すマニアが教えるiPad 神アプリ21選 // Best iPad Apps 2019

→動画を公開してから7ヶ月後に突如アクセスが集中。登録者も大きく増え、iPad動画をたくさん作るきっかけに。

iPadがあれば手放せるもの・要らなくなるもの

→30万回近く再生されている動画。今のYouTubeチャンネルの方向性を決定づけた。

不思議なことにこれらの”当たり”は全て「練りに練って投稿した渾身の1本」という訳ではない。こうした記事の他にぼくは1,000本以上のブログ記事を書いているし、100ほどの動画を投稿している。たまたまそのうちの1つが当たっただけのこと。

70点のクオリティを定期的に作り出せる型を確立し、ひたすら当たるのを待つ。

ブログでも動画でも、今のところはこれがぼくにとって再現性の高い方法論だと思う。

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