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【前編】ファッション選びの味方になる!〜パーソナルスタイリスト「みい」さん〜

こんにちは、フクコトバのRYOです!

私たちフクコトバが、実際にインタビューをさせて頂き「ぜひみなさんにご紹介したい!」と思った方をご紹介するシリーズ「〇〇さんのフクコトバ」をスタートしました!

〜「〇〇さんのフクコトバ」とは〜
主に、ファッション関係のお仕事をされている(もしくはご経験された)方に対して、ファッションに興味を持ったルーツや、お仕事の内容等についてインタビューをさせて頂き、そのインタビュー内容を記事にして、ご紹介しています。
ファッションに興味のある方、ファッション関係の仕事に興味のある方は、なかな世間一般では聞けないお話がたくさんありますので、ぜひお楽しみ下さい!!

〜「フクコトバ」とは〜
私たちが、ファッション(衣服)には、「花言葉のように、言葉にならない想いを伝える役割がある」と思いつけたコトバです。
この記事では、ファッションに関わる方の「ファッションを通したコトバ(想い)」をお届けします!


それでは今回は、大手セレクトショップをコロナ禍の2021年1月にご卒業され、現在は個人でパーソナルスタイリストとしてご活躍されている「みい」さんをご紹介致します!

たくさん、貴重なお話をお聞きできたので、ぜひインタビューの様子をご覧ください!!

(*インタビュー:2021年7月7日(水)zoomにて実施)


①服と音楽と人が繋がった「下北沢」と学生時代

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フクコトバ 「RYO」
この度は、ご応募下さりありがとうございます!
今、個人でパーソナルスタイリストさんをされていたり、元々は大手セレクトショップで働かれておられましたが、そもそもファッションをお好きになられたキッカケはありますか?
パーソナルスタイリスト「みい」さんこちらこそありがとうございます!
知り合いからこのインタビュー企画があることを紹介して頂き、noteを始めたのでとっても嬉しいです!
ファッションを好きになったきっかけですが、オシャレをする事が、すごく好きで、気がついたらこの世界にいたという感じなんですが、最近ちょうど、改めて私はどうしてファッションが好きになったのか?のルーツを考えてみたんです。
フクコトバ 「RYO」
とっても、タイムリーですね!!(笑)
パーソナルスタイリスト「みい」さん
すごい良いタイミングですよね。(笑)
私が高校生の頃なんですが、毎日のように下北沢に通っていて、一番初めに自分のお小遣いで買ったお洋服が、リーバイスの501だったんです。
毎日通っていたので、ショップのお姉さんやお兄さんがとっても仲良くしてくれました。
初めは服が好きで通っていたのですが、店内に流れている音楽や、ファッションのブランドを教えてもらっていました。
この街で、服と音楽と人が繋がっていく感覚が大好きだったことを思い出し、ここからファッションが好きという気持ちが生まれたのだと改めて思っています。
フクコトバ 「RYO」
下北沢の街で、とっても素敵なご経験をされたんですね。
その後は、大学等に行かれたんですか?
パーソナルスタイリスト「みい」さん
あの当時の下北沢は、一つのカルチャーでしたね。
本当にたくさんのことを学びました。
高校卒業後は、ファッション系の専門学校に行ったんですが、なぜか私はインテリア学科を専攻しました。(笑)
ただ、インテリア学科にいながら「ファッションが好き!」という気持ちが大きくなりましたし、行動範囲も下北沢からどんどん広がっていきました。
その中で、「私はやっぱり、服が好き!ファッションが好き!」という気持ちが強くなっていった専門学生の時期でした。


②お客様へ「毎月40通の手紙を書いた」販売員時代

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フクコトバ 「RYO」
専門学校をご卒業後は、そのまま大手のセレクトショップさんの方に就職されたのですか?
パーソナルスタイリスト「みい」さん
いいえ、実は私はすごいたくさん転職をしているんです。
一番最初は、代官山にある古着屋さん、その後は、メーカーとセレクトショップの2社で、バッグのデザイナーとして経験を積んだ後に、大手セレクトショップへ転職しました。
フクコトバ 「RYO」
そうだったんですね!ほんと、たくさんのご経験をされていてすごいです!
ファッションという一つのキーワードを持ちながら、色んなカテゴリーを渡り歩かれたんですね。
今までのお話をお聞きした中でも、私の中でお客様にファッションのトータルコーディネートを提案するパーソナルスタイリストさんになる流れがとても想像できます!!
パーソナルスタイリスト「みい」さん
いえいえ、そんなことありませんよ!(笑)
フクコトバ 「RYO」
読ませて頂いた記事の中で、本当にスゴいなと思うところがありまして、セレクトショップの販売員時代に、月に一度お客様とお手紙のやりとりをされていたんですよね?
販売員とお客様という関係ではなく、おそらく、お友達というご関係にまでなられていたと思うのですが、それは「みい」さん自身、仲良くなりたいという想いからだったのですか?
パーソナルスタイリスト「みい」さん
セレクトショップで、販売をする時に、お客様のことを知らなければ良いご提案ができないと感じ、お客様のことを知りたいし、興味を持ってもらえるようにお話したいと思ったんです。
私は、販売員として顧客様を持つまでに半年かかっているんです。
一番初めに顧客様になって頂いたお客様から「シフトを頂戴!」と言われた時に、「こういうふうに接客をすれば、お客様との距離が近くなるんだ!」ということを学びました。
そのお客様に感謝の気持ちを伝えたくて、お手紙を書いたのが始まりです。
その後、顧客様を多く持つ様になり、手紙をたくさん書いていた時期は、毎月40枚を書いていました。(笑)
フクコトバ 「RYO」
月に40枚!!(笑)
では、1日に一枚どころではなく、時間があれば書くという感じだったんですね!
パーソナルスタイリスト「みい」さん
そうですね。(笑)
シフトを教えて欲しい!という顧客様が多かったので、特に月末はたくさん書いていました。
お洋服のお悩みと、お客様それぞれのライフスタイルのお悩みや価値観というのは、やはり結びついてくるんですよね。
その中で、ご家族やご友人にはちょっと言えないことを、ちょっと距離のある販売員には言えるという立ち位置で、お話をお伺いしていました。
フクコトバ 「RYO」
なるほど!
私のイメージですが、服が好きで、服が売りたくて販売員さんになられた方の中には、「そんなにお客様のプライベートまでは興味ないよ…」という方もおられるのかなと思うのですが、「みい」さんは、元々そういったお話を聞かれたり、お話されたりするのがお好きだったんですか?
パーソナルスタイリスト「みい」さん
そうですね、おしゃべりをするというのがスゴい好きです!
私の趣味は、買い物とおしゃべりですから。(笑)
フクコトバ 「RYO」
いやー、とっても良いですねー!!(笑)
とはいえ、最初は「売り込まれるんじゃないか?」と警戒されているお客様も多いと思うのですが、「みい」さんはそのようなお客様にどのようにアプローチをされるんですか?
パーソナルスタイリスト「みい」さん
そうですよね。
例えば、一人のお客様の接客時間が20分くらいだとしたら、商品のことについては5分未満しか話しません。
あとは、ほとんど雑談で、「今日はどこ行って来たんですか〜?」とか「何見て来たんですか〜?」みたいな感じで話します。
雑談をしていると、お客様が気になられているアイテムの情報やキーワードが出てくるので、それと商品を見られる視線を見ながら、お話を組み立てていきます。
フクコトバ 「RYO」
いやー、めちゃくちゃ勉強になります。(笑)
ありがとうございます!!


③パーソナルスタイリストになった「きっかけ」

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フクコトバ 「RYO」
セレクトショップの方で、14年くらいご活躍されて、パーソナルスタイリストさんになったのは、どういった動機やきっかけがあったのですか?
パーソナルスタイリスト「みい」さん
私の担当させて頂いた顧客様は、本当に私のことを友達のように思って下さっている方が多かったんですね。
なので、自社の商品以外にも、「これとこれだったら、どっちがいいと思う?」と聞いてくださっていました。
初めは、一人でその商品を見に行って「こちらの方がお似合いになります」というのをお伝えしていたんです。
そういったことをしていると、お客様の方から「一緒に買い物に行かない?」と言ってくださり、私がお休みの日に、一緒に買い物に行ってアテンドするようになりました。
フクコトバ 「RYO」
セレクトショップの販売員時代から、もうパーソナルスタイリストのようなことをされていたんですね!
パーソナルスタイリスト「みい」さん
そうなんです!
それと、私の勤務していた店舗が、パーソナルスタイリストさんがよく来店くださる店舗だったので、その方からも「楽しいよ!」というのをお伺いしていたんです。
それで、ちょっとやってみようと思ったんです。
フクコトバ 「RYO」
では、パーソナルスタイリストさんとして、独立してからも引き続きその時のお客様が、お客様として付いて来てくださっていたんですか?
パーソナルスタイリスト「みい」さん
いやいや、それが、販売員とパーソナルスタイリストは全然違うものなんです。(笑)
パーソナルスタイリストとなると、サービスを提供して、お代を頂くのですが、今まで販売員としてあちこちお買い物を一緒に行っていて、「今日からお代を頂戴します」とはなかなか言えないんですよ。(笑)


④ECは成長するが、最終的には「人に戻ってくる」

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フクコトバ 「RYO」
今の服って、素人目線ではクオリティに大きな差はなく、どれを着てもある程度は着心地が良いし、オシャレだなと思っています。
その中で、私自身の体験談としても、「誰から買うか?」が重要だなと感じています。
パーソナルスタイリスト「みい」さん
私もそう思います。
今、ECがスゴいスピードで成長していて、サイトによってはAIも搭載されているので、すごく便利で使い勝手も良いと思います。
でも、最終的には「人に戻ってくるのかな」と思います。
その時に、頼って頂いたら嬉しいなと思います。
特に女性は、ライフステージによってお悩みが変化するので、それを一つ一つ違うお店でお話しするのは大変なので、そういったものをパーソナルスタイリストが一括で承らせていただくことが出来ればと思っています。
フクコトバ 「RYO」
今、パーソナルスタイリストを「みい」さんに依頼される方は、女性が多いですか?
パーソナルスタイリスト「みい」さん
今は圧倒的に女性が多いですね。
男性は、clubhouseの中でアドバイスを聞いて来られる方が多いですね。
フクコトバ 「RYO」
私も、まだパーソナルスタイリストさんに依頼をしたことがないのですが、やはり恥ずかしいという気持ちもあります。(笑)
おしゃれな服を着て、オシャレな店舗に入ってというのが、ドギマギしてしまうのではないかと…(笑)
でも、「みい」さんのお話をお伺いしていると、そういったところも緊張をほぐしてくださったり、お話してくださる中で、ハードル高くなく行くことが出来るんだなと感じています。
パーソナルスタイリスト「みい」さん
ぜひ、色んな店舗へお連れしますよ!!(笑)


⑤パーソナルスタイリストとして「ファッションの味方」になる

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フクコトバ 「RYO」
今、パーソナルスタイリストとしてご活動されている中で、「大切にしていること」はありますか?
パーソナルスタイリスト「みい」さん
ファッションが好きな方や、ファッションへ苦手意識のある方に、「ファッションやオシャレってこんなに楽しんだよ」という気持ちを思い出して欲しいし、知って欲しいと思っています。
先ほどRYOさんが言われたように、ファッションは初めの一歩を踏み出すまでのハードルが高いと思うので、そのために、「私を味方につけて欲しい」と思っています。
そして、その方のことを「ファッションを通して、毎日が楽しくなるように、お手伝いをして応援したい」し、「ご自身が自分で楽しんでお洋服を選べるようになるまで、寄り添いたい」と思っています。
フクコトバ 「RYO」
とても素敵ですね!
最終的には、その方が自立と言いますが、自分で自分の好きな服が分かって、それを買うことが出来る様に、寄り添うということなんですね。
パーソナルスタイリスト「みい」さん
はい、その時に私のことをお友達のような感覚で思っていただけたとしたら、その方とはまた一緒に買い物に行けると思うんです。
「今まで服が選べなかった私(お客様)から、服が選べるようになった私(お客様)へと変化していくことを一緒に楽しみたい」と思っています。
そういったお客様のファッションを通した成長過程も、私は一緒に見守りたいなと思っています。
フクコトバ 「RYO」
本当に、とっても共感します。
服って、一番身近な自己表現の方法の一つだと思います。
でも、一般的な社会人はなかなか日頃から自己表現をする機会はないと思います。
なので、ファッションもルーティン化していくんだと思うんです。
でも、このように「みい」さんとお買い物にいくことで、ファッションと「みい」さんを通して、自分を知って、自己表現がより出来るようになっていくというのが、とっても素敵ですよね。
パーソナルスタイリスト「みい」さん
一般的なスタイリストさんは、お客様の似合うファッションをご提案するのがお仕事だと思います。
ただ、パーソナルスタイリストはそれだけでなく「お客様にはそれぞれなりたい理想像があると思うので、そこに近づけるように、それをファッションで彩ることで、ちょっと自信が持てたり、ポジティブな気持ちになれたりするようなご提案ができるようにしようと心がけています。」


前編はここまでです!

いかがだったでしょうか?

下北沢でのファッションとの出会いから、さまざまなファッションカテゴリーをご経験されて、大手セレクトショップでトップ販売員としてご活躍された「みい」さん。

販売員として、お客様とお友達のような関係になり、その方のファッションアドバイスだけでなく、ライフスタイルにまで寄り添って来られました。

そして、パーソナルスタイリストとして、「ファッションの味方になりたい!」という想いを持って、今もご活躍されています。

私自身、「みい」さんのご経験やお話をお聞きし、「やはり信頼して、話したくなる方は、こういった方だなあ」と心から感じました。そして、販売員やパーソナルスタイリストとしてご活躍されて来た「みい」さんだからこそ、言われる「最終的には人に戻ってくる」というお言葉が胸に刺さりました。

後編では、このコロナ禍でのパーソナルスタイリストとしての独立や、今後の「みい」さんの展望をお聞きしています。聞くだけでワクワクするお話しです。

ぜひ、お楽しみに!!


ーーー後編へ続くーーー


〜パーソナルスタイリスト「みい」さん〜 のプロフィール

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「みい」さんは、現在パーソナルスタイリストとして、同行ショッピングやオンラインでのファッションのご相談をしておられます。
ぜひ、ご興味のある方は、下記より詳細をご確認ください↓
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「〇〇さんのフクコトバ〜他己紹介記事作成〜」について

個人でファッションコーディネーターやファッション関係の買い物同行サービス等をされている方へ、私たちフクコトバが、インタビューをさせて頂き、「他己紹介記事」を書かせて頂くサービスを実施しております!!

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■インタビュー方法
オンライン、対面どちらでも可能。(対面の場合は、関東圏のみ)
詳しくは応募フォームにてご希望をお聞かせください。

■インタビュー内容
(大枠の質問です。お話の流れによって変更もあります。)
Q:どのような活動をされているのか?
Q:活動をするに至ったきっかけは?
Q:ファッションや衣服に興味を持った経緯や体験談
Q:ご自身や活動でアピールしたいこと

■費用
無料

■所要時間
約1時間程度

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■お問い合わせ先
mail:fukukotoba00@gmail.com



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私たち「フクコトバ」の自己紹介記事↓

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