ドキュメンタリー映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』
「もう一度、国の運命と自分の運命がリンクしているという、ある種の陶酔感、高揚感みたいなものをもう一回経験したいっていう欠落感みたいなものが、あの世代(1930年代生まれ)にはある」by内田樹
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全共闘という言葉はよく聞くし
なんとなくのイメージもあるけどよく知らない。
僕は78年生まれ。
全共闘って小学生の時に『ぼくらの七日間戦争』(小説版)を読んで、ちょっとノスタルジックに語られてるので初めて触れた程度。
あとは浅間山荘とかにつながって
映画などで見知って、あ〜怖い…という印象。
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『独立少年合唱団』に全共闘のことが出てきましてイマイチ掴めなかったので
全共闘について知れる映画はないかと検索したら
これが出てきましたので観ました。
『三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜』。
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討論自体の熱情もすごいんですけど
文字量!
語彙力!
そして言葉がひとつひとつイキイキとして語られていることに驚きました。
で、ちゃんと討論をしてる。
相手の話を聞いている。
そしてちゃんと答えている!
↑こんな当たり前のことを、、、
いまの日本でどこで行われてるんだろう。。
今は
SNSでの短い言葉での叩き合いとか
冷笑とか
論破とか、
到底人と人が有機的に繋がる気のないことばかり横行してる。。
真逆!!
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この映画に出てくる人たちが言ってることに共感はできないけど
話を聞けばどういう思考回路なのかはわかってくる。
全否定したい極端な思想もあるけど
そこに至るまでの、ある種の人間的な気持ちをつかめると、
単なる敵、もしくはヤバいヤツだと思っていた人が対話できる相手に感じられるかもしれない。
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てか、三島由紀夫が◯◯したのは45歳だって!
僕いま45歳。
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