フクイヒロシ(映画垢)

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フクイヒロシ(映画垢)

ここは映画垢です。 ■映画イラスト→ https://note.com/fukuihiroshi/m/mb01a6b8589c2 ■本業はイラストレーターです→‪http://291illust.blogspot.com/

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四コマ映画 261〜

ネタバレしない程度に映画を紹介する【四コマ映画】。 ※ネタバレありには【ネタバレあり】と冒頭に記載。 → 【マガジン】四コマ映画(一覧) 273 アバウト・ライフ 幸せの選択肢 272 月 271 熊は、いない/ノー・ベアーズ 270 君は行く先を知らない 269リバー、流れないでよ 268 小説家の映画 267フリークスアウト 266 EO イーオー 265 高速道路家族 264 帰れない山 【ネタバレあり】263 ジュラシック・ワールド 炎の王国

    • 〝存在しない映画〟映画『えぇ、彼女は斧を持っていました』(2020)

      ※この映画は実在しません。〝ない映画〟です。 『三日前の犬』でラ・スペツィア映画祭の金狒々賞(グランプリ)を獲得したダグラス・ムーア監督の新作! キャリーの生涯を時系列をバラバラに描いているのでちょっと難しいところもあるんですが…、猛女という印象のキャリーの多面的な人間性が伝わってとにかく最初から最後まで面白かった! なんと言っても主演のミシェル・オーモンドの演技が素晴らしくて、酒瓶を割るシーンもちょっと楽しそうというか、活動のためだけじゃなくちょっと自分のストレス発散も

      • 映画『雪山の絆』「多くの報道が無思慮で強引な方法で我々の食事に焦点を合わせた」

        映画『生きてこそ』で描かれたウルグアイ空軍機571便遭難事故なんですね。 『生きてこそ』観てないんですが。 ** この事故と 彼・彼女らのサバイバルと ある決断と その後その決断を受け入れた人たちの物語ですね。 僕はその決断についてどうのこうのと意見を言う立場にないし 何か言いたい気持ちも正直あまりない。 ** 生還したナンド・パラードが自著『アンデスの奇蹟』にこう記している。 ** 彼らの決断を周囲も受け入れ、 彼らが信じている宗教にも許され、 法的にも無罪

        • ドキュメンタリー映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』

          「もう一度、国の運命と自分の運命がリンクしているという、ある種の陶酔感、高揚感みたいなものをもう一回経験したいっていう欠落感みたいなものが、あの世代(1930年代生まれ)にはある」by内田樹 ** 全共闘という言葉はよく聞くし なんとなくのイメージもあるけどよく知らない。 僕は78年生まれ。 全共闘って小学生の時に『ぼくらの七日間戦争』(小説版)を読んで、ちょっとノスタルジックに語られてるので初めて触れた程度。 あとは浅間山荘とかにつながって 映画などで見知って、あ〜

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          不発性を受け入れる 映画『独立少年合唱団』

          「自分の手であの戦争を裁かなかったんだ そんな国で何にも起こるわけないんだよ 何にも起こらないで ゆっくり発狂していくんだ」 ** VHSしかなくてずっっと観れずにいた『独立少年合唱団』。 『いつか読書する日』の緒方明監督作!! 長年待ちすぎて期待が高すぎた??? ** 外国映画と思って観たらとても興味深いし雰囲気もあります。 下手したらクーリンチェ感もあるかも。 ただ女性(女学生)の扱いがドン引きだし 全共闘についてもよく知らないので、、 話についていけない。

          不発性を受け入れる 映画『独立少年合唱団』

          ナウシカの王蟲に対する敬意みたいなもの 映画『デューン 砂の惑星PART2』

          僕は砂虫推しなんですよね。 とにかく砂虫に出てきて欲しかった。 正直、プラスチックで作られたゴンゴンゴンって打ち付ける機械で砂虫を呼び寄せる行為も 砂虫に対して失礼な気がしたし そりゃ砂虫ボードに俺も乗りたいけど あんな大きな砂虫(東京駅くらいあるでしょ)をそれこそ砂粒くらいの人間が思い通りに操縦できるってことにも 天動説を信じてた人間の驕りも感じた。 絶望的にデカい、絶望的に強い存在としての砂虫であって欲しかったのに、 ドラえもんの道具か もしくは電動キックボードくら

          ナウシカの王蟲に対する敬意みたいなもの 映画『デューン 砂の惑星PART2』

          公開中映画『アバウトライフ幸せの選択肢』四コマ漫画、パンフレットに掲載されております!

          公開中映画『アバウトライフ幸せの選択肢』の あらすじ四コマ漫画を描かせていただきまして、パンフレットに掲載されております! わ〜い! 劇場によってはフロアに イラスト が掲示されている、かも、知れません。 実力派俳優たちの豪華で贅沢な会話劇。 オトナの映画となっております。 是非とも〜! チラシにも掲載されております! ウィリアム・H・メイシー の魂の叫びを手に取って見てみてください。

          公開中映画『アバウトライフ幸せの選択肢』四コマ漫画、パンフレットに掲載されております!

          新作ドキュメンタリー映画『BORDER 戦場記者 × イスラム国』

          須賀川監督の新作ドキュメンタリー映画『BORDER 戦場記者 × イスラム国』。 まずは3/15からのTBSドキュメンタリー映画祭で3回だけかな、上映されますね。 20日(水・祝)東京を皮切りに、全国6都市で順次公開されます。 *** 前作『戦場記者』を観ていなくて、この『BORDER 戦場記者 × イスラム国』を試写会にて先に観ました。そして、配信で『戦場記者』を観ました。↓ というのも、これが須賀川さんの作風なのかどうかを確認したかったので。。 *** ガワの

          新作ドキュメンタリー映画『BORDER 戦場記者 × イスラム国』

          ドキュメンタリー映画『戦場記者』少しの行動の変化が生まれるかも知れない

          危険な地域に取材に行くジャーナリストの数が海外より日本の方が少ない。 フリージャーナリストはいても、テレビ局などの会社に所属している記者で危険な地域に行ける人はどうやら本当に少ない。 会社には安全配慮義務があるので社員を行かせるのはリスクだし、世論も政治も日本人が危険な地域に行くことを嫌うし、もし誘拐でもされたら記者が叩かれ、自己責任だと見捨てられる。 故に、紛争地での映像は海外ジャーナリストが撮影し外国語で解説しているものばかりを日本人は見ることになり、それに慣れて

          ドキュメンタリー映画『戦場記者』少しの行動の変化が生まれるかも知れない

          『オッペンハイマー』と併せてどうぞ 映画『ひろしま』(1953)

          「昔の立派だった頃の日本を思い出すことは大変良いことだと思いますが、 そうした国民の中の感情に隠れて、 また誰かが戦争の準備をしているのではないでしょうか。」by ご先祖様 まだ映画『オッペンハイマー』観てません どうやら噂では、『オッペンハイマー』には広島の原爆投下の惨劇の描写がないor少ないらしいですね。 それには制作意図があって、それに納得する人もいれば、批判もあるとのこと。 もしも原爆の本当の恐ろしさが描かれていなくてその必要があるのであれば、それを補う映画を観

          『オッペンハイマー』と併せてどうぞ 映画『ひろしま』(1953)

          これを2000円で観れるのは安い。。映画『哀れなるものたち』

          これを2000円で観れるのは安い。。 6000円ですって言われても「…わかりましたよ!」って払いますよ。 それくらいものを観ました。 演技から映像から音楽から美術から、僕が気づかないような何から何まで、目から耳から極上体験でした。 サウンドもほんと良かったんだよな。 美術もホント素晴らしかった。 眼福とはまさにこのこと! 『カリガリ博士』感ありましたね、美術が。 ** ただ、ランティモスファンとしてはちょい物足りない。。 前作同様ランティモス監督の中ではかな

          これを2000円で観れるのは安い。。映画『哀れなるものたち』

          エレガントでロマンチック 映画『伯爵』アカデミー賞撮影賞ノミネート作

          アカデミー賞撮影賞ノミネート作だけあって映像が素晴らしい。 ずっとエレガントでロマンチック。 吸血鬼の飛翔シーンもCGじゃなくてワイヤーなのとこもいいですね。 人間臭さもあるしおかしみもあるし、やっぱりロマンチック。 ** 監督はチリの映画監督のパブロ・ラライン。 この映画の主人公は、チリの 独裁者アウグスト。 彼が実は250歳の吸血鬼だったってことにした風刺映画。 ヴェネチアの脚本賞も取ってますね。 そりゃそうだ、面白いもん。 ** 始まってしばらくずっと楽しい

          エレガントでロマンチック 映画『伯爵』アカデミー賞撮影賞ノミネート作

          『ラースと、その彼女』感あり 『夜明けのすべて』

          珍しい人たちを映画に引っ張り出して珍しい人たちを映画に引っ張り出して マジョリティに苦しめらる様子をさんざん描いといて ラストで死ぬ、 で何故か観客は「感動したー」と感想を書く、 みたいな映画がずっと作られてきたし 日本では数年前まであったけれども、、 いやはやようやくここまで来たもんだ。 原作小説があってのことだけど 監督によって原作がよくても映画でズタボロにしちゃうパターンもあるもんね。 ** 原作は未読だけど おそらく原作がこのトーンなんでしょうね。 このト

          『ラースと、その彼女』感あり 『夜明けのすべて』

          映画『ゴジラ』(1954) 紹介マンガ

          ゴジラは白亜紀頃から静かに海中で暮らしていましたが、 水爆のせいで安住の地を追われ、仕方なく地上に現れました。 被爆地の島民も故郷を追われました。 ゴジラによって焦土と化した東京の姿は東京大空襲を呼び起こしたでしょう。 また、被爆した子供にガイガーカウンター(放射能測定器)を当てるシーンは3.11の原発事故を経験した現代人にとっても心が痛みます。 『シン・ゴジラ』では死の描写を敢えて避けていましたが、 『ゴジラ』では閃光で焼け死ぬ人々や実況中継しながら殺される撮

          映画『ゴジラ』(1954) 紹介マンガ

          共感イラネ 査定もイラネ 映画『マエストロ:その音楽と愛と』

          流石に面白いですね。 固形化したメッセージを伝えてこないのが面白い。 愛とはこうであるべき、などのべき論も唱えないし なんなら共感さえも求めてこないし 本人たちの気持ちさえもイマイチわからない。 分かろうとしてくんじゃねーよ感、がいい。 査定とかしてくんじゃねーよ感が、好き。 *** 3人の子供を含めたサブキャラたちが一様に薄っぺらい。 これはわざとでしょう。 友人たちも通り過ぎた男たちも存在が薄い。人格があまり見えてこない。 特に子供3人は全然描き分けがされてい

          共感イラネ 査定もイラネ 映画『マエストロ:その音楽と愛と』

          猫の日2024 イヌ派が描いたネコ映画紹介マンガ😺

          ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画) 僕は犬派ですし、 麻薬中毒の路上シンガーが?猫と出会って?人気者になって?ヤク中から抜け出して?そのこと本に書いたら世界で1000万部売れた? で『英国王のスピーチ』の製作陣が映画化? ハァ? と思っていましたが、ビックリ、しっかり感動しました。。 四コマ映画→http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=1784 ジェームスとボブ(猫)との出会いは映画の

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